【シゴトを知ろう】舞台監督(音楽)編

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【シゴトを知ろう】舞台監督(音楽)編

2017.07.05

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】舞台監督(音楽)編

コンサートや音楽フェスのようなイベントでは、出演者とスタッフが一体となって、観客を楽しませる公演をつくり上げています。その中でも、イベント全体のまとめ役といえるのが「舞台監督」。今回お話を伺ったのは、さまざまなアーティストの公演で舞台監督を務める、株式会社パシフィックアートセンターの丸山さんです。舞台監督というお仕事について・お仕事への思いなどのお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 全体を見渡しながら時間管理をすること・必要な指示を出すことが主な仕事
  • 責任が大きい分、頼ってもらえる・信頼してもらえる喜びも大きい
  • さまざまな立場の人たちの気持ちを理解し、気遣いができることが大事

舞台監督は現場に一人しかいないこと自体がやりがい

Q1.舞台監督(音楽)の仕事概要と、一日のスケジュールを教えてください。

仕事内容は現場によって異なるのですが、主となるのはコンサートやイベントでの時間管理を行うことです。出演者・スタッフの皆さんが会場に到着してから、リハーサル・本番・撤収までの時間調整、リハーサルの進行、そして本番中に必要な指示を出すといった内容ですね。
以下のスケジュールは、夜に公演がある日の場合の一例です。

<一日のスケジュール> (夜に公演がある日の一例)
9:00 会場到着・搬入、照明などの準備開始
12:00 休憩、昼食
13:00 サウンドチェック開始
15:00 リハーサル
18:00 開場
18:30 本番開始(開演)
20:30 終演、撤収作業
22:00 終業


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

舞台監督というのは自分一人だけなので、同じポジションの人が他にいないということ、それ自体にやりがいを感じますね。
責任が大きい分、頼ってもらえるという喜びもあり、出演者の皆さんが信頼してくださっていると感じるときは本当にうれしいです。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

どのライブ・イベントにおいても、時間や予算は限られているので、その中で出演者側の希望をできる限りくめるようにスケジュール調整をするのですが……例えば「本番で演奏する曲数を増やしたい」という希望があるとすると、その分、終演時間は遅くなり、撤収が間に合うかという問題が出てきます。検討した結果、現実的に少し難しい場合もありますので、それを伝えなければならないときは心苦しいですね。

音楽好きだった高校時代から、音響の仕事を経て舞台監督へ

Q4.舞台監督を志すようになったきっかけを教えてください。

高校時代から音楽が好きで、現場でアーティストをバックアップする仕事がしたいという思いから、音響を学べる専門学校に進学しました。それから就職し、音響の仕事を始めてしばらく経った頃に「舞台監督をやってみませんか」と声を掛けていただきました。最初は「面白そうだからやってみよう」という軽い気持ちから始めましたが、舞台監督という仕事に大きなやりがいを感じ、気付けば10年以上続けています。


Q5.今のお仕事をするために、どのようなことを学びましたか?

専門学校で音響を学べたこと・音響として仕事をしていたことは、今も生かされています。
出演者やスタッフの方々に「音響のことを分かっている舞台監督さんだから安心です」と言っていただくこともあったり、小規模なイベントなどでは舞台監督をしながら音響の作業を手伝ったりということもできるので、音響経験があってよかったと思いますね。

舞台監督になるための学校はなく、「こうしなければいけない」という形はない仕事なので、現場でいろいろな方と出会いながら学んでいきました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

部活ではハンドボールに打ち込みながらも、音楽は大好きで、インディーズバンドの曲など幅広い音楽を聴いていました。音楽が好きになったのは、趣味でギターを弾いていた父の影響もあったと思います。音響の道に進んだことが今の仕事のきっかけですので、高校生のとき好きだったこと・音楽に関わりたいという夢を持ったことも、そのままつながっていますね。

人にはそれぞれタイミングがある・夢がまだ見つからなくても自分のペースで

次の公演の資料確認中の丸山さん

次の公演の資料確認中の丸山さん

Q7. どういう人が舞台監督(音楽)に向いていると思いますか?

いろいろなことに気付くことができる人、そして気遣いができる人ですね。
舞台監督はアーティスト、会場スタッフ、制作会社といったさまざまな方々とお話する仕事なので、それぞれの気持ちを理解し、みんなが気持ちよく仕事ができるようにすることが大切です。
例えば道を歩いていても、いつもと違うものが視界に入ったとき、それに気付き目を向けられるような人は向いているんじゃないかと思います。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

今やりたいことが特にないという人は、周りと自分を比べて焦ることもあると思いますが、焦らなくても大丈夫。夢がまだ見つからなくても、具体的な目標がなくても、そのうち自分がやりたいことは何か分かります。人にはそれぞれタイミングがあるので、自分のペースを大事に頑張ってください。



「同じポジションの人が他にいないこと自体にやりがいを感じる」という丸山さんの言葉の裏には、舞台監督としての強い誇りと責任感を感じました。イベントの進行を支える舞台監督には、それに関わる一人ひとりの気持ちを理解し、常に周囲に気を配ることが大切。舞台監督に興味がある人は、丸山さんのおっしゃるように「いつもと違うものが視界に入ったとき、目を向けられる」ようにすることで、新たな気付きがあるのではないでしょうか。


【profile】
株式会社パシフィックアートセンター 舞台監督 丸山義治

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台監督(音楽)」
はこんな仕事です

コンサートなど音楽系の舞台で、音響、照明、セットなどの裏方スタッフの取りまとめや進行管理などを行う仕事。コンサートやツアーのコンセプトメイクの段階から関わるなど、演出家的役割を担うことが多い。舞台監督になるには、舞台監督助手や音響・照明などで経験を積んでから、あるいは舞台制作のアルバイトから始めるなど、さまざまな道があり、資格はとくに必要ない。アーティストとの信頼関係があれば、レコーディングスタッフなどステージジャンル以外から転身する人もいる。

「舞台監督(音楽)」について詳しく見る