【シゴトを知ろう】マンション管理士 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】マンション管理士 ~番外編~

2017.08.18

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】マンション管理士 ~番外編~

日々生活している中では、あまり耳にすることのない「マンション管理士」という言葉。日本では平成13年にその資格が認定され、まだ歴史が浅いお仕事でもあります。いち早く「マンション管理士」の資格を取得し、キャリアをスタートさせた川原一守さんに、そのお仕事内容などを詳しく伺いました。

この記事をまとめると

  • 「マンション管理」の仕組みを知る
  • マンションには潜在的なものも含め、さまざまな改善点がある
  • まめなリサーチなどにより、改善点を早く見つけることができる

管理会社の負担を軽減することも仕事の1つ

―― そもそもマンションとは、どのように管理されているのでしょうか? 仕組みを教えてください。

マンションにはそれぞれの部屋以外に、エレベーターや廊下・火災報知器などがありますが、それらは住民全員で所有する「共用部分」と呼ばれています。「共用部分」をどれくらいの頻度で掃除や点検をするか、といったことは住民同士で決めなくてはならないため、住民の中から役員を選んだ上で、月1回程度のペースで「理事会」と呼ばれる話し合いの場が設けられます。集まった住民同士で話し合い、多数決をとって掃除や点検の頻度などを決めるのですが、実際に掃除や点検をどこの業者に依頼すればいいのか、また、その費用をどうしたら効率よく住民から回収できるか、といったことは、多くの住民の方が分からないと思います。住民の方たちはマンション管理のプロではないので、当然ですよね。そのため、業者への依頼や費用の回収といった細々とした管理業務は、ほぼ全て管理会社に依頼するのが一般的なやり方となっています。


―― マンション管理士のお仕事とは、どのようなものなのでしょう? 具体的に教えてください。

マンションの環境をさらによくするために、「マンション管理士」がいます。毎月支払っている管理費の値段が妥当なのか分からない、管理会社が設備の点検などを怠っている、といった不満を感じた住民側から相談を受けるところから、僕らの仕事はスタートします。住民と管理会社の間で交わされた契約書を参考に、契約された仕事内容が全て行われているかチェックをしたり、月1回行われる「理事会」に参加して住民の方々からの意見を聞いたり、といったことが具体的な仕事内容として挙げられます。管理が適切になされていないと判断した場合、管理会社に改善策を施すよう指南します。しかしその際、管理会社の担当者に大きな負担がかからないよう、配慮することも僕たちの仕事の1つ。住民の方々の意見をまとめて提出したり、過去にあった事例を提示したりするなど最善の解決策へ導く手伝いをする、といったことを管理会社に対して行います。

表面化していない問題を誰よりも早く見つける

―― マンション管理士というお仕事は、できてからまだ15年ほどの新しいものだと伺いました。このお仕事ができた経緯を教えてください。

住民側が管理会社の口座に入金し、マンション設備の修理費用を積み立てていたものの、管理会社が倒産してしまい、さらには積み立てていたお金が戻ってこなかった、といったトラブルが過去には多発しています。そのような事例を受け、平成12年に住民を守るための法律「マンション管理適正化法」ができました。それに伴い、住民側に立って判断を下す専門家「マンション管理士」の資格ができたんです。それが平成13年のことで、僕は最初に資格試験を受けて合格した1人。翌年にはマンション管理士事務所を設立したのですが、当時の日本においてはかなり目新しい会社だったかと思います。


――川原さんがマンション管理士として、日々心がけていることは何でしょう?

住民のほとんどの方がマンションに関しての知識を持っていませんし、また、管理会社の中には、真剣に住民のことを考えていない会社もあることが現実です。そのため、マンションに関しては表面化していない問題が多々あるといえます。そのような問題を早い段階で見つけるためにも、マンションの管理人に話を聞いたり、住民の投書に目を通したり、といったことは日常的に行うようにしています。また改善点に気が付いたら、さまざまな資料や事例を比較検討するなどし、最善の策をとるため尽力しています。



皆さんが普段暮らしている住宅の管理や運営には、さまざまな人たちが関わっていることが分かりましたね。「マンション管理士」という仕事について知ったことをきっかけに、私たちが普段過ごしている住環境やそれが良好に保たれている仕組みにも、目を向けてみてはどうでしょうか。

【profile】マンション管理士・行政書士 川原一守事務所 川原一守

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「マンション管理士」
はこんな仕事です

マンションには必ず管理組合があり、入居者から管理費を集めて共用施設や設備の管理・整備を担っている。その管理組合に対してコンサルティング活動を行うのがマンション管理士だ。国家試験に合格して初めてマンション管理士を名乗ることができる。管理組合からの依頼を受けてマンション設備の診断、改修工事計画、災害対策、さらに組合運営、苦情対処などについて対応する専門家。建物管理面だけでなく、集合住宅ならではの住民間の利害調整に関わる仕事も多く、人付き合いや近隣との交流の面で気配りが求められる。

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