【シゴトを知ろう】 デコレーター 編

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【シゴトを知ろう】 デコレーター 編

2017.08.03

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】 デコレーター 編

花を用いて結婚式や講演会などの会場を華やかに飾るフラワーデコレーターの仕事。イベントを盛り上げる大切な裏方です。
フラワーアレンジメントを教えながらフラワーデコレーターとしても活動している倉原由加さんに、フラワーデコレーターの仕事内容ややりがいなどについてお話しを伺いました。

この記事をまとめると

  • 準備に数時間、設置は30分!? 花を通じて人々に笑顔や幸せな気持ちを届ける
  • 打ち合わせや企画書を書くことも多いため、イメージを言語化する能力も必要
  • 自分の好きなアレンジをするのではない! 求められるのは、お客さまや会場を引き立てること

会場をより美しく、そのイベントにふさわしく飾る仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
フラワーデコレーターとして、結婚式や講演会などのイベント会場、店舗や一般の家庭といったさまざまな空間を、生花やアーティフィシャルフラワー(造花)などで飾る仕事をしています。
スケジュールは日によって違いますが、基本的に現場でアレンジを作ることはありません。アトリエでアレンジした花を搬入し、現場で微調整する流れになります。

例えば結婚式だと、新郎新婦が座るメインテーブルの装飾は1時間程度で作れるのですが、ゲストテーブルや壁の装飾、新婦のブーケ(花束)、新郎のブートニア(上着の襟につける花)、贈呈用の花束、ウエディングケーキやキャンドルの装飾など、用意しなければならないアレンジの数が多いので、式前日にアシスタントに手伝ってもらいながら6~8時間かけて作ります。
当日、それらを会場に配置するのに使える時間はたったの30分程度です。配置した後に、一卓一卓の細部や全体のバランス、お客さまが入った時の印象を確認します。披露宴終了後は、飾ったお花を列席者のお土産用に分けることもあります。最後に、残った花や花器の撤収をして、一段落です。

<ある一日のスケジュール>
08:00 準備した花を車に積み込み、自宅を出る
09:00 結婚式場に到着、担当者にあいさつ
10:00 披露宴会場の装飾開始
10:30 装飾がほぼ終了、披露宴開始直前まで微調整、軽く掃除
14:00 披露宴終了後に片付けて撤収
15:00 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
自分ができることを通じて、みんなが笑顔になってくれたり社会が幸せになることが、本来の「仕事」なのだと思います。みんなが、自分が得意なことで社会に貢献できればよくて、私の場合、それがたまたま「花」だったんです。花によって、みんなが笑顔になったり幸せな気持ちになったりしてくれるのがやりがいですね。

花にはそれぞれの良さがあって、主役になる子がいれば脇役になる子もいます。組み合わせることによってそれぞれの良さが生かされ、全体が調和されるのですが、これは人間関係やコミュニケーションとよく似ています。仕事を通じて自分が成長していくということもありますが、いろんなことが見えてきますね。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
きれいな仕事というイメージがあると思いますが、重い物を運ぶのは大変ですね。一人では持ち上げられない物は男性に運んでもらったり、台車を使ったりしています。

また、ウエディングの装飾に傷がある花は使えないので多めに仕入れるんですが、フラワーデコレーターの仕事を始めた当初は、仕入れすぎて経費がかさんでしまったことがありました。
生花は、ちょうどいい状態に調整したり、欲しいサイズを見つけるのが大変です。欲しい花が無いときに代案がぱっとひらめく引き出しの多さもプロには必要ですね。

学生時代、言葉による表現力を磨いたことが役立っている

作ったアレンジを車に積み込み会場へ。搬入も倉原さんの仕事の一つ

作ったアレンジを車に積み込み会場へ。搬入も倉原さんの仕事の一つ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?
 
最初はフラワーデザインの先生をしていました。教えていた生徒さんに、「結婚式の装飾をしてほしい」と頼まれたのが、フラワーデコレーターの仕事をするようになったきっかけです。
その結婚式を見た方から声をかけられて講演会の装飾などもするようになり、口コミでだんだん仕事が広がっていきました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

文学部で源氏物語の研究をしながら、放送研究会に所属してラジオ番組のDJをしていました。
さまざまなことを言葉で伝えるために、通学途中に電車の中で毎日イメージトレーニングをしていましたね。「この川のきらめきを言葉で伝えるにはどうしたらいいんだろう」「夏の光だったらこういう表現だなあ」「夕方だとこうかな」など、当時、言葉についていろいろと考えていたことが、今、仕事でお客さまと接する上でとても役立っています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校時代は、アナウンサーなど言葉を使う仕事に就きたいと思っていました。今の仕事に直接つながってはいませんが、打ち合わせや企画書などでイメージを伝えるとき、意外に言葉を使う仕事をしているなと感じることがあります。

お客さまと話すとき、漠然と「きれいだから選びました」ではなく、しっかりした理論を持ってきちんと説明するためには言葉の選び方がとても大切ですから、高校時代に抱いていた夢は無駄ではなかったと思っています。

色彩やデザイン、建築など、さまざまな知識とバランス感覚が大事

結婚披露宴会場の装飾。アレンジされた花々は特別な日を彩ってくれる

結婚披露宴会場の装飾。アレンジされた花々は特別な日を彩ってくれる

Q7. どういう人がデコレーターに向いていると思いますか?
 
細やかな気配りができて、なおかつ全体を見通す力のある人ですね。
花が好きなことはすごく大事だと思います。でも、好きすぎてもいけないんです。お客さまや会場の良さを引き立てるために、「これは仕事だ」と割り切って、求められている物を出すことができる人が向いてます。

例えば、「先生の好きにしてください」と言われた場合でも、自分のカラーを出すことよりも、会場などにいらっしゃる方々の年齢層やタイプを考えて、居心地良くなるように、私に仕事を発注してくださった方の印象が最高に良くなるようにバランスを優先できる人です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
フラワーデコレーターと一口に言っても、仕事の内容はさまざまです。ウェディングもあれば、フューネラル(葬祭)や会場装飾もあります。
そして、100%お客さまのイメージ通りのものだと満足してはいただけません。お客さまの予想を超える提案ができて初めて満足していただけると思うので、いろんな引き出しを持っておくことが大切です。

花の知識はもちろん必要ですが、それだけではなく、色彩やデザイン、建築、歴史、心理などの知識が必要です。そういった知識全ての土台となるので、高校時代はしっかり学んで、将来、身に付けた知識を基に自分独自のものを作り出すことを心がけるといいと思います。


「私の花」を主役にするのではなく、会場全体がその時々のテーマに合った居心地のいいものになるよう意識しているという倉原さん。ご自身の言葉が、読者である高校生の皆さんにどう届くかを考えながらお話しされていたのが印象的でした。

デコレーターなど装飾やデザインの仕事を目指す人は、学生時代の倉原さんのように、自分のイメージを言葉にして伝える練習をしてみるのもいいかもしれませんね。


【profile】アトリエFlower Flower オーナー 倉原由加

アトリエFlower Flower http://atelier-flower-flower.com/
ブログ「おうちサロン アトリエFlower Flower」 https://ameblo.jp/flowerflowerblog/

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「デコレーター」
はこんな仕事です

インテリアデコレーター、フラワーデコレーターなど、「装飾」を仕事にする人を総じてデコレーターと呼ぶ。インテリアデコレーターは、内装材や家具、調度品などを選び、さまざまな空間の装飾や演出を行う。フラワーデコレーターは花を素材に、イベント会場の装飾、結婚式のテーブルコーディネート、花嫁のブーケなどを幅広く手掛ける。さらに、店舗のショーウインドーを演出するウインドーデコレーターなどの仕事がある。いずれも美的センスとデザイン構成力を要する。飾り付け次第で見違える感動が生まれることも多い。

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