【シゴトを知ろう】作曲家 編

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【シゴトを知ろう】作曲家 編

2017.08.09

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】作曲家 編

私たちが日常耳にするポップスやロックといったさまざまなジャンルの音楽は、作曲家の手によって作られています。どのようにして曲が生まれ、私たちの元へ届けられるのか、身近なようで遠い作曲家の世界。
今回は作曲・編曲・ベース奏者といった幅広い音楽の仕事をされている音楽家、安岡洋一郎さんに、主に作曲の仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 依頼主のリクエストに沿った内容で作曲する。編曲の仕事も多い
  • 率先していろいろなバンドに参加。音楽の幅と人脈を広げる事が今でも助けに
  • 自分の生み出す音楽を信じて続けることが大事

依頼主のリクエストを受けて作曲を行う

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

現在仕事のボリュームとして一番大きいのが編曲の仕事、続いて作曲、依頼があればベースプレイヤーもしています。また、カラオケの音楽データを作る仕事も行っています。作曲だけを専業にしているわけではありませんが、今、多くの音楽家・ミュージシャンはどれか一つということではなく、音楽に関わるいろいろな仕事を兼務していると思います。
作曲に限って言いますと、僕がやっているのは基本的に「歌もの」、歌の入っている楽曲です。ジャンル的には、J-POPが7割くらいで、アニメ声優ものが3割くらいです。

仕事の依頼には大きく2パターンあり、複数の作曲家に依頼主が「こういうイメージの曲を」とオーダーし、複数の曲の中から選考する「コンペ」、作曲家が個人的に指名を受けて作る「決め打ち」があります。いずれにしても、依頼主のリクエストに沿った曲を作っていきます。

<ある一日のスケジュール>
5:00 起床、犬の散歩、メールやSNSのチェック
6:30 朝食
8:00 事務作業(スケジュール確認や請求書の整理など)
10:00 納品作業(楽曲提出やデータ納品など)
12:00 スタジオ業務の書類確認(譜面・ディレクションシート・歌詞など)
14:00 出発(車+電車)
15:30 スタジオ入り(レコーディング開始30分前に入り準備)
16:00 レコーディング開始
18:00 レコーディング終了
19:00 夕食(その後の予定がない場合は飲みに行くこともある)
21:00 帰宅
22:00 レコーディングデータの整理、メール返信などの事務作業
23:00 就寝
 

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

本当に音楽が好きなので、ずっと楽しいですね。それぞれの楽しさがあって、どの仕事も大好きなんですけど、自分に一番合っているのは編曲や曲のディレクションかなと思います。人と共同作業することが好きなので、作詞家や歌い手など、いろんな人と一緒に作り上げていくのが楽しいです。
自分のやってきたジャンルとは違う音楽を要求されることもありますが、仕事をする中で新たな知らないジャンルの音楽に入っていくことは、むしろ楽しくてやりがいがあります。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

作曲は結構孤独な作業で、一人でこもって出てくるまで続ける、という仕事です。つらいのはやはり曲が出てこない時ですよね。だめな時は、絞り出すよりも全く関係のないことをした方がいいですね。庭いじりしたりとか、犬と戯れたりとか。ちょっとリセットをすることも大事です。
どの仕事でもそうですが、納期に間に合うようにという大変さはあります。ですが、スタジオの作業は「なかなか帰れない」というよりは「もっといたい、もっと時間がほしい」という感じですね。

バンドを組んでライブ活動する中で横のつながりが生まれた

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

大学時代に、女性ボーカルとロックユニットを組みました。ボーカルが作詞、僕が作曲・編曲を担当して音源を作り、ライブの時にはサポートミュージシャンを呼んでライブをしていたんです。
何組かが出演する形式のライブに月1〜2回ペースで頻繁に出演しているうちに、他のミュージシャンと仲良くなり、そのつながりから仕事を紹介してもらえるようになりました。
そして幼なじみの音楽家の紹介により、レコード会社の新人アーティストのライブでベースを弾いたのが、はじめての「お仕事」でした。
作曲に関しては、同時期に2つのルートで仕事を請けるようになりました。音楽データ制作の仕事を通じて出会った今の事務所の社長からの作曲依頼と、サポートミュージシャンとして活動する中で、知り合った音楽関係者からフリーランスとして依頼を受けるという形です。

Q5. 大学では何を学びましたか?

大学は音楽系ではありません。高校生の頃から音楽家になりたいという思いはあったのですが、両親も反対していたし、そこまで現実的に捉えられていませんでした。
今はSNSの影響でプロがすごく身近になりましたが、当時はプロの壁がすごく高くて、プロミュージシャンは雲の上の存在でした。
ただ、ずっと音楽を続けたいとは思っていて、大学では音楽サークルに入り、ジャズバンドでべースを本格的に始めました。


Q6. 昔経験したことが、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

両親が音楽好きで、ピアノとギターが家にありました。姉はピアノを習っていましたが、僕は習わせてもらえなくて、絵を習っていました。
中学に入ると友だちとバンドを始め、キーボード担当に。そこから本格的に楽器と作曲を始めました。当時はレベッカやTM NETWORKなどが流行っていて、バンドもすごく元気な時代だったなと思います。
中学のバンドに加え、高校では、洋楽のハードロックのコピーバンドでギターも弾いていました。

音楽は正解のない世界。自分の生み出すものに自信を持って続けること

Q7. 作曲家に必要とされる技術や適性はありますか?

大事なのは個人の持っている世界観で、それが曲にぶつけられれば作曲家としてはいいと思います。
ただプロとしては、どんな職種もそうだと思うのですが、人との関わりがありますよね。
昔は僕も浅はかな考えで「音楽業界ならあまり人付き合いしなくていいかも」と思ったりしたのですが、入ってみると全く逆で、むしろ自分で自分を売り込まなければならない。他の業界と同じように、人としてちゃんとしていないといけません。

作曲をするにはこの楽器ができないと、ということは特にはないと思うのですが、和音の理解が多少なりとも必要ですので、鍵盤かギターはできた方がいいと思いますね。
また、最近は作曲を提出する段階である程度アレンジする場合が多いため、できればDTM(デスクトップミュージック)に精通していたほうがいいと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

とにかく自分を信じるしかないですよね。自分の生み出すものに自信を持って、続けることですね。
今は誰でも気軽に音楽を作れる時代です。簡単に派手な音も作れる。それでちょっとかじっただけで簡単に目標を達成したような感じになり、すぐに飽きて止めてしまう人も結構多いです。
でもその先に音楽の芯の部分というか、もっと楽しいことや大きな喜びがあるので、ぜひ続けてほしいですね。
そして曲のどんな段階であれ、人に聴いてもらう事が大事です。僕は家族にも聴いてもらいますが、素人だから本当に率直な意見しか言わないので、すごく参考になります。「つまんない」などと平気で言われます(笑)。でも褒められると自信につながるんです。
 
 

「音楽は数値化のできない、正解がない仕事」という安岡さん。それだけに、自分を信じて好きなことをまっすぐに追究することが大事な仕事だといえます。
音楽の仕事に興味のある人は、安岡さんのように、学生時代から積極的にバンド活動し人に聴いてもらうなど、まずは実際に体を動かして試行錯誤するなかで、知識・技術・人とのつながりがおのずと養われていくのではないでしょうか。
 
 
【profile】株式会社グローブ・エンターブレインズ
     作曲家・編曲家・ベースプレイヤー  安岡洋一郎
グローブエンターブレインズホームページ http://www.globe-eb.com/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「作曲家」
はこんな仕事です

一言で作曲家といっても、クラシックから歌謡曲はもちろん、映画のサウンドトラック、CMソングなどつくった曲が使われる用途は幅広い。どの仕事でも作曲料と別に印税が収入源となる。ほとんどの場合は、依頼主の要望や企画の意図に沿って曲をつくることになる。曲調、長さなど、ボーカルの有無などを依頼主、スタッフとすり合わせてから、曲をつくり譜面を書く。演奏はキーボードなどで弾く以外にパソコン上のDTM(デスクトップミュージック)ソフトを使うこともあるが、作曲家によって手段は異なる。

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