【シゴトを知ろう】アクセサリーデザイナー ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】アクセサリーデザイナー ~番外編~

2017.07.26

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】アクセサリーデザイナー ~番外編~

ハンドメイドアクセサリー教室「niconeru」の主宰であり、ポリマークレイ(樹脂粘土)を使ったアクセサリーを多くの人に広めているアクセサリーデザイナーの秋田悦子さん。デザインをするときに気をつけていることや制作のポリシーなど、アクセサリーデザイナーのお仕事の裏側について伺いました。

この記事をまとめると

  • 流行はあえて追いすぎないのがオリジナルアクセサリーを作るコツ
  • 建築物からデザインのインスピレーションを得ることも
  • アクセサリーデザイナーはなり方も勤務形態もさまざま

パーツ自体の美しさがアクセサリーの完成度を左右する

――アクセサリーのデザインをされるとき、アイデアのもとにされているものはありますか?

街を歩いている女性のファッションは、とてもよく参考にしています。「この年代の女性はこういうデザインが好きなんだ」「今はこういうデザインが流行しているんだ」ということが自然に分かってきます。

とはいえ、流行はあえて意識し過ぎないようにしています。流行にとらわれすぎると作品の軸がなくなり、私の作品を「本当に好きだ」と言ってくださるお客様に響かなくなってしまうと思うんです。

どちらかというと、教室で教えている生徒さんのファッションの雰囲気を思い浮かべたり、実際に作品を使ってくれた方の声を参考にしたりして作品をつくることが多いですね。
自分の好みにこだわりすぎたり流行を意識しすぎるよりも、着ける人が喜んでくれるアクセサリーを目指していけたらと思っています。

――普段アクセサリーづくりに使われている道具や材料で、特徴的なものはありますか?
 
私はポリマークレイ(樹脂粘土)のアクセサリーをつくっているので、その材料となる粘土にはこだわっていますね。繊細な模様を美しく表現するために、とても固い粘土を使っています。柔らかいものを使うと作業をしている途中で形が変形してしまったりして、きれいな模様にならないことも多いんです。

アクセサリー作りの中でも一番時間をかけるのが、この固い粘土を練って柔らかくする作業。作業時間全体の3分の1〜半分くらい時間をかけて丁寧に練っていきます。粘土を砕いて伸ばし棒でゴリゴリと伸ばすという結構な力仕事なんですが、これをすることで一時的に粘土が扱いやすくなります。

デザインとは少し離れますが、アクセサリーを美しく見せるためにはディスプレイも重要です。ディスプレイ台には、レーザーのニードルでロゴをキレイに彫ったこだわりの品を使っています。
このレーザー彫刻の技術を使ってレーザー彫刻工房も開いており、オリジナルのスマートフォンケースやフォトフレーム製作も行っています。

細かい作業を丁寧にすることが、美しいアクセサリーデザインのコツ

――パーツが完成したら、それをつなぎ合わせたり他のパーツと組み合わせたりしてアクセサリーをつくるわけですね。

そうですね。パーツ自体を均一な丸につくっておくと、それだけで完成度がグンとアップします。

組み合わせを決めたらパーツに穴を開けて、ひもや金属のパーツに通します。
パーツを組み合わせる際、個人的には季節感を気にしています。秋だったら少しにごった色のものだったり、夏だったら爽やかな青っぽいものだったりという感じですね。テーマカラーを決めたら、それが引き立つようにパールやスワロフスキーなどを組み合わせて完成です。

アクセサリー全体を美しく見せるには、作ったパーツをつなぐために開ける穴を、ピッタリ玉の真ん中に開けることがポイントです。これがずれてしまうと、つけたときの印象が変わってしまいます。一見単純に見える作業を丁寧に行うのが、きれいなアクセサリーを作る一番のコツかもしれませんね。

建築物からデザインのインスピレーションを得ることも

――日常の生活などでデザインの刺激になるものはありますか?

いろいろなジャンルの建築物を見るのが好きなのですが、柱や屋根などの細やかな装飾は、デザインのもとになっている気がします。
特にポリマークレイのアクセサリーは、複雑な模様の組み合わせでできているので、そういった繊細さがとても求められます。


――最後に、アクセサリーデザイナー業界全体のお話を伺いたいのですが、現在アクセサリーデザインをしている人はどんなところでお勤めなのでしょうか?

本当にいろいろだと思いますよ。私のようにパーツ作りの教室を中心に活動している人もいればアクセサリーブランドの社員として働く人もいますし、フリーのデザイナーとして作品づくりをメインに仕事をしている人もいます。

アクセサリーデザイナーになる前のキャリアも、本当に人それぞれ。アパレル系の企業に勤めていたという人もいれば、ファッションやデザインには全く関係のない業界からアクセサリーデザイナーになる人もいます。今はネットショップなども充実しているので、副業として小さい規模から始めることも可能だと思います。

――そうなんですね。秋田さんの教室の生徒さんで、アクセサリーデザイナーになった人はいらっしゃいますか?

たくさんいらっしゃいます。当教室では、ニコネル(R)クレイジュエル協会認定のインストラクターライセンスを取得できるコースも設けています。ライセンス取得者には教室開講の認定証の発行や作品販売のアドバイスも行なっているので、それを生かしてアクセサリーの販売をしたり、ご自分で教室を始められる方もいらっしゃいますよ。
 

 
アクセサリーデザインについてのポリシーを、まっすぐに語ってくださった秋田さん。お客様を大切にし、流行に惑わされないという芯の強さが、人を魅了するデザインの一番の秘訣なのかもしれません。お店でアクセサリーを見かけたときには、そんな作り手の思いに気持ちを馳せてみるのもいいですね。
 
 
【profile】アクセサリーデザイナー 秋田悦子
niconeruのHPはこちら
niconeru onlinestore のHPはこちら

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アクセサリーデザイナー」
はこんな仕事です

種類は指輪、ネックレス、ピアス、イヤリング、ブローチなど多種多様。アクセサリーデザイナーは独自のセンスと発想で、いろいろなタイプの商品のデザインを行う。貴金属、宝飾の専門性とアパレルの知識の両面が求められる。取り扱う素材も金属だけでなくプラスチック、木、繊維など、アイデア次第で可能性が広がる。実物を自らの手でつくる人もいるし、メーカー勤務で製造が分業化されているケースも。製造全工程の把握、新商品の企画力が求められるので、美術系大学や専門学校で工芸、ジュエリーデザインを学ぶとよい。

「アクセサリーデザイナー」について詳しく見る