【シゴトを知ろう】舞台照明 編

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【シゴトを知ろう】舞台照明 編

2017.08.10

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】舞台照明 編

コンサートや舞台などで出演者を照らすスポットライト、さまざまな情景を演出したり、観客を楽しませたりする光の変化……。そうしたステージ上の「明かり」をつくるのが、舞台照明のお仕事です。
今回お話を伺ったのは、株式会社パシフィックアートセンターに所属し照明のお仕事に携わる永井健一さん。舞台照明として20年以上のキャリアを持つ永井さんに、お仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 「今日の明かりはよかったです」と言ってもらえることが一番の喜び
  • 集中力が長続きすること・コミュニケーション能力が求められる仕事
  • 照明にも多くのジャンルがあるので、好きなことからいろいろ吸収してほしい

照明のイメージを本番で形にできたときがやりがい

Q1. 最初に、舞台照明のお仕事についてと、一日のスケジュールを教えてください。

僕はホール所属の照明スタッフとして働いていますので、普段はホールの照明管理をしたり、ホールで催事がある際にお客様の要望を聞き、最適な明かりをつくったりするのが主な仕事です。
お客様は地元の方々も多いのですが、特にご依頼いただく機会が多いのはバレエやピアノの発表会といった催事での照明ですね。メジャーで活動されているアーティストの方のコンサートや舞台といった大規模な催事の際には、外部から照明スタッフの方が来る場合もあります。そうした場合には機材の貸し出しや準備段階での手伝いが主になりますが、場合によっては本番の明かりづくりを協力して行うこともあります。

<一日のスケジュール>(夜に催事がある場合)
9:00 催事内容の確認・照明の仕込み開始
13:00 フォーカシング(照明の調整・確認作業)
14:00 リハーサル開始
18:00 開場
18:30 本番開始
20 : 30 本番終了、片付け
21 : 30 終業
(昼食・休憩は作業の目処がついた時に)



Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

照明のプランニングですね。公演に合わせて照明のイメージを考えることなのですが、楽しいです。
やりがいを感じるのは、催事当日に自分が思ったとおりの明かりができたときです。その上で本番が順調に進み、終演したあと「今日の明かりはよかったです」と言っていただけたときが一番の喜びですね。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

主催者の方がイメージする明かりが思うようにつくれないときは、つらいですね。打ち合わせを重ねても、照明は実際に見ていただかないと分からない部分も多いので、「当日見てみたらイメージと違った」なんて言われてしまうこともあります。
また万全を期して本番に臨んでいても、時には想定外の機材トラブルが生じてしまうこともあります。リハーサルでは滞りなくできていたことが本番の機材トラブルによってできなかったときは、とにかく悔しいです。

音響を学んでいた際の選択授業がきっかけで照明の魅力を知った

Q4.舞台照明を志すようになったきっかけを教えてください。

僕はもともと音響を学ぶ専門学校に通っていたのですが、その選択科目に照明があったんです。音響の現場では照明スタッフの人と一緒に仕事をする機会が多いので、“照明のことも少しは知っておいた方が良いか”と感じて授業を選択しました。すると次第に照明の勉強の方が楽しくなってきてしまいまして(笑)。就職活動をするとき、照明の仕事をしたいと思うようになったんです。そして今の会社に採用していただき、その後20年以上この仕事を続けています。


Q5.今のお仕事のために、どのようなことを学びましたか?

専門学校の選択授業では、照明機材についての知識や舞台上での明かりのつくり方などを幅広く学び、それらも今に生かされていますが、社会人になってから現場で学んで身に付いたことも多いです。
また、僕の場合最初は音響を学んでいたので、人手が足りないときには音響の手伝いが多少できるということも、チームワークが重要な今の仕事の中で役立っていると感じます。

あまり悩まずに、やりたいことにはまずチャレンジしてほしい

Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代はサッカーに打ち込んでいました。僕の地元には「パイオニア株式会社」の工場があったのですが、その工場の横にサッカー場があったんですよ。それで「パイオニア株式会社に入社すればいつでもサッカーができる」という安易な考えで、音響の仕事をしたいと思いました(笑)。そして音響の専門学校に進学したわけですが、結局そのときの選択が今の仕事につながっていますね。


Q7. どういう人が舞台照明に向いていると思いますか?

まず基本的なことではありますが、レスポンスやあいさつがきちんとできる人です。自分一人で仕事をするわけではなく、いろいろな人と協力してステージをつくるので、そうしたコミュニケーションが非常に大事な仕事です。
照明は自分のセッティングが終わったから本番まで休憩……なんてことはなく、出演者のリハーサルにも最初から最後まで同席したりなど、拘束時間が長い仕事でもあります。そうした状況にも柔軟に対応でき、集中力が長く続く人は向いているのではないでしょうか。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

高校生のうちは、とにかく好きなことをやるのが一番だと思います。あまり悩まずに、やりたいことにはまずチャレンジしてほしいですね。もし照明の仕事を目指すにしても、照明にもいろんなジャンルがありますので、今のうちに好きなことをしながらいろいろ吸収しておけるといいのではないでしょうか。



今回の取材で、お仕事のやりがいを誇らしそうに語りながらも、舞台照明にはチームワークやコミュニケーションが大事だと何度も口にされていた永井さんの姿が印象的でした。
音響の仕事に就けばいつでもサッカーができる、というところから始まり、専門学校時代に照明の魅力を知った永井さん。それからは照明一筋という永井さんのように、皆さんが自分に合った仕事に出合うきっかけは意外なところにあるかもしれませんね。


【profile】株式会社パシフィックアートセンター 照明 永井健一
株式会社パシフィックアートセンターのHPはこちら

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台照明」
はこんな仕事です

ホールや野外ステージにおいて、演劇やコンサート、ショー、公演会などの催事をライティングで視覚的に演出する仕事。最近はコンピュータ制御のムービングライトの需要が高まり、プランナー、デザイナー、オペレーターといった照明スタッフはもとより、演者や演出家、装置家、カメラクルーらとの連携がいっそう必要となっている。芸術系大学や専門学校を卒業後に劇場や照明会社に就職するほか、アシスタントとして経験と実績を重ね、独立する人も多い。日本照明家協会による技能認定も実施されている。

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