【シゴトを知ろう】バスプロ 編

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【シゴトを知ろう】バスプロ 編

2017.07.31

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】バスプロ 編

日本ではバス(ブラックバス)釣りが、ゲーム性のある釣り競技として人気で、フィッシング大会が全国で行われています。そういった大会に出場するトーナメントプロや、バス釣りのガイドをするプロガイドを総称して、「バスプロ」といいます。

今回はトーナメントプロとして数々の優勝歴を持つ青木大介さんに、バスプロの仕事内容や高校時代の過ごし方について詳しく伺いました。

この記事をまとめると

  • バスプロの主な仕事は、大会への参戦や釣り具の商品開発
  • 高校生のころから友人たちとバスフィッシングに没頭していた
  • 人に説明したり自分をアピールしたりするのに、専門学校時代の勉強が役立つ

バスプロはフィッシング以外でも経験を生かせる仕事

Q1. 仕事の内容と一日のスケジュールを教えてください
 
バスプロの主な仕事は、大会への参戦です。毎年、春から秋にかけて全国で大会が開催され、僕はそのうち10試合ほどに毎年出場しています。会場となる湖によってバスの状態は異なるので、ただバスフィッシングをするだけではなく試合前に下見をして、どんなアプローチでバスを釣り上げるかをイメージしています。

大会以外では、雑誌への寄稿、テレビ番組への出演、プロモーション活動も、バスプロとしての仕事です。大会によっては知名度がなければ出場すらできない大会もあるので、自身のプロモーション活動も仕事の幅に大きく影響します。その一環でもありますが、僕は釣り具メーカーの経営もしています。釣りに有効な商品の開発と製造には、実際にフィールドで得た知識を生かせるんです。
 
<一日のスケジュール> 〜大会初日〜
03:00 起床。大会の準備
06:00 会場に到着。大会の受付開始
07:00 大会開始
15:00 初日終了。魚の計量
16:00 会場を出る。翌日の準備
19:00 食事を終え次第就寝
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
子どものころからずっと好きだったバスフィッシングを仕事にしているので、常に楽しんでいます(笑)。強いて言えば、大会で満足のいく結果が出たときはうれしいですね。本番までに何度も下見を重ねて作戦を練るので、努力が報われたと実感します。

また、研究のしがいがある点もバスプロの魅力です。例えば、自社のルアー(疑似餌)の開発には、僕自身がバスフィッシングをする中で培った知見を生かせます。開発だけではなく大会でも、ルアーの選び方で勝敗が分かれることもあるんです。自分の経験や知識に基づいて進んだ先にいい結果があると、大きなやりがいを感じます。
 
 
Q3. 仕事でつらいと感じることはありますか?

バスフィッシングは、出場者どうしの競争である一方、自然との戦いでもあります。僕が「バスは今からこう動くだろう」と先読みを試みても、思うようにいかない場面も多くて大変です。とはいえ、先読みしないことには勝てないので、読みの精度を高める必要があります。こればかりは繰り返し釣りに行き、感覚を磨くしかありません。それでも上手くいかない日はありますが、悔しさやもどかしさがあってこそ、結果が出た瞬間の喜びも大きいのだと思います。
 
 

バスプロになりたい一心で忙しい日々も練習を重ねた

Q4. どのようなきっかけ・経緯でバスプロの仕事に就きましたか?
 
中学生のころに、友人に誘われて釣りをしたことがきっかけです。その後、さらに釣りに打ち込むようになってからは「誰が一番上手く釣れるか?」と友人たちと勝負していました。負けず嫌いな性格もあって競い合うことが好きだったんです。その後、より勝敗がはっきりしている大会の世界に魅力を感じ、バスプロを志しました。

高校卒業後は釣りの専門学校に進み、休日はほとんど河口湖に出掛けていました。大会の多くは河口湖で開催されるので、レベルの高い選手になるには河口湖でのバスフィッシングに慣れなくてはいけません。専門学校の授業でも練習の機会はありますが、「人よりも上に行きたいなら、周囲よりも多く経験を積まなきゃ!」と考えていました。
 
 
Q5.専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校では、主にバスプロになった後に必要な技術を学びました。バスプロの仕事は釣りだけではなく、自身のアピール活動や商品のプロモーション活動、釣り道具の商品開発も含まれます。学校では商品をより魅力的に伝える説明力を養うために、先生から提示された商品の良さを語る授業もありました。また、商品開発のためにCAD(設計作業をサポートするコンピューターのツール)の操作も学びましたね。

専門学校の授業は現在の活動に役立つことばかりですが、当時の僕は釣りの技術を高めることに必死でした。今は商品開発の協力も大きな仕事の一つなので「もっとCADを勉強していたら、スムーズに仕事ができるのにな」と思っています(笑)。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生のころには、すでにバスプロを目指していました。しかし、当時はバドミントン部に所属していたので部活で忙しい日々を送っていましたね。それでも、釣りが何より好きだったので、時間が許す限りは釣り場に行き研究を重ねていました。バスフィッシングへの情熱と、夢をあきらめない気持ちが今につながっていると感じます。
 
 

学生時代に学んだことがバスプロの仕事にも役立っている

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
とにかく釣りが好きな人が向いています。僕は釣りと付くもの全般を経験していますが、バスフィッシングが何より好きです。バスそのものはもちろん、ライバルとの競争、ロッド(釣竿)などの釣り道具といった、バスフィッシングに関わる全てが僕には魅力的なんです。そういった楽しさに目を向けて夢中になれる人には楽しめる仕事だと思います。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
魚を釣る知識は、人に教わってもなかなか身に付きません。また、プロになってからも大会で上位に居続けるのはとても難しいんです。そのため、釣り場に何度も足を運び自分に合った手段や、魚を釣る手応えを知ってほしいですね。僕も、プロになってもしばらくは結果が出せずにいました。そんな中でも、バスフィッシングが好きだという気持ちで挑戦し続けたので、今は大きな大会でも結果を残せるまでのバスプロになったんです。

バスプにロには、雑誌の取材に対応したりスポンサーの商品を説明したりと釣り以外にもさまざまな仕事があります。なので、分野を問わず知識が多ければ多いほど役立つ場面がありますよ。勉強していてよかったと思う瞬間がきっと訪れますので、高校の勉強も頑張ってくださいね。
 
 
負けず嫌いだと自分の性格を分析していた青木さんですが、バスプロという競争の世界では勝ちたい気持ちが大きな原動力になりそうですね。自主的に研究を重ねたり、授業外でも釣りの経験を積んだりしていた背景にも、その気持ちがあったのかもしれません。

将来について悩んでいる方は、青木さんのように自身の性格を知り、好きなものとどうつながるのかを進路選択に生かしてみてはいかがでしょうか?
 
 
【profile】株式会社DSTYLE 青木大介
【取材協力】JB 日本バスプロ協会

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「バスプロ」
はこんな仕事です

スポーツフィッシングとして人気の高いブラックバスを釣るプロ。フィッシング大会に出場して賞金を得ている「トーナメントプロ」と、各地のバスフィッシングスポットでガイドを務めることで収入を得る「プロガイド」の、大きく2種類の「プロ」がある。技術が高ければ釣り具などのメーカーからスポンサー収入を得ることもできる。プロになるためにはNBC日本バスクラブの会員になってトーナメントに出場し、プロ申請する。生計を立てることは決して簡単ではなく、ほかの仕事に就きながらバスプロを続けるケースが多い。

「バスプロ」について詳しく見る