【シゴトを知ろう】ドルフィントレーナー 編

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【シゴトを知ろう】ドルフィントレーナー 編

2017.08.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ドルフィントレーナー 編

華麗なジャンプや泳ぎを見せてくれるイルカは水族館のショーの花形。そのイルカをはじめとする海の動物にパフォーマンスを教え、ショーに出演するドルフィントレーナーは、ショーで見る姿以外にもいろいろな仕事があるようです。横浜・八景島シーパラダイス「アクアリゾーツ」で働く鈴木涼太さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • イルカたちのショーやトレーニング、飼育の他ショーの企画も行う
  • 高校時代に水族館に興味を持ち、いろいろな施設を見て回った
  • ドルフィントレーナーの仕事には明るく物怖じしないタイプが向いている

動物たちの魅力を伝えたい! 観客のダイレクトな反応がやりがいに

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私が勤務している横浜・八景島シーパラダイスでは、イルカのほかアシカやセイウチ、ペンギンといったさまざまな動物がショーに出演しています。その動物たちのお世話をし、ショーに出演したり技のトレーニングをしたりするのが主な仕事です。またショーの企画や、ショーが行われるアクアスタジアムの音響・照明設備の選定や設置なども行っています。
ショーは1回30分で、ナイトショーがある場合は1日5回。開始時間の15~20分前にはスタッフが集まって打ち合わせや準備をします。夏休みシーズンなどの繁忙期には1日6~7回ショーに出ることもあります。

<一日のスケジュール>
9:00 出勤、プールの掃除、調餌(ちょうじ/エサ作り)、給餌(きゅうじ/エサやり)、動物たちの健康チェック、トレーニング
10:00 朝礼
11:00 ショー(1回目)
11:30 バックヤードツアーのガイド
13:00 ショー(2回目)
13:30 昼食
15:00 ショー(3回目)
16:00 動物たちのトレーニング
16:45 夕礼
17:30 ショー(4回目)
19:00 ショー(5回目)
19:30 日誌の記入など
20:00 退勤

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

ショーでは、動物たちの魅力をお客様にたくさん伝えたいと思っています。一番の楽しさは、観客の皆さんの反応がダイレクトに返ってくることですね。動物たちはショーに出るまで、たくさんのトレーニングを重ねています。そうやって技を習得してお客様の前で披露し、多くの笑顔や拍手がいただけた時は、とても大きな達成感を得られます。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

動物は言葉が通じないので、何を思ってどう感じているか、こちらが見て判断するしかありません。一つひとつの技を覚えさせるためのトレーニングは非常に難しいですね。例えばプールの中を一周するという一見簡単そうなことでも、トレーナーの指示通りできるようになるまでにはとても時間がかかります。言葉が通じれば「ここを回って」と言えば済むことも、まずは棒にタッチするところから少しずつ誘導して、覚えさせていかないといけません。中には途中からどうしても進まなかったり、「この前はできたのにもう忘れている」ということもあったりします。動物それぞれ性格も違うため、ヒントの与え方も工夫しなければなりません。でもうまくできるようになった時はその分喜びも大きいです。

高校の卒業研究がきっかけで、海の生き物に興味を持つ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

もともと動物は好きでしたが、海の生き物に興味を持ったきっかけは高校の卒業研究です。実は中学生くらいまでは恐竜が好きで、「将来は恐竜を研究する学者になりたい」と思っていました。高校の卒業研究のテーマも恐竜にしようかと思ったのですが、「今存在しない生き物を調べるのは難しそうだ」と考え、身近な生き物を研究することに。ちょうどその頃北海道の旭山動物園で環境エンリッチメント(飼育動物の幸福な暮らしを実現するための方策)の取り組みが話題になっていたこともあり、水族館や海の生き物に興味が湧きました。いろいろ調べていくうちに、「人間とは全く違う環境で暮らす海の生き物の魅力をたくさんの人に伝えたい」「水族館で働きたい」と考えるようになりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

海の生き物、中でもイルカについて研究したいと考え、海洋系の学部に進学しました。大学では生物学だけではなく、いろいろな角度から海を総合的に学ぶことができました。4年次には千葉県の鴨川シーワールドでシロイルカの研究を行い、たくさんの良い刺激を受けました。


Q6. 高校生のときの経験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

卒業研究で水族館を調べるにあたり、国内のいろいろな水族館を見て回りました。水族館ではそれぞれ展示に独自の工夫を凝らしています。「ここでは生き物をこんな風に見せているんだ」「ここはショーをメインに据えている」など、施設ごとの違いに面白さを感じました。今水族館で働くようになって、その経験が非常に役に立っています。お客様の立場に立って、どうすればより楽しめるか、生き物の魅力が伝わるかを考えられるようになりました。

ショーはチームで作り上げるもの。人とのコミュニケーションは重要

Q7. どういう人がドルフィントレーナーに向いていると思いますか?

明るくハキハキとしたタイプの人が向いていると思います。この仕事は「動物が相手だから人との関わりは少ないのではないか」と思われることもあるのですが、ショーに取り組むチームのスタッフや来場してくださるお客様など、人とのコミュニケーションがとても重要です。さらにショーでは大勢の人の前に立つことも多いので、物怖じしない性格の人が向いているでしょうね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

思い返してみると、高校時代には今の自分の基礎となる重要な経験がたくさんありました。高校生の皆さんも、興味があることにどんどんチャレンジしていってください。今はまだ就きたい仕事が決まっていなくても、いろいろな経験の中で好きなものが見つかれば、それが将来の進路へのきっかけになると思います。
私は高校時代から「水族館で働きたい」と思っていましたが、それでも進路について悩んだり、「別の仕事がいいのかもしれない」と考えたりしたこともありました。そんな時に力になってくれたのが、何でも相談できる友人の存在です。進路に限らず高校時代には悩むことがたくさんあると思います。信頼し合える友達がいれば、きっと自分の助けになってくれるのではないでしょうか。



言葉が通じないイルカたちにパフォーマンスを教えるのはとても大変なこと。だからこそ「動物が頑張ってできるようになった技で、お客様に喜んでもらえた時が本当にうれしい」と鈴木さんは言います。これからは、水族館で海の動物たちのショーを見る時に、ドルフィントレーナーの動きにも注目してみてはいかがでしょうか。


【profile】横浜・八景島シーパラダイス アクアリゾーツ 鈴木涼太
http://www.seaparadise.co.jp

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ドルフィントレーナー」
はこんな仕事です

ドルフィントレーナー、イルカトレーナー、イルカの調教師などと呼ばれるが、同じ職種を指している。イルカと一緒に長い時間を過ごして仲良くなり、イルカの微妙な気持ちの動きを感じ取れるようになって、十分なコミュニケーションを取りながら、イルカにショーのパフォーマンスを仕込んでいく。イルカの生態や健康管理法など、科学的な知識や技術を身に付ける必要がある。ただイルカが好きなだけでは不十分で、水族館などのお客にイルカの魅力を伝え、イルカとお客をつなぐ重要な役割を担っている。

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