動物の不思議な行動には意味がある!動物の“社会”に人間が学ぶことも!?

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動物の不思議な行動には意味がある!動物の“社会”に人間が学ぶことも!?

2017.06.19

提供元:東京農業大学

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動物の不思議な行動には意味がある!動物の“社会”に人間が学ぶことも!?

身近な動物を見て「なぜ、こんな行動を?」と思うこと、ありませんか?しかし、動物たちからすると、それはきちんと意味のある行動なのです。例えば、オス犬が片足を上げておしっこをするのは、縄張りの主張やメス犬へのアピールと言われています。同じ片足を上げるでも、フラミンゴの場合は上げた方の足を羽根の中に入れて暖めているのだそうです。
個体での行動だけでなく、動物が“群れ”で行動することにも理由があります。人間と同じように、動物にも“社会”があるのです。実際の例を見ながら動物たちの行動を学んでみましょう。

この記事をまとめると

  • 群れで行動する動物には、リーダーがいて仲間を守るなど、社会が形成されています。個体がとる不可解な行動にも、すべて意味があります。
  • 動物行動学とは、動物がとる行動の特性やそれを制御する要因、動物同士のコミュニケーションや動物との関係によるヒトへの影響などを追求する学問。
  • 東京農業大学農学部動物科学科では、動物の生きる仕組みをミクロからマクロレベルまで追求し、食や健康、環境、医療、教育など幅広い分野への貢献を考えます。

人間から見たら、とても不思議な動物たちの行動

ヌーの大群が大移動をしている様子をテレビなどで見たことはありますか?最初は数十頭の群れがどんどん合流して最終的には百万頭もの大集団になるそうです。すごい迫力ですよね。ヌーが群れで行動するのは、天敵から身を守るため。ライオンやヒョウ、ワニなどの肉食動物でも、集団には手を出しにくいのです。彼らは群れからはぐれて孤立したヌーを襲うのですが、そこでヌーは驚きの行動に出ます。襲われているヌーを、群れで助けに行くのです。モラルを感じさせるような行動、人間社会も見習うべきかもしれません。

また、動物園のサル山で偉そうにしているボスザルを見たことがある人も多いことでしょう。サルも群れで行動する動物として有名です。ニホンザルには強い階級意識があり、ボスザルを中心に、メスと子ども、成長したオス、若いオスが順に取り囲むように位置し、エサを食べるのもその順番だと言われます。しかし、ボスは偉そうにしているだけでなく、いざ群れに危険が迫ると、仲間を守るために戦い、群れを逃がす行動をとるそうです。そのボスザルが交代するときには、サル同士でも激しい戦いが繰り広げられます。まるで人間社会の縮図のようですね。ただし、階級意識は動物園で飼育されているサルに見られるもので、野生のサルにあるのは “仲間意識”だけとも言われています。ボスザルというよりはリーダーというわけです。

そうした順位制が見られる動物は、他にもたくさんいます。身近なところでは、犬もその一種。ペットとして飼っている犬が、家族に序列をつけるという話はよく聞きますよね。また、牛は集団で飼うと強いリーダーが生まれ、ツノを突き合わせてケンカすることで順位付けをするそうです。結果、その順位がエサを食べる優先順位になるわけですが、ここでもリーダーの牛は外敵からの危険を察すると真っ先に群れの前に立ち、仲間を守ろうとします。動物たちは群れの中でそれぞれの役割を担って行動している−−すなわち、そこには“社会”が形成されているのです。

次に個体での不思議な行動を見てみましょう。みなさんは「砂肝」を知っていますか?焼き鳥屋さんでよく見かける鶏の内臓です。では、なぜ名前に“砂”がつくのでしょう?
「砂嚢(さのう)」とも呼ばれるこの器官には、実際に砂や小石が入っているのです。鶏は石ころを飲み込んで砂嚢にためておきます。歯がないため、食べたエサを砂嚢の強い筋肉で小石と混ぜ、細かく砕くことで、消化しやすくするのです。歯がない鳥類には、すべてこの砂嚢が備わっています。

ときに動物たちは、私たち人間の想像も及ばないような行動をとります。
野生の動物がペットとして飼われるようになっただけでも、彼らの行動は変化を見せます。そこにはすべて意味があるはずだと考えてみると、とても知的好奇心をくすぐられませんか?

動物たちの行動の理由を探る「動物行動学」

動物たちの一見不可解な行動も、天敵から身を守るため、子孫を増やすため、栄養を得るため…、すべて種を絶やさず生き延びるために、進化の過程において会得したもの。では、どういう過程でそれを会得したのか?なぜ、それが可能になったのか?そういった動物のさまざまな行動、行動を制御する要因、遺伝的背景などを研究する学問が、「動物行動学」です。
目指すのは、人と動物が共に助け合い共生する世界。そのために、動物の心理や認知力、気質などによって現れる行動特性や機能、また動物同士のコミュニケーション、さらには動物との関係によってヒトが受ける影響などを学びます。その学びの範囲はとても幅広く、行動神経学、生理学、社会学、遺伝子科学的分析など、あらゆる角度から科学的に考察しなければなりません。豊かな発想力と、その発想を検証・実証するための実践力・行動力が養われる学問なのです。

動物の能力を多面的な視点で研究する東京農業大学動物科学科(※)の学び

静岡県 富士農場では、牛や豚など実際の動物を対象にさまざまな実習を行います。

静岡県 富士農場では、牛や豚など実際の動物を対象にさまざまな実習を行います。

農学を基盤としながら、動物の生きる仕組みをミクロからマクロレベルまで追求し、食や健康、生活への貢献を考えるのが、2018年4月から開設される東京農業大学農学部の動物科学科(※)です。1年次には、動物研究の基本的な道具である顕微鏡の使い方や、解剖・観察によって動物のからだの構造などを学ぶ生物学実験といった動物科学の基礎を徹底的に学習。2年次には、動物を考えるうえで外せない動物生殖学の基礎から応用までを習得するなど、より幅広い分野を学びます。3・4年次にはそれまでに学習してきた畜産学の基本的な知識と技術を活かし、研究室ごとにさらに特色のある実習や演習を実施。静岡県・富士西麓の富士農場で、牛、豚、鶏など実際の動物を対象にさまざまな技術を身につけることもできます。

東京農業大学の特色でもある研究室も実にユニークです。動物生理学研究室では、動物が健康に生きるための巧妙で優れた能力を、個体から細胞・遺伝子レベルまで深く追求。複数の染色体領域を特定することにより牛肉の霜降りをコントロールする技術などを研究しています。動物生殖学研究室では、動物の生命の成り立ちから妊娠や子育てなどの仕組み、それらの生命現象に対する加齢・ストレス・疾患による影響を分子レベルで解明。不妊治療などの生殖医療への貢献や、妊娠中の病気など生殖寿命にかかわるさまざまな問題を解決する手法や技術の開発を目指します。
このように動物科学が影響する領域は、動物生産だけでなく、動物関連産業をはじめ、環境、医療、教育などの関連分野にまで広がっているのです。動物科学科(※)では、動物生命科学を通じて、生命の尊厳や倫理を学び、豊かな心を持ち、幅広い関連産業の領域で未来に貢献する人材を育成します。

※2018年4月 畜産学科より名称変更予定

【広告企画】提供 : 東京農業大学

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る