【シゴトを知ろう】舞台音響 編

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【シゴトを知ろう】舞台音響 編

2017.08.10

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】舞台音響 編

コンサートや舞台などの公演によく行く人は、その日の音の聴こえ方が心地よいと感じたり、効果音の使い方などが面白いなどと感じたことがあるかもしれませんね。そうしたさまざまなイベントで、私たちの耳に届く「音」に関係することすべてに携わるのが舞台音響のお仕事です。
今回取材させていただいたのは、「株式会社パシフィックアートセンター」で音響を務める金澤恵理香さん。音をつくるお仕事について、詳しくお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ホールの中の音を自分の手でつくれるということ自体がやりがい
  • 公演を観るのが好きで、機械操作が苦にならない人が向いている
  • どんな職業を目指すにしても、学校で学ぶことは無駄にはならない

イメージどおりの音を喜んでもらえることがうれしい

Q1. 最初に、舞台音響のお仕事についてと、一日のスケジュールを教えてください。

依頼された催事にあわせてご希望のマイクを用意したり、催事を行うお客さまから来る要望にあわせてマイクのプランニングなどをしています。客席に聴こえる音、そして出演者が自ら聴く演奏の音も整えます。その日に使う音響機材を搬入・セッティングし、公演が終われば撤去するのも業務の一環です。
私の場合は、普段はコンサートホールの音響スタッフとして仕事をしていますが、ご依頼によっていろいろな別の現場に行くこともあります。

<一日のスケジュール> ※夜に公演がある場合
9:00 会場到着後、催事内容の確認・催事で使うCDやスピーカーなどのチェック
12: 00 休憩、昼食
13:00 リハーサル(テクニカル面のリハーサル後、出演者のリハーサル)
17:00 開場
18:00 公演開始
20:00 公演終了、片付け・残務処理
21:00 終業


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

さまざまな催事の音、ホールの中の音を自分の手でつくることができること自体がやりがいです。
それから催事内容に合わせて「柔らかい音が出したい」「広がりを持たせたい」といった音のイメージをするのですが、イメージ通りの音がつくれたとき、またそれがお客さまの要望とも合致して「いい音でしたよ」と喜んでもらえたときはうれしいですね。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

先ほどのお話と逆で、なかなかお客様のイメージする音に近付けないときです。
また、音響の場合は細かなミス……例えば本来あるはずの一音が欠けてしまうような場合でも目立ってしまうので、細心の注意を払わなければいけません。当たり前のことではありますが、とても大事なことです。

演劇部の公演で音響の面白さを感じたことが、今の仕事のきっかけに

Q4.舞台音響を志すようになったきっかけを教えてください。

高校生のときに演劇部の公演を観て、音響をやってみたいと思ったのがきっかけです。そのときの演目が、銃撃戦の場面がある派手な音づかいのもので、音響に興味を持ち始めました。それから自分も演劇部に入部し音響を担当して、将来の仕事にしたいと考えるようになりました。


Q5.舞台音響のお仕事のために、専門学校ではどのようなことを学びましたか?

高校卒業後、専門学校のPA(*1)学科で音響を学びました。音響機材の発展の歴史などの座学から、機材の使い方・レコーディングの方法など、音響に関することを幅広く学べたと思います。

*1 PA:Public Address(パブリック・アドレス)の略であり、一般に英語で放送設備・公衆伝達などを意味する。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は演劇部の活動がとても楽しく、熱中していました。次第に音響の仕事をしたいと思うようになり、進路を考える際にも「音響の仕事が一番やりたい」と感じ、専門学校への進学を決めました。それが今につながっています。

仕事を始めてから実感するのは、無駄な勉強は何もないということ

Q7. どういう人が舞台音響に向いていると思いますか?

舞台でもコンサートでもダンスでも、何か公演を観るのが好きな人です。
あとは機械を操作するのが仕事なので、機械に触れるのが苦にならない人ですね。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

皆さんがどんな職業を目指すにしても、現在学校で学んでいることは無駄にはならないと思います。今の仕事を始めてから実感していることですが、学生時代に学んだことは、全てが役に立っています。
例えば音響の仕事と古典は一見何の関係もないように思えるかもしれませんが、日本舞踊の催事で依頼を受けたときの音づくりに知識が生かされたり、古典が好きなお客さんとの会話が盛り上がることで、本番前の雰囲気をより良くできたりもします。社会に出るといろいろなことがありますので、何事も無駄とは思わずに取り組んでください。



皆さんと同じ高校時代に音響という仕事の魅力を知り、今はそれを職業にして、催事に合わせた音づくりに楽しみややりがいを感じているという金澤さん。
金澤さんのメッセージの通り、役立たなさそうに思えてしまうことでも、社会人になると意外な形で生きてくることがあります。将来の夢が決まっている人もそうでない人も、好きな分野だけでなく学校での勉強にもしっかり取り組むことで、今後の可能性が広がるのではないでしょうか。


【profile】株式会社パシフィックアートセンター 音響 金澤恵理香
株式会社パシフィックアートセンターのHPはこちら

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台音響」
はこんな仕事です

演劇・コンサート・イベントなどの会場で、音楽と音響効果を扱う仕事。公演台本や催事の意図に合わせ、選曲や作曲家への発注などを行うサウンドデザイナー(プランナー)と、ミキサー卓やレコーダーを操り稽古中・本番の音出しを行うオペレーター、会場で実際に客に届く空間の音の響きを管理・調整するPAエンジニア(ステージマン、ミキサー含む)に大別される。一般的には音響技術の専門学校を卒業後、音響の制作会社や劇団、ホールに就職する。日本音響家協会により技能認定も行われている。

「舞台音響」について詳しく見る