【シゴトを知ろう】ファッション雑誌記者・編集者 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ファッション雑誌記者・編集者 ~番外編~

2017.09.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ファッション雑誌記者・編集者 ~番外編~

株式会社徳間書店で、ファッション雑誌「LARME」の編集者として雑誌の出版の仕事にたずさわっている板倉由佳さん。番外編では、情報収集の仕方や、編集者としての心構えについてのお話を中心に伺っていきます。

この記事をまとめると

  • 日常の人との関わりや目にするメディア全てが企画につながっていく
  • 雑誌の作り手と購買層は異なることも多い。雑誌の目指す価値観の共有が大事
  • いろいろな部門の人と関わる編集者。意思の強さと柔軟さが求められる

生活の全てが企画につながるという意識で日頃から情報収集

――ファッション雑誌というと流行の先端というイメージがありますが、毎回新鮮な企画を出していくために、どのような形で情報収集されているのでしょうか

情報は何から集めるということでなく、生活に関わる物事全てから情報収集をしています。例えばモデルさんやヘアメイクさんと流行のもの、流行色やどんなテイストのメイクが今の時代の感覚に合っているか、といったことは普段の撮影時など日常的に話しています。他にもいろんな人と会って話すことが大事だと思います。展示会に足を運んで、流行より早めのアイテムを目にしたりもします。

それから、雑誌はたくさん読みます。ファッション誌はもちろん、アイドル誌や写真集も見ます。テレビやInstagramもよく見ますね。

――ファッションブランドの展示会について教えていただけますか?

S/S(スプリング・サマー)の展示会が冬の間にあって、A/W(オータム・ウィンター)の展示会が春から初夏にかけてあります。展示会が多いシーズンは年に4〜5回で、このサイクルに合わせて各ブランドが展示会をします。

場所はプレスルームやレンタルスペースで開催されるのですが、ファッションショーみたいなことではなく、お店のように新作の洋服がたくさん陳列されています。

その場で具体的に商品を選ぶことはなく、全体的な傾向を見たり企画に合いそうなものをピックアップしておいて、スタイリストとの打ち合わせのときに資料として見せるなどという活用の仕方をします。

雑誌の目指す価値観を皆で共有することで、目指す場所が見えてくる

――ご自身が担当されている『LARME』は18〜23才くらいがターゲットだということですが、当然モデル以外のスタッフは皆、年齢層が上になると思います。ジェネレーションギャップなどのご苦労はありませんか?

年齢だけでなく、テイストも全然自分とは違いますし、それは前の会社で担当していた雑誌も同じでした。ですが、編集部内や撮影スタッフとの間で「LARME的にかわいいってこういうことだよね」という価値観をいつもきちんと共有しているので、自然に目指すところが分かってきます。

『LARME』は流行そのままでなく、流行も取り入れつつ独自のスタイルを追究した雑誌になっており、『LARME』としての完成度を高めていくというスタンスです。また、雑誌は一人で作るものではなく、関わるみんなの感覚を持ち寄って作り上げていくものなので、一人の感覚や価値観だけで左右されることはありません。


――多くの雑誌で、編集者はターゲットそのままではないことが多いのでしょうか?

若者向けの雑誌では、若いアシスタントなどが読者寄りにぐっと入り込んで仕事するというような感覚もあると思いますが、実は上の世代が、この雑誌らしさとはこういうことだという客観性を持ちながら仕事を担っているという場合が多いと思います。

自分をしっかり持った個性的な人が多いファッション誌の編集者

――ファッション雑誌の編集者にはどんな方が多いですか?

マニアックでこだわりの強い変な人が多いです(笑)。自分をしっかり持っている人。時にはカメラマンと議論するなど、外部スタッフとも渡り合わなくてはいけない仕事なので、我が強くないとやっていられないところはあります。ただ、頑固さだけでなく柔軟さも必要なので、そのバランスが難しいと思います。
 
 
――最後になりましたが、これからやってみたいことや目標があればお聞かせください。

今の仕事も面白いのですが、自分に近い年齢層の雑誌もやってみたいですね。読者の悩みやニーズにさらに寄り添えるものが作れると思うので。これからもたくさんの人に読んでもらえる雑誌を作っていきたいです。



流行の移り変わりがめまぐるしいファッション業界。その最先端で仕事をしている人たちは、意外にも流行自体に踊らされてはおらず、オープンマインドであること、自分の感覚に正直にあることでアンテナを研ぎ澄ませているものなのだと感じました。

ファッション雑誌の編集者は、責任も大きく、幅広い能力を要求される仕事ですが、それだけに自由度高くもの作りがしたいという人にとっては、大きなやりがいをもたらしてくれる仕事だといえるでしょう。
 
 
【profile】株式会社 徳間書店 ラルム編集部 編集 板倉由佳

LARME 公式サイト http://www.larme-magazine.jp/
LARME公式Twitter  https://twitter.com/larmemagazine?lang=ja

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ファッション雑誌記者・編集者」
はこんな仕事です

ファッション雑誌の誌面をつくる仕事。情報収集、編集企画、取材・撮影、誌面レイアウトなどの過程のなかで、記者は主に取材と原稿のライティングを行う。編集者はページの全体構成を練り、記者やカメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、モデル、撮影場所などを手配する。原稿と写真、図版が揃えば、デザイナーがDTP作業でレイアウトを完成させ、データが印刷所へ渡る。原稿制作や編集といったスキルに加え、ファッションや流行への敏感さが必須。おしゃれで華やかなイメージだが、パソコン作業や雑務も多い職業である。

「ファッション雑誌記者・編集者」について詳しく見る