【シゴトを知ろう】冒険家 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】冒険家 ~番外編~

2017.07.12

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】冒険家 ~番外編~

「【シゴトを知ろう】冒険家 編」では冒険家の阿部雅龍さんに仕事の内容や役立つ能力などについて教えてもらいました。

こちらの番外編では、冒険家同士のつながりや、ついプライベートでもやってしまうこと、そして阿部さんの今後の冒険について話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 日頃から、トラブルに巻き込まれたときの対策を考えている
  • 冒険に旅立つ準備は、行き先の環境の情報を集めるのが第一
  • 100年前の冒険家の夢を引き継ぎ、2018年末の冒険に向けて準備中

危険が多い冒険でも、まずはどうするべきかを考える

――冒険家という仕事はあまり馴染みがありませんが、冒険家同士の横のつながりは多いのでしょうか?
 
冒険家の友人は多いですね。また、月に一度、遠征から帰ってきた冒険家の話を聞く集会もあります。ほかにも、みんなで野宿をしてアウトドアの知識を深めるなど、さまざまな情報やノウハウを共有しながら切磋琢磨しているんです。こういった集会の情報は、ネットで調べられますし、友人から誘われて足を運ぶ場合もありますよ。
 
 
――冒険家ならではの「あるある」があれば教えてください。

冒険の中で、非常に危険な場所に行くこともあります。そういった危険な場面に備えて、常に「自分の身に何かが起きたら、どう生き延びるか?」と考えているんです。なので冒険以外の日常でも、「後ろから誰かに羽交い締めにされたら、体をひねって肘打ちしよう」とか、「もし、あの建物の3階から飛び降りるなら、どうするのがもっとも軽傷で済むだろうか?」など、頭の中でシミュレーションしてしまいます(笑)。

冒険中は、思いもよらないトラブルが起こるので、あらかじめ対策を練ることは重要なんですよ。以前、南米で誤認逮捕されたことがあり、24時間ほど留置所に入れられてしまいました。そのときも、「誤認だと分かってもらえれば、留置所から出してもらえるだろう」と考え、策を練ったんです。最終的には、留置所の職員と仲良くなったので良かったのですが(笑)。ただ、友人の冒険家の話を聞いても、僕と同様に非常に過酷な場面に直面している人たちがいます。いつ何が起こっても動揺しないように、その土地で起こりうるトラブルとその対策を事前に考えておくのです。
 
 

知らない場所へ行くときには念入りなリサーチが必須

――冒険の準備はどのようにしていますか?

まずは情報が必要。とにかくたくさんのものに触れ、さまざまな人に会うことで必要な情報を仕入れています。また、僕が行う冒険の場合、何より必要なのは環境の情報ですね。地理的な情報はもちろん、天候や現地で手に入る食べ物についてなど。その土地にどんな文化を持つ人が暮らしていて、どんな言語を話すかなどを調べています。そういった情報をパズルのように組み合わせて、自分なりの冒険の計画を立てるんです。
 
 

チャレンジを達成しても、それに満足することなく挑み続ける

――最後に、冒険活動の中で達成感を感じたエピソードと今後の展望を教えてください
 
実は、冒険で達成感を感じたことはないんです。というのも、僕は、「達成できた」と感じてしまうと、成長が止まってしまうんじゃないかと思っています。そのため、一つの活動や試練を乗り越えたときには、達成した事実よりも、次の冒険をどう進めるかを考えワクワクしています。

次の冒険では、僕の幼い頃からの夢に挑みます。それは、2018年末に予定している、「日本人で初めて、ソロでの南極点徒歩到達を果たす」という冒険です。具体的には、南極点までの約1,130kmの道のりを一人(ソロ)で歩きます。「ソロ」には、一人で、という意味に加え、無補給という意味もあります。30〜40日間かかる見込みですが、その間、食料などの補給を一切しないで到達しようと思っているんです。

これは、僕が幼いころから憧れている約100年前の探検家・白瀬中尉が生前挑んだ冒険で、彼は夢半ばで亡くなってしまいました。なので、僕がその夢を引き継ぐことで「100年前の夢が今も息づいている」と証明したいと思っています。今までにも数多くの冒険をしていましたが、その全てが、この冒険のための準備だったと言っても過言ではありません。

ただ、その夢を叶えた後も、達成感で冒険への意欲が燃え尽きることはないと予感しています。これからも、いつも夢を抱いて、走り続けていきたいですね。
 
 
次の冒険に向けて、着々と準備を進めている阿部さんですが、常に前を向いて夢を抱き続ける姿勢は、私たちにとっても非常に大切なことに感じますね。

世界のあらゆる景色を見たい、異なる言語圏の人と交流したいと思う人は、まずは、自分が行ってみたい土地の情報を集めてみてはいかがでしょうか。そこから、学びたい学問や分野が見つかるかもしれません。
 
 
【profile】冒険家 阿部雅龍
【取材協力】人力チャレンジ応援部

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「冒険家・探検家」
はこんな仕事です

人類がまだ足を踏み入れたことのない場所を踏破することを主な目的とする仕事。数千メートル級の山岳、南極・北極など氷に囲まれた世界、ジャングル、深海など行き先はさまざまだ。冒険するにあたっては多額の資金を必要とするため、書籍を執筆して販売したり、関連用品メーカーとスポンサー契約を交わしたりして資金を集める。行き先によっては生命の危険を伴うこともあり、ハードな旅に耐えられる精神力と体力が求められる。

「冒険家・探検家」について詳しく見る