【シゴトを知ろう】タイ古式セラピスト 編

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【シゴトを知ろう】タイ古式セラピスト 編

2017.08.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】タイ古式セラピスト 編

タイ古式セラピーはタイに古くから伝わるセラピーで、凝り固まった全身の筋肉を緩める、筋肉を伸ばす、体のゆがみを整えるという3つの手技からなっています。免疫力を高め、ホルモンバランスを整える効果もあるといわれていて、タイでは治療やリハビリにも利用されています。
近年、日本でもタイ古式セラピーが受けられるお店が増えていますが、今回お話を伺った村上美苗さんのキャリアは15年以上! タイ古式セラピーに出合ったきっかけや仕事の楽しさなどについて教えていただきました。

この記事をまとめると

  • お客さまの生活の質を上げるサポートをする仕事
  • 「手に職を付けたら一生我が身を助けてくれる」。祖母の口癖に影響を受けた
  • セラピーの技術や知識も大事だけれど、求められるのはお客さまに寄り添う気持ち

長く続けているセラピストは、自分の体を傷めない施術方法も研究している

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

お客さまにタイ古式セラピーを施術することと、セラピーの技術を教える講座を開催することが主な仕事です。それ以外には、勤務しているサロンの店長として、お店の事務処理をしたりスタッフの教育をしたり、新しいメニュー開発などもしています。

<一日のスケジュール>
09:30 出社、店の掃除など開店準備、予約状況の確認
10:00 開店、お客さまへの施術、スタッフミーティング、事務作業、空き時間に休憩
20:00 閉店、売上計算、翌日の準備
21:00 退社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

「体が楽になった」とお客さまに喜んでいただけることがやりがいです。腕を頭の上に上げられなかったのに、セラピーを受けた後には楽々と上げることができるようになるなど、目に見える効果が表れた時は特にうれしいです。

体のどこかがつらかったり、思うように体を動かせなかったりする状態を改善して、お客さまに毎日をより楽しく過ごしていただきたいです。タイ古式セラピーを通じて、お客さまの生活の質を上げる手伝いができると思っています。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

指や腰を痛めるなど、施術する側が体を壊して仕事を辞める姿を見ることがつらいです。
タイ古式セラピストの仕事を長く続けていくには、まず自分の体を壊さないようにしなければなりません。そのためには、セラピーの手順を学ぶだけではなく、自分の体型に合った施術方法を見つけることが大切です。技術を向上させるための勉強は、一生続くと思っています。

街中では人の体を観察。歩き方などから体の不調を推測する

指の形は人それぞれ。自分の指の形や力に合った施術をすれば指を痛めない

指の形は人それぞれ。自分の指の形や力に合った施術をすれば指を痛めない

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

祖母の口癖が、「手に職を付けたら一生我が身を助けてくれる」でした。父があん摩マッサージ指圧師(*)だったこともあって、私も一生の仕事にできるものを身に付けたいと子どもの頃から考えていました。

高校卒業後は介護の仕事に就きましたが、無理な働き方で体を壊して退職することになってしまいました。父にマッサージをしてもらって健康を取り戻すことができたので、自分も人を癒やす仕事をしようと決めて、リラクゼーションサロンに再就職しました。
そのお店の研修では5種類の施術を習得しなければならず、そこで初めてタイ古式セラピーを知りました。続けるうちにもっと勉強したくなって、今日まで続いています(笑)。


*あん摩マッサージ指圧師:肩こりや腰痛など慢性的な体の不調を、もむ・押す・たたくなどの手技で血行をよくして和らげる仕事。国に認定された大学や専門学校もしくは養成機関で3~5年以上学び、国家試験に合格しなければならない。


Q5. この仕事に就くために、何を学びましたか?

タイ古式セラピーの仕事に就くためだけではないのですが、新聞を読み、知らない漢字や言葉があれば、辞書で調べるようにしていました。きっかけは、高校卒業後に就職した会社の上司から、新聞を読むことを勧められたためです。
それまで私は、新聞には全く興味がなかったのですが、「とにかく新聞を読め 世の中を知りなさい」と上司に言われ、読むようになりました。新聞を読むようになったことで、お客さまとの会話の幅が広がったり、お客さまの仕事の背景を想像できるようになったりなど、とても役に立っていると思います。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の時は、父の後を継いでマッサージの仕事がしたいと思っていました。店の手伝いをしていたので、体が楽になったと笑顔で帰るお客さまや「ありがとう」とお客さまから感謝されている父の姿をよく見ていたんです。そんな父がとても誇らしかったですね。

「人の体に触れることは、その人の命を預かることと同じ。安易な気持ちで始めてはいけない」という父の考えから、家族は私がマッサージの仕事に就くことには反対でした。当時は反対を押し切るほどの強い気持ちがなかったので、高校卒業後はマッサージとは全く違う仕事に就きました。
でも、高校生の時の思いがあったから、今タイ古式セラピストの仕事をしているのだと思います。

不調の原因を探るため、まずはお客さまと向き合う

アクロバットな姿勢が多いが、痛さはなく施術中に眠ってしまう人も

アクロバットな姿勢が多いが、痛さはなく施術中に眠ってしまう人も

Q7. どういう人がタイ古式セラピストに向いていると思いますか?
 
この仕事は手技がうまいだけでは通用しません。素直な心を持っていて、人の話を聞くことができる人が向いています。
経験を積むと、お客さまの体の不調の原因を先回りして判断してしまうことがあるんですが、お客さまが訴えている症状の原因を探るためには、先入観を持たずに素直に話を聞けることが大切です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
仕事に必要な専門的な知識を得ることはこれから先でもできますが、学校の勉強は今しかできません。学校で学ぶのは、人が生活をしていくための基礎となる知識です。そのような知識を持つことは、人生の選択肢を増やすことにつながるので、学校でしっかり勉強して、たくさんの選択肢の中から自分の夢を見つけてほしいですね。


「タイ古式セラピストの仕事を長く続けるには、体のことをよく知ることが大切」と村上さんはおっしゃっていました。体の使い方を知るには、太極拳など武術の動きが参考になるそうです。将来、タイ古式セラピストの仕事に就きたい人は、武術に挑戦して体について学んでみてはいかがでしょうか。
また、人ときちんとコミュニケーションが取れることもリラクゼーションの仕事において大切な要素です。「人に喜んでもらいたい」「人の役に立つのが好き」と考えている人は、やりがいを感じられる仕事かもしれませんね。

【profile】株式会社クリスタル 「La View Crystal(ラヴュー クリスタル)」店長 村上美苗

セルフメディケーションサロン「ラヴュー クリスタル」 http://laviewcrystal.com/

この記事のテーマ
エステ・ネイル・リラクゼーション」を解説

ネイルアーティストやエステティシャンなど、美容のスペシャリストを育成したり、アロマセラピストやマッサージ師のように身体のもみほぐしや香りでの癒しに関わる知識と技術を身につけます。あわせて学校では、職業に応じた専門技術と接客能力を磨きますが、新しい技術やトレンドに対応するため、自ら学び続ける好奇心やセンスが求められます。

「エステ・ネイル・リラクゼーション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「タイ古式セラピスト」
はこんな仕事です

2500年もの歴史を持つ伝統医療「タイ古式マッサージ」の技術者。タイ古式マッサージとは、手指や腕、関節、足を使い、顧客の「セン」と呼ばれるエネルギーラインを刺激しながら体のツボを押し、全身をマッサージする手技療法。日頃のストレスで緊張し縮んだ筋肉を伸ばすことで高いリラクゼーション効果が得られる。自らの体重と全身を使って施術するので、施術者の負担も少なく、特に女性が活躍できる職業の一つとして注目を集めている。基本的には、日本での技術習得が可能だが、本場タイで修業することもできる。

「タイ古式セラピスト」について詳しく見る