【シゴトを知ろう】ロケコーディネーター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ロケコーディネーター ~番外編~

2017.07.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ロケコーディネーター ~番外編~

イタリアでロケコーディネーターとしてのキャリアをスタートさせ、現在は同地で映像・広告の制作会社「有限会社Tea Time Film」を運営する駒谷卓さん。普段から日本人だけでなく、さまざまな国籍のスタッフと一緒に作品制作に取り組むことが多いようです。「番外編」では、ロケコーディネーターとして心がけていることなどについてお話いただくのと同時に、お仕事をする中で体験したユニークなエピソードをご紹介いただきました。

この記事をまとめると

  • トラブル時も、余裕を持って対処できることが大切
  • 映画やCMを観ていると、撮影手法が気になってしまうことも
  • 決定事項の多い、責任重大な仕事でもある

国際色豊かなチームならではのユニークなエピソード

――日本人スタッフと現地スタッフの入り混じったチームで仕事をする際、スタッフ間の文化的な違いを実感することはありますか。

ブルガリアでの撮影時に体験したエピソードなのですが、撮影に向けて実際に動きだすという大切なタイミングで行われた打ち合わせで、一生懸命に作品コンセプトを説明する日本スタッフに対し、現地スタッフが全員無言で首を振り続けるということがありました。

そのしぐさから、日本スタッフは「この人まるで分かっていないなあ」と否定されたと思ったそうなのですが、実は彼らは「了解です」という意思を示していたんです。ブルガリアでは、「イエス」と相づちを打つ際に首を横に降るという習慣があるのですが、日本スタッフがそのことを知らなかったために生じた大きな誤解でした(笑)。


――文化の異なるスタッフと仕事をする中では、思わぬハプニングも起きるものなのですね。

そうですね。また、イタリア人・スペイン人・日本人から成るチームで撮影を行った時に経験したエピソードも印象深いです。
その日の長い撮影が終わり、狭いミニバスにスタッフ全員が乗り込んだのですが、疲れて黙り込んでいる日本スタッフとは正反対に、イタリア、スペインのスタッフは大声で無駄話をしていました。

日本人の中には、疲れた時は静かに過ごしたいと考える人が多いようですが、ラテン人はいつも以上に賑やかに過ごし、ストレスを発散しようとする傾向があるんです。日本スタッフはさらにストレスが溜まってしまったようで、若干気の毒でしたが……。

こういったちょっとしたハプニングが大きな問題に発展してしまうこともあるため、都度改善策を考えることが大切ですね。そのような「前向きさ」と「タフさ」もロケコーディネーターに求められる要素です。

責任重大ながらも大きなやりがいのある仕事

――このお仕事に就いてから、どのようなことを意識するようになりましたか? また“職業病”的な習慣やクセがあれば、併せて教えてください。

ロケコーディネーターの仕事内容は多岐にわたるので、多忙な日が続くことが多々あります。また、トラブル発生により休みがとれなくなってしまう可能性もあるため、少しでも時間に余裕ができたら眠ることを心がけています。

習慣といえば、この仕事に就いてから、自宅でCMや映画を見ている時も「このシーンはどのように撮られているんだろう?」と無意識に考えるようになりましたね。どのような機材や手法を使って撮られたシーンなのか分からなければ、納得できるまで調べてしまいます。


――最後に、駒谷さんがこのお仕事に対して感じる魅力を教えてください。

撮影地はもちろんのこと、スタッフや費用など多くの重要事項を決めなくてはならないのが、ロケコーディネーターの仕事です。

自分の選択内容によって作品の仕上がりが大きく左右されることもあるため、責任重大ではありますが、その分やりがいは大きいですね。また、自分の選択したことの正否が、“作品”という目に見える形になって現れるため、今後の改善策なども考えやすいです。作品を経験するごとに、スキルアップを実感できる点にも魅力を感じています。



撮影現場にはハプニングがつきもので、それらを解決できるような“余裕”や“タフな精神力”もロケコーディネーターには求められることが分かりましたね。また、撮影手法や技術、機材は日々刷新されるもの。新しい撮影手法や技術を学ぶためにも、常にアンテナを張っている必要がありそうです。映像や写真が好きで、かつ前向きな姿勢で物事を学べる人に向いているお仕事といえるでしょう。


【profile】<有限会社Tea Time Film> 代表取締役社長・ロケコーディネーター・プロデューサー 駒谷 卓
http://www.teatimefilm.com/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ロケコーディネーター」
はこんな仕事です

映画やテレビ、CM、雑誌などの撮影をスタジオ外で行う場合に、最適なロケ地(撮影場所)を探すのが仕事。たとえば、「雰囲気のよい街角」「見晴らしのよい丘」といった抽象的なリクエストであっても、そこに込められた細かいこだわりや撮影に求められる条件を理解し、実現できる場所を探し出す。実際に撮影が決定した場合は、ロケ地との交渉や地元警察への許認可申請などの事務作業も請け負う。また、なかには海外に長く在住し、日本のから来る制作スタッフのコーディネーションを個人で手広く請け負う人もいる。

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