【シゴトを知ろう】ホームヘルパー 編

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【シゴトを知ろう】ホームヘルパー 編

2017.08.01

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ホームヘルパー 編

介護が必要な高齢者の自宅に出向いて生活をサポートする人を、ホームヘルパーと呼びます。パートタイムで働いている人も多い仕事ですが、今回は、有限会社ナイスケアで常勤のホームヘルパーとして働いている五十峯大貴さんに、その仕事内容や、学生時代の過ごし方について教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 利用者の自宅を訪問し、身体介護と生活援助をする仕事
  • ホームヘルパーとして働くには、介護職員初任者研修を受ける必要がある
  • 物事を多方面から考える柔軟な思考を持つことが大事

利用者の意志を尊重し、自立した生活を支える仕事

Q1. 仕事概要を教えてください
 
ホームヘルパーは、40歳以上の国民が加入する介護保険の中で、介護サービスを提供する仕事です。具体的には、利用者のお宅を訪問し、食事や入浴の手伝い、オムツ交換といった「身体介護」と、洗濯、掃除、調理を含む家事にまつわる「生活援助」を行います。利用者のほとんどが65歳以上の高齢者で、一人暮らしをしていたり日中は家族が仕事で家を空けていたりと、不便な思いをしています。利用者が「自分らしい生活」を送れるように手の届かないところをサポートするのが、私たちホームヘルパーの役割です。

一日のスケジュールは、シフトで決まっています。1軒あたりにかかる時間は30分〜1時間程度で、1日に平均して5〜6軒を担当するんです。もしも利用者の健康や生活環境に異変を感じたら、1軒ごとに事業所に戻って報告し、特に報告する事項がなければそのまま次の利用者の元へ向かい、一日の最後に報告します。

また、月に一度、会社が開催する勉強会に参加し、質の高い介護に必要な知識と技術を吸収しています。
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

何といっても、利用者からの言葉が一番の楽しみでやりがいです。「来てくれてありがとう!」「孫と年齢が近いから、あなたがいると安心する」と私の訪問そのものを歓迎してくれる方から、「君にはなんでも話せる」「僕と五十峯さんの仲だから任せられるよ!」など特別な信頼を寄せてくれる方までいるんです。時間はかかりますが、利用者と良い関係を築けると大きな達成感を味わえます。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

訪問介護では、基本的に自分一人で利用者の自宅を訪ねます。なので、体調の不安定な方や病気の症状が重い方の自宅を訪問する際は、特に緊張感を持って伺います。時には、私だけでは対処できないことや判断できない状態もありますが、会社からの指示を仰いだり、利用者ごとに決まっている緊急時の対応方法に沿って行動したりすることで、いざというときも焦らず対応できるんです。しかるべきところに連絡して適切なアドバイスをもらうと、あらゆる方面の助けがあって利用者を支えている仕事だと実感します。
 
 

質の高い介護を実現するため、今も勉強を怠らない

Q4. どのようなきっかけ・経緯でホームヘルパーの仕事に就きましたか?

私は、学生時代に介護の仕事を考えたことはありませんでした。実家が農家だったこともあり、社会に出てしばらくは、地元の農業関係の仕事で機械整備士として働いていました。

30歳になる手前で上京し、今働いている会社の社長と話す機会がありました。そのとき、社長が話してくれたのは「うちの会社は質の高い介護を目指している」という話。その話を聞いて、社長の介護にかける思いに共感したんです。地元で働いていたころ、たくさんのおじいちゃん、おばあちゃんと接するのが本当に楽しかった……その思いを、社長が言う「質の高い介護」に生かそうと思いました。これが、私がホームヘルパーになったきっかけです。
 
 
Q5.この仕事に就くために何を学びましたか?

今の会社に入社してから、介護職員初任者研修を受けました。介護職員初任者研修は、旧ホームヘルパー2級に相当する資格として2013年から始まり、130時間の講義を受けたのち筆記試験に合格すると修了です。私たちのように1人で利用者を担当する場合は、介護職員初任者研修以上の資格を持っている方がいいと思います。私は、介護職員初任者研修を修了した後、さらに難度の高い介護福祉士実務者研修も修了しました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

私は工業高校の機械システム科に通い、ものづくりや機械整備について学んでいました。というのも、小さいころから手先が器用で、将来は機械に関わる仕事に就こうと考えていたんです。そういった経緯で農業協同組合の機械整備士になり、高齢者と密に関わりました。その経験が、ホームヘルパーの仕事につながっていると思います。ちなみに、高校時代の一番の得意科目は家庭科でした(笑)。今も、限られた時間の中でスムーズに家事を支援するのに役立っています。
 
 

興味のあることには、ネガティブにならず挑戦することが大切

Q7. どういう人がホームヘルパーに向いていると思いますか?

「人が好き」であることが大事だと思います。会話を楽しめるのはもちろん、相手の気持ちを考えて行動できる人だといいですね。また、緊急時に落ち着いて対応できるよう、臨機応変な対応力があると望ましいです。

ただ、最も大切なのは、「この仕事をしたい」、「この仕事を頑張りたい」というシンプルな気持ちだと思います。「興味はあるけれど向いてないかも」と考えずに、まずは挑戦して仕事をする中で新しい自分を見出してもらいたいですね。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

高校生の皆さんの周りには、たくさんの情報があふれていると思います。その中で、あちこちに興味が向いて一つに絞れないという人もいるでしょう。でも、一つに絞って自分の選択肢を狭める必要はありません。

私は、この仕事には、物事を多方面から考える柔軟な思考と広い視野が大事だと思っています。物事には、必ず最後に「結果」が付いてきます。結果に行き着くまでのルートを何通りも考える習慣が身に付くと、将来、大きな武器になるでしょう。
 
 
利用者の自立を支える、ホームヘルパーの仕事。一人ひとりに合った対応をするためには、五十峯さんのように、多角的な考え方を取り入れることが大切なのですね。

ホームヘルパーの仕事に興味があるという方は、介護職員初任者研修の資格を取得できる学校について調べてみましょう。学校によって、さまざまなカリキュラムがあるはずです。
 
 
【profile】有限会社ナイスケア 五十峯大貴
【取材協力】日本ホームヘルパー協会東京都支部

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ホームヘルパー(介護職員初任者研修課程)」
はこんな仕事です

加齢や障がいにより、自分自身で日常生活を送ることが困難な人の自宅を訪問し、生活を手助けする仕事。食事や入浴、排せつの介助のほかに、掃除や洗濯、買い物の代行も行う。話し相手や相談相手となることもあり、また、高齢者や障がい者は精神的な不安を抱きやすいので親切で丁寧な対応が求められる。訪問時間は平均して30分から2時間ほど。時間帯は利用者やその家族のニーズにより異なり、日中の場合もあれば早朝や夜間の場合もある。

「ホームヘルパー(介護職員初任者研修課程)」について詳しく見る