【シゴトを知ろう】リフォーマー 編

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【シゴトを知ろう】リフォーマー 編

2017.08.23

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】リフォーマー 編

ショッピングモールの中など人の往来の多いエリアに多く進出している洋服のお直し・リフォーム店を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
リフォーマーとは、依頼を受けて、衣類のお直し・補修・リフォームなどの作業をする仕事です。今回は、マジックミシン イオンモール幕張新都心店でご自身も技術者として長いキャリアを持ち、現在は店長をされている坂本瑞恵さんに、リフォーマーの仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 正確性とスピードが要求されるリフォーマーの仕事
  • 洋裁学校や家政学科に通うのが近道。やる気があれば未経験からでも
  • 一度身に付けたら一生ものの技術。自分なりのスタンスで長く続けられる

依頼を受けて、服の直し・補修・リフォームなどを行う

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
お客様の依頼に沿って、すそ上げ・ウエスト詰め・ウエスト出し・ファスナー交換・補修などの服の直しを行います。お店がショッピングモール内にありますので、衣服専門店と契約もしており、お店から依頼を受けることも多いです。
最近では、主に着物を結婚式などで着るワンピースやドレスなどの洋服にリメイクするといった仕事にも力を入れています。
入園・入学シーズンの3〜4月、衣替えシーズンの5〜6月と10〜12月が繁忙期です。2月・8月は比較的ゆったりしています。
私はこの店と合わせて4店の経営をしていますが、混み合う時間帯や曜日は、お店のロケーションによって大きく異なります。ここは郊外のショッピングモール内なので、典型的な土・日型です。

<一日のスケジュール>
9:30 出勤。工業用アイロン・パソコン・レジ等の立ち上げ、前日の引き継ぎ確認
    開店準備
10:00 開店。リフォーマーが受付・引き渡しといった店頭での接客も兼務する
    当日スピード仕上げのものを優先しながら作業
    勤務はシフト制で6〜8時間勤務。休憩も交代で行う
22:00 閉店。片付け、帰宅

 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

やはりお客様に喜んでもらえることです。お客様の話を聞くとお母さんの形見の品だったりするんです。そういう時は、難しくても頑張って直してあげたいなと思います。
服って思い入れの世界なんです。人の思いを大事にし、そのお客様にとって思い入れのある服を補修したり、素敵にリフォームして、喜んでもらえた時はうれしいです。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

裁断ミスは許されませんし、お金をいただいている以上、注意深く丁寧に作業しなければならないので、集中力が必要です。
また、決まった期日までに仕上げなければならず、ある程度の量をこなさないことには売り上げが成り立ちません。
正確性とスピードが求められますので、趣味としてお裁縫が好きというスタンスとは大きく異なります。
作業自体はとても地味な仕事です。夕方になると、目が疲れて針に糸が通らなくなったりもします。

洋裁学校で本格的な知識と技術を身に付ける

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

母がリフォーム店を営んでいたので、仕事をする姿を子どもの頃から見てきました。始めはこの仕事に対する興味が薄く、学校卒業後は金融関係の仕事をしていましたが、母の店が軌道に乗っていくのを見ている中で、手に職となる仕事ということも含めてリフォーマーに対する興味が次第に大きくなりました。
改めて洋裁学校に入学し、本格的な洋裁の知識と技術を身に付けてリフォーマーの世界に入りました。母の店の手伝いも並行していたので、身近で自然な流れでしたね。


Q5. 専門学校では何を学びましたか?

一度社会人になってから、リフォーマーになろうと決めて、24才で洋裁学校に入り直しました。2年制の全日制で、周囲は高校を卒業したての年下の人が大半でした。
そこで洋裁に関する本格的な知識と技術を身に付け、服のパターンを描けるようにもなりました。服の仕組みが分かっているということはリフォーマーの仕事をするうえで大きく役に立つと思いますね。
その後、さらに1年師範科にも通いました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は、人の役に立てる仕事がしたくて、心理カウンセラーになりたいと思っていました。洋裁にさほど興味はなかったのですが、母親に半ば強制的に洋裁教室に通わされていました。その時は年輩の女性に交じって教室に通うことを負担に思う部分もありましたが、あとで振り返ると役に立ったと思います。

リフォーマーの技術は一生もの。年を取っても活躍できる

Q7. どういう人がリフォーマーに向いていると思いますか?

洋服や洋裁が好きで、まじめでコツコツと作業できる人が向いていると思います。
ミスは許されないので、注意深く慎重な性格、また、スピード感を持って仕事ができる人。同時に、限られた時間の中で、お互いにフォローし合って仕事を進めていくので、チームワークが大事です。
洋裁学校、または大学の家政科で学ぶことはアドバンテージになりますが、イオンモール幕張新都心店では未経験者も受け入れて育てています。必ずしも初めから器用にこなせなくても大丈夫です。
ファスナー交換ならファスナー交換だけをきちんとできるようになるまで繰り返すといったように、一つひとつの作業を手でしっかり覚えながらステップアップしていきます。
個人差もありますが、依頼の6割程度をこなせるようになるまでに約1年、8割程度をこなせるようになるまで約3年程度かかります。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
リフォーマーとしての技術は、一度身に付けると一生ものです。70歳代で現役で活躍している人もいます。特に女性は、結婚・出産・育児というように、人生のステージが変わる中で仕事も制限されがちですが、内職で仕事を請け負って、自分なりのペースで仕事を続けることもできますし、技術があればいつでも復帰ができます。
やる気があって、「職人になりたい」という思いがある人にはとても良い仕事だと思いますよ。
 


リフォーマーの世界は高齢化が進んでいて、若い世代の参入が期待されています。
未経験からでも学べて、一生ものの技術を身に付けることができるリフォーマー。裁縫が得意な人や、リフォーマーに興味のある人は、まずは学生アルバイトで実際に経験してみるのもいいかもしれません。
 
 
【profile】マジックミシン イオンモール幕張新都心店 店長 坂本瑞恵
マジックミシンホームページ http://www.magicmachine-rs.com/

※文中に画像を掲載する場合は、掲載予定位置に画像を貼り付けてください

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「リフォーマー」
はこんな仕事です

依頼を受けて、服の仕立て直しをする仕事。現場で数多い仕事は裾上げ、ウエストの詰め・出し、ファスナー交換、補修など。それ以外にも古くなった服を新しいデザインにアレンジしたり、大人の服を子ども用にしたり、着物を洋服にリメイクしたりする。発想力とセンス、それに伴う洋裁技術が必要。また、既製服同様の完成度が求められるため、丁寧さも重要。デザインチェンジも手掛けるなら、流行へのアンテナを常に張り、またマーケティングセンスも大切だ。大学の被服科、専門学校などで技術を学び、リフォーム店で修業を重ねていく。

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