【シゴトを知ろう】ファッション雑誌記者・編集者 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】ファッション雑誌記者・編集者 編

2017.09.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ファッション雑誌記者・編集者 編

みなさんにはお気に入りの雑誌はありますか? 書店に並ぶ雑誌の中でも、とりわけ華やかでスタイリッシュな表紙が目を引くのがファッション雑誌です。
今回は、株式会社徳間書店ラルム編集部でファッション雑誌『LARME』の編集をされている板倉由佳さんに、ファッション雑誌編集者の仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • ファッション誌編集者の仕事の範囲は幅広く、誌面作りを統括する立ち位置
  • 体力とコミュニケーション力、特に意図を正しく伝える能力は大切
  • 入り口は狭いが、編集経験を積むことで他ジャンルから転職するという道もある

受け持ったページの誌面作りのほぼ全てに関わる

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
ラルム編集部の編集チームは、編集長を含めて5人です。チームで一冊の雑誌の企画担当を割り振り、受け持ったページに関してはほぼ全てを任されます。ファッション雑誌の編集者の仕事の範囲はとても広く、エディターというよりはディレクターに近い仕事だといえると思います。

具体的には、テーマや企画の立案、誌面の構成、撮影のためのカメラマン・スタイリスト・ヘアメイク・モデルなどのスタッフィング、ロケの手配、撮影立ち会い、写真のセレクト、原稿のライティング、外部デザイナーへのデザイン発注、校正といった仕事になります。また、自分の担当部分の予算管理も任されます。

やることは山のようにあり責任も重いですが、担当箇所については全て任されているため、自分の裁量で仕事を進めることができます。

<ある一日のスケジュール>
11:00 出社 ブランチ
     事務作業・企画会議・資料探し・打ち合わせ・モデル顔見せ・各所とのやりとり・ブランド展示会へ行って情報収集など、やることは日によってばらばら。
撮影の日は5時出社・社内でヘアメイクを仕上げてから夕方までロケといったスケジュールの日も   
22:00 終業 終業も日によって異なる。時には仕事が深夜に及ぶことも

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

雑誌を一冊作り上げるためには膨大な作業があり、多くの人が関わります。それだけに完成した時の達成感は大きいものがあります。

仕事を始めた頃は、毎回無我夢中でした。自分の関わった雑誌が書店に並んでいるのを見るとやはりうれしかったです。ただ、仕事に携わるごとに反省点も増えるので、今ではうれしいというより、もっとここはこうすればよかったなどの思いが先立って、少し苦い気持ちになることもあります。でもやっぱり良い撮影ができてかわいい写真が撮れたときなどはうれしいですね。

Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

『LARME』は隔月誌ですが、それでも締め切りに間に合うように仕事を進めるのは大変です。締め切り前は仕事が深夜に及ぶことも多く、体力がなくては務まらない仕事だと思います。スタイリストさんとの事前のコーディネートチェックなども、遅い時間から始まることが多いです。納得のいくものを作りたいという思いと、間に合わせなければという思いのせめぎ合いがあります。

また、編集者はさまざまな外部の人とやりとりをします。そうした時に、こちらの意図が正確に伝わらず、意思のズレを生んでしまうことがあります。正確な意図を説明すること、それを相手と共有することは難しいです。

制作会社や編集プロダクションで編集経験を積んだ後に転職

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

今の編集部に来て2年になります。前は別のファッション雑誌の編集をしていました。

大学の就職活動時、東京の出版社を複数受けましたが、特に大手の入社試験は大変な難関です。何千人もエントリーして、採用されるのはたったの7〜8人だったりします。筆記試験も長文問題あり、時事ネタ・歴史など幅広い知識を要求されて、本当に難しい試験でしたね。

そこで、地元大阪の美容系Web制作会社の取材ライターをすることから始めました。在籍時に、ある企画で雑誌を出版したことをきっかけに、やはりWebより紙の雑誌に関わりたいという思いが強まり、旅行情報誌を扱う大阪の編集プロダクションに転職しました。

20代の後半に一念発起し、ファッション雑誌の編集者に絞って、東京で改めて就職活動をしました。今では知り合いも増えましたが、当時は東京での人脈もないので、Webで求人を見つけて複数の会社にあたりました。ファッション誌の経験はなかったものの、旅行雑誌での編集経験を買ってもらって、採用してもらうことができました。編集経験がなければ採用はしてもらえなかったと思います。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学では経済学部に通っていました。大学受験から大学時代にかけては、将来に対する具体的なイメージはまだ持っていませんでした。

ですが、いざ就職活動が始まり自分の進路を改めて考えた時、やはり出版業界に進みたいと思い、出版社しか受けませんでした。出版業界は東京に集中していますが、私は関西在住でしたので、就職試験を受けるために東京に通うだけでも大変でしたね。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
子どもの頃から本と本屋さんが好きでした。高校の頃、雑誌『CanCam』がすごく流行っていて、自分もキラキラした世界が楽しくてずっと読んでいました。その頃に、自分もこういう雑誌を作ってみたいと思ったのがきっかけです。

ファッションには興味があるのですが、自分が着飾りたいという感覚はあまりなく、作ってみたいに自然と意識が向きました。

単なる知識ではなく、情報をどう分析してアレンジするかが問われる

Q7. どういう人がファッション雑誌編集者に向いていると思いますか?
 
雑誌にもよりますが、自分自身がファッションに詳しい必要はそれほどなく、知識は後からついてくるものだと思います。それよりも、その雑誌らしさをどう表現していくかということが大切なので、流行にアンテナを張っておくことも必要なのですが、流行をそのまま追いかけるのではなくて、さまざまな情報を分析してアレンジしていくセンスが問われると思います。

もちろん、体力勝負なところはあります。外部スタッフとたくさん関わる「はじめまして」の多い仕事なので、コミュニケーション力は大事です。

他には作ることが好きだということは必要じゃないでしょうか。どうやったら読者に響くだろうということは、作ることが好きでないと考えないものだと思うので。キャッチコピーなど、さまざまな種類のライティングもするので、文章能力もある程度あったほうがいいです。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

小さな物事を大きく面白く広げる能力を磨くことが大事だと思います。そのためには、否定をしないこと、とにかく好奇心を持って、何でもいいからいろんなことに参加する・チャレンジする・体を動かしていくこと、人と会って話すことが大切だと思います。
 

 
受け持ったページに関わる全てのことを担うのが、ファッション雑誌の編集者という仕事。自由度高く仕事を組み立てていけるので、雑誌が好きでもの作りが好きな人にとっては、とても魅力のある仕事だろうと感じました。

また、畑違いの分野を経て、高校時代からの夢だったファッション誌の編集者になった板倉さん。いかに経験を積み上げてステップアップしていくかが、編集者としてのキャリアアップの鍵になるといえそうです。
 
 
【profile】株式会社 徳間書店 ラルム編集部 編集 板倉由佳

LARME 公式サイト http://www.larme-magazine.jp/
LARME公式Twitter  https://twitter.com/larmemagazine?lang=ja

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ファッション雑誌記者・編集者」
はこんな仕事です

ファッション雑誌の誌面をつくる仕事。情報収集、編集企画、取材・撮影、誌面レイアウトなどの過程のなかで、記者は主に取材と原稿のライティングを行う。編集者はページの全体構成を練り、記者やカメラマン、スタイリスト、ヘアメイク、モデル、撮影場所などを手配する。原稿と写真、図版が揃えば、デザイナーがDTP作業でレイアウトを完成させ、データが印刷所へ渡る。原稿制作や編集といったスキルに加え、ファッションや流行への敏感さが必須。おしゃれで華やかなイメージだが、パソコン作業や雑務も多い職業である。

「ファッション雑誌記者・編集者」について詳しく見る

あなたの適性にあった学びや仕事が見つかる

適学・適職診断

無料

進学・適職診断を受ける