【シゴトを知ろう】モバイルデザイナー 編

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【シゴトを知ろう】モバイルデザイナー 編

2017.08.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】モバイルデザイナー 編

今や生活に欠かすことのできない携帯電話。モバイルデザイナーは、その携帯電話や関連グッズをデコレーションするお仕事です。スマートフォンが普及した最近はスマホケースを“デコる”のが主流で、「デコデザイナー」「デコアーティスト」とも呼ばれます。デコレーション&ネイルサロン「Bijou(ビジュー)」を運営するデコ&ネイルアーティストの藤井愛弓さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • やりがいを感じるのはお客様が再来店してくれた時
  • 仕事を始めた頃は「デコ電」が誕生したばかり。技術は独学で身に付けた
  • デコ技術だけでなく、ニーズをつかみ取るためのトーク力・提案力が必要

スマホケースやバッグを華やかに“デコる”

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

サロンではスマートフォンケースをはじめとした携帯アクセサリーやファッションアイテムのオリジナルデコレーションと、ネイルの施術をしています。デコ素材はプラスチックからバッグや靴などの布製品まで幅広く対応し、制作物のほとんどにスワロフスキーⓇを用いています。オーダーメードのサロンワークの他、百貨店などでの催事出店も多く、そのような時はイベントや商品企画も行います。ワークショップやセミナー、海外での商品買い付けなど移動も多いですね。1日中サロンでネイルの施術をしたり、催事期間中は売り場に立ったりと、仕事内容は日によってさまざま。通信教育でのデコレーション指導も行っています。

<一日のスケジュール>
10:00 イベント・商品の打ち合わせ
12:00 昼食
13:00 サロンワーク
16:00 通信教育の添削
18:00 デコレーションのデザイン、ベース作りなど
19:00 ネイルの施術
21:30 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

お客様の笑顔を見た時、特に2回目にご来店いただけた時は本当にうれしいです。商品知識や高い技術を持っているのはプロとして当たり前のこと。私はいつもプラスアルファの価値を提供したいと考えています。お客様とはいろいろなお話をし、時にはプライベートの悩み相談を受けることもあります。再来店は1度目の結果にご満足いただけた証であり、お客様との絆を深める第一歩ともいえるものです。中には「元気をもらいに会いに来た」と言ってくれる方や、お友達を紹介してくださる方もいるんですよ。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

クリスマスやバレンタインデーなどのシーズンはどうしてもイベントが重なるため、地方出張が続き1カ月全く休みが取れない時もありました。また移動中にアクシデントが起こることもあります。先日も海外出張の際に飛行機が悪天候で大幅に遅れ、その後のスケジュールに影響して大変でした。

直感で決めたネイルスクールが、デコと出合うきっかけに

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

高校生の頃は医師を志望していて、大学の医学部に進学したいと思っていました。でも「向いていないのではないか」と悩んで「自分の好きなことは何だろう」と原点に立ち返り、子どもの頃から絵やビーズ遊びなどの細かい作業が好きだった、ということを思い出しました。そしてたまたま友人に連れられて行ったネイルサロンで、「私の天職はこれだ!」と思ったんです。「将来この仕事で独立したい」とワクワクする気持ちがどんどん膨らみ、その日のうちにネイルスクールの入学手続きをしました。スクールでは在学中からネイルインストラクターのアシスタントを務めていたのですが、ちょうどその頃、携帯電話をデコレーションする「デコ電」ブームが起こりました。知人から「デコ電のショップを立ち上げるので手伝ってほしい」と声をかけてもらい、もともとデコレーションには興味があったので運営に参加することに。その後独立して自分のサロンをオープンしました。


Q5. この仕事に就くために学んだことは?

ネイルスクールではネイルに関することを総合的に学びました。手先を使う細かい作業などは現在の仕事にも生きています。ただネイルとデコレーションは似ているようで、違う部分もたくさんあります。当時は携帯電話のデコといってもストーンを少し散らす程度で、現在のようなデコレーション作品はほとんどありませんでした。そのため使う道具やデザインなどは、試行錯誤しながら全て独学で身に付けていきました。世の中の流行やニーズについても勉強し、運営に携わったショップでは売上げを約15倍まで伸ばすことができました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

中学・高校は全寮制の学校に通い、親元を離れての生活でした。初めは大変でしたが、自立心や独立心を養うことができました。高校時代は体育祭や文化祭などの実行委員を務めることが多く、イベントの企画やTシャツのデザインなどにも携わっていました。メーカーさんとやりとりしたり模擬店で売り方を考えたり、「どうすれば人に楽しんでもらえるか」を考え、実行する力が知らず知らずのうちに身に付いたと思います。アクセサリーやネイルは当時から大好きで、寮でのハロウィーンイベントで仮装に合わせたネイルチップを作ったことが印象に残っています。

自分の役割を意識して動くことで日々の生活が変わる

Q7. どういう人がモバイルデザイナーに向いていると思いますか?

この仕事は華やかに見えるかもしれませんが、同じ作業が続く地味な部分も多いんです。1つのことに黙々と取り組める、集中力の高い人が向いていると思います。またお客様のニーズを的確につかみ取るためにはコミュニケーション能力も必要です。例えば同じ「青」でも淡い水色や濃い紺色、緑がかった青など、色味によって仕上がりの印象は全く変わります。お客様が伝えてくださる漠然としたイメージを形にするには、こちらが上手に要望を聞き出して提案していかなければいけません。私が売り場に立つことを大切にしているのも、お客様とお話する中で新しいアイディアや商品が生まれるから。デコレーションの技術だけでなく、トーク力や提案力は非常に重要だと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

私は高校時代、行事や部活でリーダー的な働きをすることもあれば、サポートに回ることもありました。皆さんも高校生活のさまざまなシーンで立場や役割があるはずです。ただ漠然と日々を過ごすのではなく、自分の置かれている状況や役割をきちんと認識した上で行動してみてください。例えばスポーツでも、ポジションやチーム内での働きを意識して動けば結果は大きく変わります。中には「自分には向いていないのではないか」と思うポジションを任される人もいるでしょう。でも与えられた役割を果たそうと努力すれば、それまで気付かなかった自分の特性を知ることができるかもしれません。もし「やることがない」と思うなら、自分から役割を見つけに行くことも大切です。そうやって経験を重ねることが、将来につながる大きな財産になると思います。



藤井さんは進路を考えていた高校時代、偶然訪れたネイルサロンで「これが自分の天職だ」と直感し、その場でネイルスクールへの入学を決めたそうです。そのスクールでインストラクターを務めていたことから声がかかり、デコアーティストの道に進むことになりました。「学生時代の経験は失敗も成功も全てが将来の財産になる」と語ってくれた藤井さん。高校生の皆さんも、自分を信じて好きな道に邁進(まいしん)することが将来につながるかもしれません。


【profile】株式会社Bijou 代表 藤井愛弓
http://bijou-deco.com

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「モバイルデザイナー」
はこんな仕事です

今や携帯電話は、生活の必需品といっても過言ではない。そんな携帯電話の外装をデコレーションするのがモバイルデザイナーの仕事。一般的なのは、ラインストーンなどのパーツを接着して柄を描く方法。ほかにクレイやレジンといった素材を加工して装飾する手法もある。飾り付けられる面積の広いスマートフォンの普及により、クオリティーの高い装飾ができるデザイナーの需要が高まっている。手先の器用さ、独創的な発想、消費者ニーズを掴む才覚があれば、独学でも認められて活躍できるが民間スクールや講座もある。

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