そのうわさはホント?周りにシェアする前に知っておきたい、うわさの理論とは?

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そのうわさはホント?周りにシェアする前に知っておきたい、うわさの理論とは?

2017.07.13

提供元:東洋英和女学院大学

そのうわさはホント?周りにシェアする前に知っておきたい、うわさの理論とは?

最近、どんなうわさを耳にしましたか?
「○○君と●●ちゃんは付き合っているらしい」「あの店はサービスが悪いらしい」など、私たちの周りにはウソともホントとも思える大小さまざまなうわさがあふれています。そんな多様なうわさにも一定のメカニズムがあるとか。今回は、東洋英和女学院大学 国際社会学部 国際社会学科 小寺敦之先生の「メディア心理学」に潜入。
うわさにまつわるナゾを解明していきます。

この記事をまとめると

  • 4つのタイプからみる、うわさの特徴とは?
  • うわさのメカニズムを実験してみよう!
  • メディアを学ぶということは、情報社会を生き抜く知恵を身につけるということ。

うわさにも種類がある!?タイプ別に見る、うわさの特徴

「うわさ」とは、テレビや新聞ではなく、人自体がメディアとなる“口コミ”のコミュニケーション。お店の評価や商品のレビューも口コミの一種ですね。
その口コミの典型がうわさです。

うわさは大きく分けて4タイプ。今日は、それぞれの特徴からうわさを整理してみましょう。

1.「ゴシップ」
身近な個人的事柄が多く、平時に狭い範囲で広がる。
「人のうわさも75日」と言われるように、短期間で忘れられる傾向あり。
人間社会集団におけるルール、社会規範を共有する機能を持つ。

2.「都市伝説」
娯楽として純粋に楽しまれるうわさ。内容のバリエーションが豊富。
事実かどうかは問題ではなく、面白半分に広がる傾向がある。

3.「デマ」
発信者が意図的、作為的に流す政治的・社会的な情報。
相手をおとしめるための悪意が内在。政治の世界によく見られる。

4.「流言(りゅうげん)」
広範囲に広がる社会情報。
主要な研究対象になるほど、社会全体に与える影響は大きい。
特に、災害や戦争状態など社会が混乱している非常時に起こりやすい傾向がある。

流言の事例は、どの時代にもよく起こりうることです。
カメラが登場した江戸時代には、写真を撮られると魂が抜けるといううわさが流れ、1973年にはオイルショックという社会不安からトイレットペーパーの買い占め騒動にまで発展。また、女子高生の何気ない会話が発端となり、わずか1日の間に26億円もの預金が引き出された信用金庫取り付け騒ぎも有名です。

3.11東日本大震災の影響で千葉県の石油コンビナートの火災が発生。その映像がテレビで流れた直後、石油が不足するのではないかと不安を抱いた人たちがガソリンスタンドに殺到し、ガソリンスタンドの前に車が長蛇の列を作りました。
家の周りやニュースで目にした人も多いのではないでしょうか。

うわさの加害者・被害者にならないために。うわさの実験でそのメカニズムを徹底検証!

では、なぜ、うわさ話は広がっていくのでしょうか?

ここで6人の学生が「うわさの実験」にトライ!
ある話を一度だけ聞き、次の人に耳うちする伝言ゲームです。

6人目に伝わった内容は、「隣に住んでいた男の人が結婚した」でした。

さて、正解はというと・・・?
これ、もとの話は「東京に引っ越した高校の友人が、3年前、私の家の隣に住んでいた同じ高校の女の友だちと結婚した」。
話がだいぶそぎ落とされてしまいましたね。

ここから見えるのは、うわさの共通点。

人から人へと伝わる情報は、事実関係はあいまいなまま、伝えやすいワード数におさまり、”誰かが結婚”というポイントだけが強調されています。加えて、うわさは伝える人の心理に大きく左右されるもの。送り手に不安や恐怖、不満、願望、見栄といった気持ちがあればあるほどエスカレート。

その内容が重要であればあるほど、あいまいさが高ければ高いほど、うわさは大きく膨らんでいくのです。

現代社会はほとんどの人がスマホを持ち歩き、SNSをはじめ、うわさを運ぶメディアだらけ。かつてないほどにうわさが広まりやすい社会です。

うわさの加害者・被害者にならないためには、見たり聞いたりする情報の見方や伝え方を意識することが大切です。

・情報源の出所である、友だちの友だちって誰?
・「口コミは信用できる」は信用できない。
・うわさには送り手の推測が加えられている。
・風評被害の重大性を意識する。

…などなど、そのうわさを広げる前に今一度立ち止まって考えてみましょう。

スマホは万能でも正解でもない!大切なのは、情報社会を生き抜く知恵

「メディア心理学」を教える小寺先生は、メディアと人々との関わり方、メディアが人の心理や行動に与える影響について研究されています。

小寺先生がこの研究をはじめるきっかけとなったのは、1995年に起きた地下鉄サリン事件。
前代未聞の無差別テロ事件のニュースは瞬く間に日本中に広がりました。当時高校3年生だった小寺先生は、”オウム真理教憎し”とする社会全体の風潮に、違和感を覚えたと言います。

「実際に会ったことも見たこともない人たちを憎むという現象がとても異様に思えました。情報でなぜ人が動くのかというメカニズムに興味を持った原点です」

「メディア心理学」の授業では、テレビと暴力の関係や、ネットの人間関係など、メディア関連のさまざまなトピックを取り上げます。

「この授業をきっかけに、それぞれの専攻で研究を深めていく学生もいます。人間科学科の学生がスマホやテレビ番組の影響について卒業論文をまとめることも。もっと深く知りたいと思うテーマをこの授業で見つけてもらえたら嬉しいですね」

では、大学でメディアを学ぶ意義とは何でしょうか。

「情報社会を生き抜くための幅広い知識を手に入れられること。普段すべての情報を“スマホ”で得ている人は、ある意味、情報弱者。災害など非常時の際は、年配の方はアナログでいろんなツールを使いこなせる強さを持っています。普段、学生にはいろんな引き出しを持つ重要性を語っています」

情報社会に生きる私たちに役立つ知識を蓄え、より多くの知恵が身につく授業。
あなたも東洋英和で体験してみませんか?

【広告企画】提供 : 東洋英和女学院大学

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「メディア学」
はこんな学問です

同じメディア学という名前でも学校によって、教育内容は全く違ってくる。音や映像、コンピュータグラフィックスを扱うメディア系、セキュリティやネットワーク・ソフトウェアの構築などを行うコンピュータ系、メディアの社会的役割を考えるジャーナリズム系などのコースがある。また、資格試験対策に力を入れているコースやメディアコミュニケーションの手段として語学に力を入れているコースもある。名前だけでは判断できないので注意が必要となる。

「メディア学」について詳しく見る