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自分を知り、他者をサポートする、“こころの専門家”とは?

2017.07.14

提供元:東洋英和女学院大学

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自分を知り、他者をサポートする、“こころの専門家”とは?

こころのバランスを崩した人をサポートする職業があることを知っていますか?
例えば、あなたの通っている高校にもスクールカウンセラーがいるはず。友だち関係や勉強のことなど、学校生活のいろんな悩みを相談できる存在です。
そんな“こころの専門家”であるカウンセラーやセラピストには、どんな知識や技法が必要なのでしょうか。今回は、東洋英和女学院大学 人間科学部 人間科学科 小坂和子先生の授業「心理療法論」にお邪魔しました。

この記事をまとめると

  • 遊びを通じて子どもたちをサポートする、プレイセラピーとは?
  • 実際のプレイセラピーを実践してみよう!
  • 心理療法は、日常生活からビジネスまで、幅広く役立つサポート力

遊びを通じて子どもたちをサポートするプレイセラピー(遊戯療法)

「心理療法論」の授業では、実践的な演習やグループワークを取り入れ、現代の心理療法を“正確に”“実感を持って”理解できるよう、工夫が施されています。

今回のテーマは、セラピストが見守り、展開する「遊戯療法」。
遊戯療法、つまりプレイセラピーとは“遊び”を通じて行われる心理治療です。

単なる遊びと異なるのは、その治療が行われる場所。みなさんの学校にあるカウンセリングルームと同じように、プレイセラピーも専用の治療室「プレイルーム」の中で行われます。
とは言え、決まったカタチはありません。広い部屋が好きな子ども、洞窟のように囲われた狭い場所の方が落ちつく子どもなど、その個性や課題に応じた部屋が用意されます。
大切なポイントは、子どもが「守られている」と感じられること。

プレイルームの種類もいろいろ。ウサギやネズミのドールハウスや箱庭でファンタジーの世界がつくられていたり、天井からサンドバックが吊るされた部屋だったり。ゲームや粘土、画材・手芸用品が置かれていることも。逆に、セラピストと子どもが空想で遊ぶ場合は、何も置かれていないシンプルな部屋の場合もあります。

そして準備するおもちゃは2種類。
楽しく安心できるおもちゃだけでなく、怪獣のように攻撃性のあるおもちゃも欠かせません。苦しかった体験や怒りの気持ちを表現するものが必要なのです。
2種類のおもちゃはプレイセラピーの国際基準。こころの専門家を目指し大学院に進学すると、この2種類のおもちゃを買いにいく授業があるほど。いろんな気持ちを表現できる方が、治療効果が高く、子どもの豊かな世界が広がります。

プレイセラピーを実践!感性を磨き、子どものこころを理解する

授業の後半では、プレイセラピーの教材DVDを視聴しました。このDVDは、児童精神科医やプレイセラピストが勉強しているプロ向けの教材です。

主役は、家を出ると一言も話すことができなくなった男の子。週1回50分のカウンセリングでは、主に「箱庭療法」が取り入れられます。
男の子はプレイルームにある四角の砂箱の中にミニチュアの人形や動物、建物、乗り物などのおもちゃを自由に並べて遊びます。

そばにいるセラピストはほとんど言葉を発しません。
あまりにも自然なので、一見、何をしているか分からないかもしれませんが、箱庭療法におけるセラピストの役割は、男の子が遊びに没頭できる時空間をつくること。
そのために「温かい雰囲気づくり」「急かさない」「指示を出さない」など、セラピストが守るべき8つのルールがあります。

学生は、セラピストの行動がこの8つのルールのどれに当てはまるかをチェックしながら視聴した後、4人のグループに分かれてディスカッション。

男の子の思いが一番込められていたと感じたおもちゃを発表しあい、そのおもちゃから連想されるイメージや男の子の感情を話し合います。どんなイメージでも構いません。絵を描いてもOK。授業の最後に、グループワークでまとめた解釈を書き出したカードと感想文を提出しました。

翌週はDVDの続きから始まり、セラピストによる解説で答え合わせ。学生たちの解釈とセラピストの解釈が合っているかが気になりますね。

日常生活からビジネスまで。幅広く役立つ、サポートするチカラ

「子どもには自然な感受性を持ったセラピストが必要」と語るのは、この授業を担当する小坂先生。
臨床心理士として、総合病院や精神科クリニック、教育相談所での豊富な臨床経験をお持ちです。

「『自然な感受性』は教科書には載っていません。学生にはセラピストになったつもりで子どものこころを想像してもらいます。プレイセラピーにやってくる子どもたちは遊びに集中し、治療を受けている意識はありませんが、自分の気持ちにぴったりとあったおもちゃを選ぶため、手に取るおもちゃも遊びも言葉の代わり。セラピストの感度が良ければ、子どものこころは伝わります」

授業で取り上げられるさまざまな技法は、実際のカウンセリングの現場でよく使われる技法ばかり。臨床心理士の資格試験のコア科目も押さえ、大学院レベルの専門的な内容を扱っています。

「臨床心理は1対1のパーソナルな関係のなかで身につけていく学問。毎回小テストを行い、学生一人ひとりに対してコメントを付けてもどしています。いろんな技法に触れながらフィードバックをもらうことで、自分の適性や将来の方向性を見出すきっかけにもなっているようです」

自分を知り、人の気持ちを理解する臨床心理の学び。身につけた“サポートする力”を活かせる場面は多岐にわたります。

「例えば、客室乗務員(CA)には華やかな旅を演出する側面もあれば、初めての飛行機でドキドキしているお子さんに安心してもらうための役割もあるでしょう。他にも“サポートするチカラ”が役立つシーンは日常生活にあふれています。例えば、社会人となり困っているお客さまに接するとき、同僚や友人から悩みを打ち明けられたとき、将来、お母さんになって子どもが学校のことを話さなくなったとき。こころのバランスを崩すことは誰にでも起こり得ることなのです。」

東洋英和が掲げる「敬神奉仕」の精神や、豊かな人間形成の学びを「英和スピリッツ」と呼びます。
他者と向き合い、自立したこころを育むキャンパスで、あなたもサポート力の幅を広げてみませんか。

【広告企画】提供 : 東洋英和女学院大学

この記事のテーマ
人間・心理」を解説

人を研究対象として、人間の心理や身体、人間が作る社会集団、生活の特徴やあり方を研究します。人間科学は、人間という存在や関係性そのものを研究し、学習範囲は栄養学から文化人類学、スポーツ科学まで広範囲にわたります。心理学は人間の心や行動の特徴を分析・解明します。ストレス社会と呼ばれ、心の病に苦しむ人が増加している現代では、なかでも臨床心理学の重要性が注目されています。人間の存在意義の基礎となる学問です。

「人間・心理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「心理学」
はこんな学問です

人間の心理や行動がどのような原理で動いているのかを研究する学問である。それにはさまざまなアプローチがある。たとえば、認知心理学では対象を知覚してから言語化するまでの作用を情報処理のプロセスとして理解する。発達心理学は人間が誕生してから死ぬまでの心の変化が何によるのかを探究する。臨床心理学は心のバランスを崩してしまった人の状態の改善をめざす。志望校に自分の本当に学びたい心理学があるかどうかを必ず確認することことが大切だ。

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