【シゴトを知ろう】インテリアスタイリスト 編

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【シゴトを知ろう】インテリアスタイリスト 編

2017.07.19

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】インテリアスタイリスト 編

雑誌やポスターに載っている部屋のスタイリングをする人を、インテリアスタイリストといいます。テーマや季節、流行などを考慮しながらインテリアを組み合わせ、写真映えするスタイリングをする仕事です。

今回は、その仕事内容について、フリーランスのインテリアスタイリストとして活躍している坂野まどかさんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • スタイリングの仕事は、お客様の持つイメージをつかむことから始まる
  • インテリアの基礎を知ることは専門的な知識を学ぶための基盤になる
  • 学生のうちからさまざまな経験をすると、自分の感性を磨くことにつながる

自分の感性を生かしつつ、撮影用の部屋を飾る仕事

Q1. 仕事の内容を教えてください
 
インテリアスタイリストは、雑誌、Webなどのメディア広告を撮影する際に、室内の装飾を整え、部屋をつくり上げる仕事です。私の場合は、カフェやショップといった商業施設のディスプレイの製作、モデルルームのインテリアコーディネートなど、幅広く提案しています。特に、手作業で作られた工芸品やアンティークを取り入れたインテリアスタイリングやウォールデコレーション(壁の装飾)は、私の強みかなと思っています。

個人的な活動として、さまざまなクリエイターさんとのコラボレーション企画展示も行っています。これは、インテリアショップの一角をお借りして、各クリエイターさんの「アトリエ」を再現するというもの。再現といっても、実際にそのクリエイターさんが愛用しているアイテムを取り入れる一方で、私が「この人の部屋には、こんなものがありそう!」と想像してレイアウトする部分もあり、そのギャップも楽しめる企画です。

一日のスケジュールは日によってさまざまですが、大きく分けると3つのパターンがあります。1つ目はスタイリングの準備の日で、午前中にメールのチェックをし、午後からはお客様と打合せをします。2つ目は、アイテムを探すために丸一日使ってインテリア関連のお店をまわる日。インテリアショップだけではなく、ホームセンターにも足を運びます。そして3つ目が、実際にアイテムを現場に持ち込んでスタイリングする日です。このときに初めて、自分がイメージしていた部屋を形にし、目にすることができます。
 
 
Q2. インテリアスタイリストの楽しさ・やりがいを感じるのはどんなときですか?
 
インテリアを通してものづくりに携われることや、部屋の新しい魅せ方を提案してうまく演出できたときにやりがいを感じます。完成したものを見たお客さんが「かわいい」「かっこいい!」と言ってくださったときは、インテリアを通して「感動を共有できた」「役に立てた」と思えますね。

また、同じテーマを与えられても、それぞれのインテリアスタイリストによって、仕上がりのテイストが異なります。だからこそ、「坂野さんに頼んでよかった!」と言われると、本当にうれしいものです。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
力仕事も多いことでしょうか。室内のデコレーションをするだけでなく、ときには大きな家具を運ぶこともありますが、協力してくれる人たちがいるから続けられています。

頭の中のデザインを言葉にして共有することも難しいです。自分の中のイメージをお客様に伝えるときには、分かりやすい言葉を使うようにしています。

一方で、実際のスタイリングの前には、お客様からスタイリングのテーマやイメージを聞き出すのですが、初めの段階では、「フランスの女の子が住んでいそうな部屋」「一人暮らしの男性らしいインテリア」など、大まかなイメージしかお持ちでない場合がほとんどです。そのときにも、「フランスの女の子って、シンプルな女の子? それともフリルやレースが好きな華やかな女の子?」「その一人暮らしの男性の年齢は? 趣味は?」といった質問を重ね、漠然としたイメージを具体的なものにしていきます。
 
 

専門的な仕事だからこそ、基礎的な知識をしっかりと身に付ける

Q4. どのような経緯でその仕事に就きましたか?
 
学生のころから「専門性のある仕事に就きたい」と思っていて、4年制大学を卒業後にインテリアコーディネーターのスクールに通いました。もともと、インテリアやデザインの分野に興味があったんです。そのスクールに通っている間は、地元のインテリアショップで週2〜3回アルバイトとして働き、インテリア関連の仕事現場を肌で感じました。

卒業後には、別のインテリアショップに就職し、インテリアコーディネーターのアシスタントとして経験を積みました。その後、インテリアに関する基礎知識を広く身に付けながら、「どの分野を専門にしようかな」と考えていたんです。その結果、今、フリーランスのインテリアスタイリストとして活動しています。
 
 
Q5. スクールでは何を学びましたか?
 
インテリアコーディネーターの知識、カラーコーディネート、パース(建物の外観や室内の完成予想図)の描き方など、基礎的なことを幅広く学びました。そういった基礎知識があったおかげで、インテリアショップでのアシスタント業務ができたと思います。

スクールのクラスメイトの中には、パースだけを描く仕事に就いた人やタイルメーカーに就職した人など、専門性の高い職業を選んだ人もいますが、みんな、まずは基礎を学び、そこからジャンルを絞って深める方法をとっていました。当たり前ですが、基礎知識がなければ専門的なことは何も身に付かないんです。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
小さいころから英語教室に通っていたこともあり、海外に留学するという目標をずっと掲げていました。そんな中、通っていた高校の留学制度を使って、高校2年生のころに1年間ニュージーランドへ留学したんです。

今でも、当時の留学経験や培った英語力は、仕事に生きていると実感しています。海外のインテリア例を調べるときは洋書も読むのですが、まず英文の読解に役に立ちますし、海外の家に住んだ経験から文章だけの説明でも「ああ、こんなレイアウトか」と理解に困りません。
 
 

デザインやインテリアが好き、という気持ちが一番大事

Q7. どういう人がその仕事に向いていると思いますか?
 
デザインやインテリアが好きな人、好きなことに対して真面目な人、小さなことにも着目して想像力を働かせられる人が向いているのではないでしょうか。

私自身、インテリアがとにかく好きで、常に勉強を続けています。好きなことを仕事にしているので、苦に感じることはありませんね。また、想像力は練習で磨くこともできると思っているので、やはり、一番大切なのは「好き」という気持ちでしょうか。

ちなみに、想像力は知識や経験を増やすことで育つと思います。私の場合は、先ほどお話ししたように洋書を読んだり、インテリアの展示会や家具の新作発表会に足を運んだりすることで、自分の中に情報を蓄積させる努力をしています。これが、スタイリングのアイデアなどに生きてくるのです。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
若いうちにいろいろなものを見たり経験したりすることはとても大切です。いつでも行けると思っている場所でも、年をとってから行くのと、高校生である今行くのとでは、感じ方が違うはずです。

また、本当にいいものに触れる機会も積極的に求めてください。例えば、ちょっと高級なお店やホテルに家族で行ってみたり、伝統的なデザインの椅子に座ってみたり。素材の手触りや質の良さ、細かなデザインや職人の情熱なども感じられると、さらにいいですね。
 
 
インテリアスタイリストの仕事では、インテリアやデザインに関する知識をたくさん吸収することが大切なのですね。自分が描いたイメージを言葉にする表現力も求められるのでしょう。

インテリアスタイリストに興味が湧いた人は、まずは自分の部屋をどんなテイストにしたいか、どんなインテリアを取り入れたいかをイメージし、家族やお友達に伝える練習をしてみるといいかもしれませんね。
 
 
【profile】インテリアスタイリスト 坂野まどか

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「インテリアスタイリスト」
はこんな仕事です

インテリアスタイリストは、テレビのスタジオセットや雑誌の撮影現場などや、商業施設のディスプレーなどのデザインやスタイリングが主な仕事。依頼されているテーマやイメージに合わせてインテリアを選び、空間をデザイン・スタイリングすることを仕事としており、実際に人が住む居住空間のスタイリングは行わない。インテリアスタイリストに必須の資格はないが、インテリアコーディネーターのほか、設計図を描くCADや、カラーコーディネートの知識があると活躍の場も広がるだろう。

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