【シゴトを知ろう】刑事 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】刑事 ~番外編~

2017.07.21

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】刑事 ~番外編~

さまざまな事件を捜査し、犯人の逮捕・取調べを行う刑事のお仕事。その中で「機動捜査隊」は110番通報を受けて現場へ急行し、事件発生直後の初動捜査を行います。捜査は所轄の警察署とも協力して行うためチームワークも必要。刑事ドラマではなかなか知ることのできない普段のお仕事について、神奈川県警察機動捜査隊のKさんに伺いました。

この記事をまとめると

  • 行動は2人1組で。ペアの相手は経験や得意分野などによって決まる
  • 100%確信がなければ逮捕できない。時にもどかしさを感じることも
  • 基本はスーツだが夜間はややカジュアルな服装に着替える

現場で適切な判断を行うため常に勉強が必要

――勤務は2人1組で行うのですね

パトカーを運転していて何かあった時に助けに入る人がいないと困るので、原則として2人1組で行動します。24時間行動を共にするので、もしかしたら家族よりも一緒にいる時間が長いかもしれません。ペアの相手は経験年数や特性などのバランスを考慮して決められています。異なる得意分野を持つ人同士が組むことで、お互いが補い合って高い成果を出すことができます。


――機動捜査隊の前はどのような経験を積まれてきたのですか?

警察官に採用が決まるとまず警察学校に入校し、高卒は10カ月、大卒は6カ月間の研修を受けます。私は教育期間終了後に交番勤務を経て、治安警備を行う機動隊に異動。その後警察署で経験を積み、刑事部を希望して選考を受け機動捜査隊に配属となりました。


――仕事に就いてからの勉強も必要ですか?

逮捕にもいろいろな要件があり「何の罪なのか」「なぜ逮捕するのか」ということをきちんと知っていなければなりません。一つひとつ異なる現場の状況に応じて適切な判断をするには、どれだけ勉強をしても足りないくらいです。機動捜査隊でも起こった事案に対して「もっと良い方法があったのではないか」「状況が違ったらどうすればよいか」とよく話し合っています。階級を上げるための昇任試験もありますが、試験のために勉強をするというよりは、現場で必要な知識を勉強すれば自然と昇任試験にもつながります。

上司の指示に助けられた、初めて手錠をかけた事件

――このお仕事に就かれてから、事前のイメージとのギャップはありましたか?

「そんなにすぐ感謝されないんだな」と思いました。交番勤務の頃、事故を防ぎたいと思って交通取り締まりをしているのに悪態をつかれたりして、「なぜこんなに人に嫌われることをしなくてはいけないんだろう」と悲しくなることもありました。
また、警察官になるまでは悪い人はもっと簡単に捕まるのかと思っていました。でも実際は90%犯人だという確信があっても、残り10%の不確定要素を完全に消さないと捕まえることはできません。決定的な証拠がなければいくら「この人が怪しい」と思っても逮捕できないんです。そんな時はもどかしさを感じます。
またドラマや映画などでは、犯人からの連絡後すぐパトカーが現場に急行するシーンがありますが、あんなに簡単に位置は分かりません。「こんなシステムがあったらいいなぁ」と思いながら刑事ドラマを見ています(笑)。


――お仕事の中で印象に残っている出来事は?

交番に勤務していた時、路上で女性が酔った男に殴られる事件が起こり、現場で犯人を取り押さえたことがあります。当時の私はまだ知識が少なく自信もなかったのですが、上司の指示を受けて初めて被疑者に手錠をかけました。的確な指示を出してくれた上司を頼もしく思うと同時に、「現場で正しい判断ができるようにしっかり勉強しなければ」と強く感じた出来事です。

パトカー運転時の習慣がプライベートで出てしまうことも

――勤務中はどのような服装なのですか?

日中は基本的にスーツを着用しています。夜間は場所によってはスーツだと目立ってしまうので、一度駐在所に戻ってややカジュアルな服装に着替えます。場所に応じてそれぞれ適した服装を用意していますね。勤務が終わるとまたスーツに着替えてから帰宅します。


――お仕事にまつわる「あるある」エピソードがあれば教えてください

勤務中、夜中に食事をしようと思うと牛丼屋かラーメン屋、コンビニくらいしかないんです。パッと食べてすぐ店を出るクセがついてしまい、食べるのがとても速くなりました。
またパトカーを運転する時はいつも、安全に細心の注意を払っています。特に覆面パトカーの場合は赤色灯をつけてサイレンを鳴らしていても、他の車から分かりにくいことがあるんですよ。走行時には運転手はもちろん、助手席の人も一緒にしっかりと安全確認をしています。プライベートで出かける際にも、助手席に座るとつい後方や巻き込みを確認してしまい、「左オーライ!」などと言って家族によく嫌がられます(笑)。



神奈川県警察の刑事部では、20代後半の若手から経験豊富なベテランまで幅広い世代の人が活躍しています。刑事になるにはKさんのように交番勤務などで経験を積んだ後、本人の希望や適性、能力などによって配属が決まるそうです。できることなら犯罪は起こらないのが一番。でももし事件が起こってしまった時には犯人を逮捕し治安を守ってくれる、とても頼りになる存在ですね。


【profile】神奈川県警察 刑事部 機動捜査隊 K
http://www.police.pref.kanagawa.jp

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「刑事」
はこんな仕事です

刑事事件の捜査や逮捕、取り調べを行って犯人を検察庁の検事へと引き渡すのが刑事の仕事だ。警察官採用試験を受け、交番勤務の巡査からスタートするのが一般的で、警視庁のほか主に各都道府県の警察署に勤務する。所属する課ごとに、窃盗や傷害といった担当事件の捜査を展開。目撃者の聞き込みに始まり、鑑識や科学捜査研究所とも連携し犯人を特定していく。犯罪者の逮捕に危険は付きもので、強靭な身体と精神力、正義感が求められる。試験のほか勤務実績により巡査部長から警部補、警部へと昇格することができる。

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