【シゴトを知ろう】法医学医 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】法医学医 ~番外編~

2017.07.12

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】法医学医 ~番外編~

「【シゴトを知ろう】法医学医 編」では法医学医の仕事内容ややりがいについて、井濱容子さんにお話を伺いました。

こちらの番外編では、法医学医ならではの「あるある」や法医学医として働いてきた中での印象的なエピソードについて、より詳しく教えていただきました。

この記事をまとめると

  • ドラマで描かれる法医学医と実際の法医学医は異なる
  • なりたい職業に就いた自分をイメージしながら勉強に取り組むことが大切
  • 悲しみを乗り越えたご遺族の姿を見ると、法医学医である喜びを感じる

法医学医が犯人を逮捕することはない!?

――法医学医の仕事を題材にしたドラマなども増えていますが、「実際とは違う!」と思わずツッコミを入れてしまう点があれば教えてください

法医学医は、あくまで、警察や司法に「医学的な助言」する仕事なので、法医学医自身が直接犯人を逮捕することはありません。同じく、犯人と直接対じして追い詰める機会もないですね(笑)。

また、実際の現場にある凶器や遺留品といった状況証拠や、犯人に関する目撃談をまとめるのも警察の仕事です。よく法医学医の仕事だと誤解されますが、変死体を検視する検視官も、一般的には警察が担当しているんですよ。
 
 
――では一方で、プライベートでは、周囲からどのような印象を持たれていますか?

やはり「法医学医」という肩書きだけを見ると、ドラマで描かれているような、白衣を翻して歩き、次々と難しい怪奇事件を解決していく……といった、かっこいいイメージが強いので、クールな印象を持たれてしまいがちです。ですが、私の周りにいる法医学医は、むしろ逆の素朴な感じの先生が多いと思いますよ。私も含めてですが。

どちらにしても、「ドラマの影響って大きいんだな〜」と感じます。
 
 

大学に合格することだけがゴールではない

――大学の医学部で国家資格を取り、さらに大学院にも進んだ井濱さんから、高校生に向けて勉強面のアドバイスがあれば教えてください。

高校生の皆さんにとって、日々の勉強はとても大変だと思います。気分が乗らないときも多いでしょう。それに、特に私のように医学部を受験する方などは、つい「大学合格」が目的になってしまいがちですよね。

しかし、そのような状態で勉強していると、途中で息切れしてしまうこともあると思います。ただ目の前の勉強をこなしているだけでは、その先は見えてこないからです。受験は、ゴールではありません。大切なのは、実際になりたい職業に就いた後の自分をイメージすること。それが身に付くと、無意識のうちに、机の上の勉強に限らずもっと広い意味での学びを得られると思いますよ。

私自身、法医学医になった後も日々勉強は続いていますが、家に帰ってからもずっと仕事について考えているくらい、仕事自体が楽しみでもあるんです。皆さんも、「勉強が苦じゃない! もっと学びたい!」と思えるような対象に出会えたら、日々の勉強も前向きに取り組めるはずです。
 
 
――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

あるお子さんが突然亡くなり、その死因を詳しく解明するために解剖を実施しました。後日、全ての検査を終えて解剖結果を説明する際に、その子の弟さんも立ち合われていました。その弟さんはまだ小学生でしたが、私の説明をひと通り聞いた後、ふと「僕は将来、その病気を治療できるような医者になりたい」と話してくれました。その言葉を聞いたときに、法医学が生きている人のためにできることがあるんだとうれしく感じました。

このように、大切な人を亡くした悲しみを乗り越え、前を向いて歩こうとするご遺族の姿を見ると、法医学をやっていて本当に良かったなと思います。
 
 
事件の解決を後押しすることで社会に貢献する法医学医。さらに、ご遺族の悲しみを癒やす役割も担っているとは驚きですね。

「自分も法医学医になって世のため、人のために働きたい」と思う人は、法医学医になった後の自分をイメージしながら、勉強や部活動など、さまざまなことに挑戦してみましょう。進路選びのヒントは、意外なところに隠れているかもしれません。
 
 
【profile】法医学医 井濱容子

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法医学医」
はこんな仕事です

法律に関わる諸問題に医学的な判断が必要とされる場合に、これを鑑定・研究して解明し判断を下す仕事。具体的には死因や身元を特定するための司法解剖、親子鑑定、血液型鑑定などが挙げられる。法医学医として働くには、医師免許に加えて死体解剖資格、機関長の推薦、法医学教室での200例以上の法医解剖経験、5回以上の学会報告などが必要で、日本法医学会の認定制度の審査を受けて、認定を受けなければならない。多くの場合、法医学教室で研修医として経験を積んだ後、専門の研究機関などに就職する。

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