【シゴトを知ろう】フラワーセラピスト 編

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【シゴトを知ろう】フラワーセラピスト 編

2017.08.31

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】フラワーセラピスト 編

色とりどりに美しい花を見ると、何となく豊かな気持ちになれますよね。そんな花の“癒やしの力”を使って心身に働きかけてくれるのがフラワーセラピーです。吉祥寺でフラワーセラピーを取り入れた花屋さん「花心(はなごころ)」を営む三枝裕典さんに、お話しを伺いました。

この記事をまとめると

  • 店舗での生花販売の他、高齢者福祉施設などでのフラワーセラピーを実施
  • 多くの人が生活の中で花に癒やされている様子がやりがいにつながる
  • 花屋でのアルバイトからフラワー業界に。その後カウンセリングを勉強した

花の色や香りで心身を癒やす

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

フラワーセラピーは花を使った芸術療法の一つで、生花に触れ、その色や香りで心身を癒やしてもらうことを目的としています。僕は現在、老人ホームなど高齢者福祉施設でのレクリエーションや、幼稚園・保育園・イベントでのワークショップなどを中心にフラワーセラピーを行っています。セラピーではまずテーマに合わせて工作を行い、その後自由にアレンジメントを制作してもらいます。作品が完成したら写真撮影などをしながらゆっくりとした時間を過ごし、持ち帰って花の癒やし効果を体感していただきます。またお子さん向けのワークショップでは、ひな祭りやバレンタインデーなど季節に合わせたアレンジメントが人気です。
店舗での販売の際も、フラワーセラピーを生かした接客を行っています。例えば「フラワーアレンジメントを作ってほしい」と言われたときにも、こちらでコンセプトを決めるのではなく、お客様のお話を傾聴し、その方が求める最高のお花を提供するように心掛けています。

<一日のスケジュール>
5:00 花の仕入れ(月・水・金曜日のみ)
9:00 出勤、開店準備、花の手入れや水の入れ替えなど
10:00 開店
12:00 出張セラピーに向かう
13:00 老人ホームでのフラワーセラピー
16:00 店頭での接客対応など
19:00 閉店、その後売上げの集計やメール対応などの事務処理

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
店頭で花束やアレンジメントをお作りすると、ほぼ全てのお客様が「キレイ」「イメージ通り」と喜んでくれます。さらに後日お礼のために来店してくださったり、ご自宅で飾っている様子を写真に撮って見せてくれたりする方もいます。老人ホームなどでのフラワーセラピーでも、制作したアレンジメントはそれぞれ持ち帰ってもらいます。すると次にお伺いした時、「お花にすごく癒やされた」「毎日お世話をしているんですよ」などと、ご利用者様が声を掛けてくださるんです。その場で喜んでもらえるだけではなく、生活の中で長く花を楽しんでくれている様子を聞くと本当にうれしいです。

 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
店の運営は僕1人でやっているので、出張でのフラワーセラピーの際にはどうしても店を閉めなければいけません。当店はフラワーセラピーを取り入れた花屋なので、接客対応を誰にでも任せられるという訳ではないんです。現在はアルバイトさんにお願いして少し楽になりましたが、人のやりくりという面では大変なこともあります。

生物が得意だった高校時代。環境への興味から農学部へ進学

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?
 
学生時代に花屋さんでアルバイトをして、それがとても楽しかったのが最初のきっかけです。アルバイトを通して店頭での販売やブライダル、装飾など、幅広いジャンルを経験しましたが、葬儀に関わる仕事だけは機会がありませんでした。そこで経験のない世界を知りたいと思い、卒業後は葬儀の花を専門に扱う花屋に就職。仕事で毎日花に携わる中で、花の持つ癒やしの力をますます強く実感するようになりました。花の力を、多くの人にもっと身近に感じてもらえる方法はないだろうかと考えていた時にフラワーセラピーに出合い、カウンセリングの勉強を始めました。

 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
農学部で植物について学んでいました。花屋でアルバイトを始めたのも植物についてもっと深く知りたいと思ったからです。当初は都市の壁面緑化や屋上緑化に関心があったのですが、勉強を進めるうちに、植物を用いた室内装飾に興味を持つようになりました。屋内で植物を育てるにはどうすればよいか、どの植物にどんな肥料を与えればよいかなど、現在の仕事に役立っている点も多くあります。経験や勘だけに頼るのではない、しっかりとした知識を身に付けることができました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校時代は生物の授業が好きでした。遺伝の法則なども、教科書の暗記だけでなく深いところまで勉強すると、すごく面白かったんです。また環境汚染や自然景観に興味があり、街の清掃ボランティアに参加したりしていました。ボランティア活動を通してさまざまなことを見聞きし、環境に対する興味もより深まっていったと思います。そういったことがきっかけで、大学に進学する時には農学部を選びました。

「花と人が好き」という気持ちさえあれば、技術は後からついてくる

Q7. どういう人がフラワーセラピストに向いていると思いますか?
 
「花と人が好き」という人が向いていると思います。僕がこれまで花の仕事をしてきて思うのが、「花が好きな人は人にも優しい」ということ。就職活動の時にもたくさんの花屋さんを回りましたが、受験会場で出会った人たちは皆優しくて周りに気遣いをする人ばかりでした。まずは、花と人が好きという気持ちさえあれば、技術やセンスは後からついてくると思いますよ。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
僕は今、会社勤めとはまた違った自営業の面白さというものを実感しています。自営業には「こんなことをやったら面白そう」「こういうニーズがありそう」というアイデアを、上の人を通さずにすぐに行動に移すことができるスピード感があります。そして自分が動いた分、お客様の笑顔の数だけ利益も増えていくんです。高校生の皆さんが将来の進路を考える時、会社に就職するというイメージを持つ方が大半だと思います。でも自分の力で好きなように仕事をデザインしたいと考えるなら、起業という道を将来の選択肢に加えてみてもよいのではないでしょうか。その中でも花の仕事は、お祝いや葬儀などいろいろなジャンルがあり、自分のやりたい分野を見つければ起業しやすい業界だと思います。「花と人が好き」「お客さんの笑顔を間近で見たい」という人には、おすすめの仕事だと思います。



高校時代から自然環境に興味があり、「なぜか生物の成績だけは良かったんですよ(笑)」と言う三枝さん。好きなことを勉強するうちにどんどん面白くなり、大学の農学部に進学しました。そこで学んだことが、現在の仕事にも生きているようです。高校生の皆さんも、得意科目や興味のあることを突き詰めてみると、将来への道が開けてくるかもしれませんよ。


【profile】花心 フラワーセラピスト 三枝裕典
http://heartfelt-flowers.com

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「フラワーセラピスト」
はこんな仕事です

人間の心身を整えてくれる効果を持つ、花の生命エネルギーを暮らしの中に取り入れ、心療内科的な癒しを引き出す職業。花には美しい色彩があり、豊かな芳香に満ちている。花がもたらす色彩心理やアロマテラピー効果について学び、ストレスの多い現代人の心身を癒しの面から優しくサポート。医療や福祉施設でも新たなセラピーとして注目を集めている。数多い種類の生花のエッセンス、セラピーの正しい知識、臨床の技術を持つセラピストが求められ、最近はアロマサロンや美容の世界でも需要は増している。

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