【シゴトを知ろう】ホームヘルパー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ホームヘルパー ~番外編~

2017.08.01

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ホームヘルパー ~番外編~

利用者の自宅を訪問し、身体介護や家事の支援をするホームヘルパーの仕事。よその家庭の台所や浴室にまで入るため、細やかな気配りが不可欠です。

番外編では、ホームヘルパーとして利用者に信頼してもらうコツや、取っておくと役に立つ資格について、有限会社ナイスケアで働く五十峯大貴さんにお話しを伺いました。

この記事をまとめると

  • 家事の支援は、利用者それぞれのやり方に合わせている
  • より専門的な技術を身に付けるには、各種資格を取ると良い
  • 利用者の快適な生活をサポートするには長期的な努力も必要

利用者のやり方やライフスタイルに合わせたサポートをする

――利用者との信頼関係を築くため、気を付けていることがあれば教えてください。

私たちは、よそのお宅の台所や浴室といったプライベートな空間にも立ち入ります。なので、「郷に入っては郷に従え」ではありませんが、利用者のやり方を教えてもらった上で家事を支援します。

中でも物の配置には、とても気を配りますね。各家庭での生活習慣があるので、掃除機をかけるために物を動かしたら必ず元の位置に戻します。また、視力に障がいのある方は、物の配置が少しでも変わると普段の生活に困ることがあるので、特に注意が必要です。
 
 
――この仕事ならではの「休日あるある」や、ついプライベートでもやってしまうことがあれば教えてください。

街中で横断歩道を渡ろうとしている高齢者が目に入ると、最後まで渡りきるまで目が離せないですね。「ここの信号、青信号の時間が短いけど大丈夫かな?」「重い荷物を持っているけど、渡りきれるだろうか」と心配になるんです。そして高齢者のそばに家族がいると分かると、ホッと胸をなでおろしています(笑)。
 
 

より良い介護を提供するため、複数の資格を取得するといい

――福祉、介護にまつわる資格はたくさんあると聞きました。ホームヘルパーの仕事を続ける上で、今後取得したいと思っている資格はありますか?

私は今の会社に入ってから介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修を受講し、修了しました。介護職員初任者研修では、介護の基本から、医療との連携、老化や認知症の知識などを学びます。計130時間の研修の中で、講義と実技演習を重ねるんです。介護福祉士実務者研修はより難しく、専門的な介護技術に加え、医学知識、医療の制度についても、あらゆる視点から理解する力が求められます。介護福祉士実務者研修を修了すると、訪問介護の段取りを決めたり、利用者とホームヘルパーの架け橋になったりする「サービス提供責任者」として働けるんです。

また、介護福祉士国家資格は、介護現場で3年以上の実務経験がないと受けられないので、私は2年後に受験を予定しています。なので、今はそれに向けた勉強の最中です。
 
 

粘り強いアプローチによって、利用者の生活に変化を与えた

――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

以前、入浴に抵抗のある認知症の利用者を担当しました。その方は浴室に近寄るのを嫌がるので、前任のホームヘルパーは全身の入浴は難しいと判断し、代わりに手浴と足浴(お湯を張った洗面器に手足を浸すこと)をしたり、濡らしたタオルで体を拭いたりして、利用者の身体の清潔を保っていたそうです。

私はまず、その方が抵抗なく浴室に来れるよう努力しました。そして何日か経過したある日、ついに浴室で手浴と足浴をさせてもらえたんです。そのときに、私は「ここまでできたなら全身の入浴もできそう」と考え、さらに根気強くアプローチを続けました。すると本人から「今日はお風呂に入ってみようかな」と言ってくれたんです。その一言が聞けたときは、心からうれしく、自分のアプローチの成果が出たことに達成感を得ました。

その方は、今では当たり前のように入浴してくれますが、当時のことを振り返って聞いてみると、「浴室で転ぶのが怖かった」と言っていました。後になって、転倒するかもという恐怖心が入浴への抵抗につながっていたと分かったんです。その不安を取り除けたことで、その方の快適な生活づくりを手伝えたのかなと思います。
 
 
五十峯さんが教えてくださった3つの資格の他にも、ケアマネジャーなど、介護にまつわるさまざまな資格があります。

ホームヘルパーの仕事についてさらに知りたいという人は、そういった資格を取得できる学校を調べてみましょう。そこから新しい選択肢が見つかるかもしれません。
 
 
【profile】有限会社ナイスケア 五十峯大貴
【取材協力】日本ホームヘルパー協会東京都支部

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ホームヘルパー(介護職員初任者研修課程)」
はこんな仕事です

加齢や障がいにより、自分自身で日常生活を送ることが困難な人の自宅を訪問し、生活を手助けする仕事。食事や入浴、排せつの介助のほかに、掃除や洗濯、買い物の代行も行う。話し相手や相談相手となることもあり、また、高齢者や障がい者は精神的な不安を抱きやすいので親切で丁寧な対応が求められる。訪問時間は平均して30分から2時間ほど。時間帯は利用者やその家族のニーズにより異なり、日中の場合もあれば早朝や夜間の場合もある。

「ホームヘルパー(介護職員初任者研修課程)」について詳しく見る