香川県がうどん県をアピールする理由とは?

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香川県がうどん県をアピールする理由とは?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

香川県がうどん県をアピールする理由とは?

この記事をまとめると

  • 「うどん県」は人口減少中の香川県が観光客を増やす狙いで始めた
  • うどんで注目を引きつつ、香川県の“別の良さ”をアピールするのが目的だった
  • 地域を盛り上げるプロジェクトを学ぶなら、大学の社会学や観光学分野へ

香川県がうどん県に改名!? その理由は

「このたび、香川県はうどん県に改名いたします」という動画を覚えていますか? 香川県出身の人気俳優が副知事に扮(ふん)し記者会見をするというユニークさが話題となりました。これは香川県が地域ブランドアップを目的にした「うどんプロジェクト」の一つで、その後も大きな盛り上がりを見せました。果たしてどんな理由で成功を収めたのでしょうか。

まずはうどん。そこからアートやオリーブへ

このプロジェクトのはじまりは現知事が就任した2010年にさかのぼります。当時の香川県は人口が減少中で、全都道府県のうち知名度も24位という残念な結果。そこで知事が考えたのは、まずたくさんの人に知ってもらい、観光客を増やしていくこと。そんな思いから「うどん県。それだけじゃない香川県」というキャッチコピーがうまれました。

「うどん県」のインパクトは大きく、1日で17万ものアクセスを集めてWebサイトがパンク状態になるほど。でも、このプロジェクトで本当に伝えたかったのは「うどん県」の後に書かれた“それだけじゃない”というところでした。

香川県がうどんよりも伝えたかったものの一つが「アート」。人口の少ない瀬戸内海の島々でアートをたのしむ「瀬戸内国際芸術祭」は、アート好きの人であれば誰もが知っているイベントです。はじめて開催した2010年には100万人近くの人が、第2回も約107万人が来場しました。

もうひとつ伝えたかったのが「食」。例えばオリーブは生産量の9割以上が香川県。オリーブオイルだけでなく、オリーブの搾りかすを餌にした「オリーブ牛」も香川県ならではのものです。このように、香川県は「うどん県」をきっかけに、うどん以外の良さを伝えることに成功しました。

「だけじゃない」プロジェクト、その効果は?

うどんに注目を集めさせ、他のものもアピールするという、“それだけじゃない”香川県プロジェクト。2013年には、地域をPRするブランド力を評価する「地域ブランド大賞」で審査員特別賞を受賞しました。少しずつ観光客も増加しているそうです。

この成功例に続けとばかり、他の県もユニークな動画に取り組みはじめました。広島県は「おしい!広島県」、岡山県は「桃太郎市に改名します」。都道府県それぞれのネタ合戦はこれからも続きそうですね。

このように「地域ブランド」を作りだして多くの人に良さを知ってもらったり、地域自体を盛り上げたりする方法は、大学の社会学や観光学分野で学ぶことができます。地域を盛り上げるためにアイデアを出し合うのって楽しそう!と感じた人は、進路として検討してみてもいいかもしれませんね。

この記事のテーマ
社会学・マスコミ・観光」を解説

あまり共通性のないように思われる3分野ですが、じつは密接な関係があります。観光業界にとってマスコミは「広報」そのものです。マスコミの存在なくして観光業界の発展はないでしょう。もともとマスコミは商品を情報化するために社会学を重視しています。社会が求めている漠然としたニーズを精査し、わかりやすいイメージとして変換して提供するのです。今後、観光業などにおけるマスコミの存在はますます大きくなるはずです。

「社会学・マスコミ・観光」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会学」
はこんな学問です

社会のなかでの個人の行為、集団の持つ特性、他者とのコミュニケーションなどに一定の法則性を見出して、社会の仕組みや働きを解明する学問である。研究対象は広く、社会学的な視点で研究できるものであれば何でも対象とすることができる。たとえば、家族社会学、芸術社会学、法社会学、都市社会学、宗教社会学、教育社会学、スポーツ社会学など、テーマの自由度は高い。その一方、社会全体を意味付けるグランドセオリー(一般理論)を志す学者もいる。

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