【シゴトを知ろう】医師 編

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【シゴトを知ろう】医師 編

2017.07.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】医師 編

病気や怪我を治療し、人の命を救う仕事である「医師」。命を救うだけではなく、命の誕生に立ち会う産婦人科医もその一つです。

今回は、祐天寺ウィメンズヘルスクリニックで院長を務める佐藤真之介さんに、その仕事内容ややりがいについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 医師の働き方には、主に勤務医と開業医の2種類がある
  • 診察の際にはコミュニケーション能力や対応力が必要となる
  • 医師を目指すなら勉強はもちろん、さまざまな経験をすることが大切

神秘的な生命の誕生に立ち会える感動

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください
 
医師は、患者さんを治療したり、医療の研究を行ったりする仕事です。医師にはさまざまな分野があり、私は産婦人科を専門にしています。以前は総合病院に勤務していましたが、現在は自分のクリニックを経営し院長として働いています。

産婦人科のクリニックで診療しているのは、主に、妊娠から出産までを扱う産科と、生理不順や更年期障害といった女性の身体の不調を診る婦人科の2種類です。子宮がん検診や、ワクチン接種を行うこともあります。また、診察時間外は、クリニックの経営に関わる事務作業をしています。

<ある一日のスケジュール>
08:00 出勤
08:15 準備、事務業務
09:00 午前の部診察開始
12:30 午前の部終了、昼休憩
15:00 午後の部診察開始
18:00 診察終了、片付け
18:30 退勤
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

産婦人科医の仕事の中で、私が一番の魅力だと思うのは、「生命の誕生に立ち会えること」です。お母さんのお腹の中で赤ちゃんが順調に成長していく過程は、とても神秘的で、赤ちゃんの成長を感じる度に感動が押し寄せます。そして、母子の状態に異常があった際に赤ちゃんやお母さんの命を救えたときには、大きなやりがいを感じますね。

また、女性は、ホルモンの分泌周期によって体調が変わるので、日常的に身体へのストレスがかかっているのですが、そういった女性の身体的ストレスを少しでも減らし、ライフスタイルをより良くするお手伝いをすることも、産婦人科医として大切な務めの一つです。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
緊急時、命に関わる判断を速やかにしなくてはいけないことに、プレッシャーを感じる場面は多いです。

また、現在はクリニックを開業し、それまで縁のなかった「経営」の面での苦労もあります。金銭面はもちろん、治療に必要な物品の管理、地域の人に向けた広報など、考えるべきことは多岐にわたりますが、新たなチャレンジだと思い、精力的に取り組んでいます。
 
 

分娩に立ち会ったことで産婦人科医の道へ

Q4. どのようなきっかけ・経緯で医師の仕事に就きましたか?
 
父親が医師だった影響で、幼いころから漠然と医師を志していました。しかし、高校時代にはなぜ医師を志しているのか分からなくなり、悩んだ時期もあります。その時、改めて「医師を目指そう」と決心したきっかけは、近しい家族が亡くなったことです。身近な人との別れを経験し、「やっぱり、医師として人の命に関わりたい」と思ったのです。

医師を本格的に目指してからは、一浪の末医学部に入学し、勉強と部活動に明け暮れる日々を過ごしました。医師の中でも産婦人科医を意識したのは、5年生の実習で、初めて分娩に立ち会ったとき。生命が誕生する瞬間を目の当たりにし、人から人が生まれることの尊さや、全ての人がこうして生まれ、この世に生きている事実に感動したんです。少し大げさかもしれませんが、このときの感動が自分の産婦人科医としての原点だと思っています。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
2年生までは、解剖学(生体の形態と構造を研究する学問)や生理学(生体の器官の働きを研究する学問)といった、医学の基礎を勉強し、3〜4年生では臨床医学の座学、5年生で病棟での実習を行いました。そして、6年生のころは、卒業試験や医師国家試験に向けてひたすら勉強漬けの日々でした。
 
現在は産婦人科医となったわけですが、正直、大学での産婦人科の講義には、あまり興味がなかったんです。先生の話しを聞いているだけでは、自分が産婦人科医になるというイメージは全くできませんでした。しかし、5年生での病院実習で分娩に立ち会い、その衝撃と感動から「産婦人科をやろう」と即決したことを今でも覚えています。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
先ほどもお話した通り、当時はなんとなく医師を目指していた状態でしたが、今思えば、外科医や救急医に憧れを抱いていた気がします。なので、まさか自分が産婦人科医になってクリニックを開業するとは、夢にも思っていませんでした(笑)。しかし、医師という点では高校時代の夢とつながっていますね。

一つの夢を持って突き進む姿勢は素晴らしいですが、一方で、私のようにある経験によって自分自身の考えが変わることもあると思います。その変化が、良い結果につながる場合もあるので、まずは柔軟な気持ちで目標に向かうのが大切だと思います。
 
 

思い出や経験を積んで、患者さんとのやりとりに生かす

Q7. どういう人が医師の仕事に向いていると思いますか?
 
医師は、生きている人を相手にする仕事ですので、相手とのコミュニケーションをきちんと取れる人が向いています。また、患者さんがリラックスして話せるような環境作りや、幅広い視野を持って、一人ひとりの患者さんに合わせた対応ができるかどうかも大切だと思います。常に緊急の事態に備えなくてはならないので、体力、気力に自信がある方だと、なお良いですね。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
医師を目指している人にとって目先の目標である、「医学部合格」は、簡単なことではありません。なので、つい受験勉強しか見えなくなってしまいますが、個人的には、浪人時代の仲間との思い出や経験も、今の仕事に生きていると感じます。

医師になると、毎日、多くの患者さんと関わります。ですので、「これさえ勉強すればいい」というものはなく、できる限りさまざまなことに触れることが、患者さんと向き合う際に役に立つと思います。
 
 
大学での実習がきっかけで、産婦人科医の道を目指した佐藤さん。佐藤さんのように、一つの経験によって、思い描いていた夢がより具体的になったり、道が絞られたりする場合もあります。

「医師への憧れの気持ちはあるけど、どの分野に進むかはまだ決めていない」という方は、まず、医学部のある大学について調べてみると、その先に見えてくるものがあるかもしれませんね。
 
 
【profile】祐天寺ウィメンズヘルスクリニック 院長 佐藤真之介

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「医師」
はこんな仕事です

病気の人を診察した上で治療したり、新しい医療技術を開発するのが仕事。医師は、患者を診察する「臨床医」と、病気や薬剤を研究する「研究医」の2つに大きく分けられる。臨床医は総合病院などに勤め、医療行為を行う勤務医と、自分で医院を経営する開業医に分かれる。臨床医は正確な診察と適切な治療を行うために、冷静で的確な判断力、行動力と、患者の納得を得られる説明や説得ができなくてはならない。研究医は臨床医として大学付属病院などで働きながら、研究を進める場合が多い。

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