【シゴトを知ろう】刑事 編

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【シゴトを知ろう】刑事 編

2017.07.21

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】刑事 編

「刑事」と聞くと、テレビや映画の中で活躍するハードボイルドなこわもて刑事の姿を想像する人も多いかもしれません。一般的によくイメージされる地道な捜査や犯人の取調べなどの他にも、刑事の仕事にはさまざまな内容があるようです。今回お話を伺ったKさんが所属しているのは、事件の初動捜査を担う「機動捜査隊」。機動力と責任感が必要とされる、事件解決のために非常に重要な仕事です。

この記事をまとめると

  • 覆面パトカーで見回りを行い、通報があれば現場に急行する
  • 犯人を逮捕して被害者の心を癒やせた時にやりがいを感じる
  • チームワークが重要な仕事。強い絆で結ばれた仲間ができる

機動力を生かして犯人逮捕につなげる初動捜査

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

事件発生直後に現場周辺で行う、犯人逮捕につながる証拠や情報を集める捜査活動を初動捜査といいます。私が所属している機動捜査隊は、その初動捜査を任務としています。
勤務中は覆面パトカーに乗車して管轄区域の見回りを行い、110番通報があれば現場に急行します。その場に犯人がいればもちろん検挙しますが、逃走している場合は周辺の聞き込みや防犯カメラから情報を集めるなど、機動力を生かして迅速な犯人検挙のための活動を行います。勤務サイクルは交番の警察官などと同じ24時間の交代制。朝から翌朝まで勤務してその翌日が休み、というサイクルの繰り返しです。

<一日のスケジュール>
8:30 出勤、引継ぎ
午前中 覆面パトカーで管轄区域を回る
12:00 昼食
午後 覆面パトカーで管轄区域を回る、職務質問など
※合間に休憩、夕食
夜 分駐所に戻って着替え、覆面パトカーで管轄区域を回る、職務質問など
※合間に休憩、仮眠など
8:30 引継ぎ、退勤
※110番通報があれば現場に急行、初動捜査にあたる


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

一番達成感を得られるのは、やはり犯人を逮捕できた時ですね。もともと私が刑事になったのは「人に喜ばれる仕事をしたい」と思ったからです。犯人を捕まえることで、被害に遭われた方の心を少しでも癒やす手助けができたのではないかと思うと、大きなやりがいを感じます。捜査は私1人で行っている訳ではないので、被害者の方から直接お礼の言葉をいただく機会はほとんどありません。でも例えば窃盗事件で犯人を逮捕し、盗まれた物が被害者の手元に戻って喜んでいる様子を見たりすると、心から良かったなと思います。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

状況によっては24時間全く睡眠がとれない日もあります。「今日は少し疲れているな」という時でも、事件が発生すればすぐに現場に向かわなくてはいけません。緊迫感のある事件現場で眠くなることはありませんが、そういう日は勤務後にどっと眠気が襲ってきます。仕事が終わって自宅に帰ると、少しだけ寝るつもりが「気付くと夕方だった」ということも多いです。

高校の野球部での経験が仕事の原動力に

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

父が警察官だったので子どもの頃からとても身近な職業でした。父は家で仕事の話をすることはありませんでしたが、家庭を守り、仕事に打ち込む姿に「自分も父のように立派な大人になりたい」という憧れを抱いていました。そして高校卒業後の進路を考えていた時に自然と「刑事になりたい」という思いが湧き、採用試験を受けました。


Q5. この仕事に就くために学んだことは?

市販のテキストで採用試験のための勉強をしました。実はそれまで刑事の仕事についてほとんど理解していなかったんです。交番のお巡りさんや、テレビドラマのイメージくらいしかありませんでした。採用試験に合格してから具体的な仕事内容を調べた感じですね。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

小学1年生から高校3年生までずっと野球をやっていました。私の通っていた高校は野球の強豪校で、当時はプロ野球選手を目指していました。高校卒業後は大学で野球を続けることも考えたのですが、悩んだ末に刑事への道を選びました。高校時代の野球部での経験は現在仕事を頑張る上での礎になっている、自分の原点ともいうべきものです。仕事で大変なことがあっても野球部時代を思い出せば「あのつらい練習を乗り越えてきたんだから、まだまだ頑張れる」と思えます。今でも時々母校を訪れては、野球をする高校生の姿に元気をもらっています。

大切なのは「人のためになりたい」という気持ち

Q7. どういう人が刑事に向いていると思いますか?

刑事部の中にもいろいろな役割があるので、「こういう人は向かない」というタイプはないと思います。例えば私は体力には自信がありますが、細かい作業は少し苦手です。小さな証拠品を捜す鑑識の仕事には、きっと細かい作業が得意な人が向いているでしょう。また人と話すのが得意な場合は、スムーズな職務質問に役立つかもしれません。ただいずれも共通するのは、我慢が必要な場面も多いということ。どんな仕事も同じだと思いますが、望む結果がすぐに得られるとは限りません。忍耐力とやる気、そして「刑事として人のためになりたい」という気持ちさえあれば、あとは自分の特性に合った仕事が見つかると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

刑事になりたいと考えている人は、きっと「人の役に立ちたい」「悪い人を捕まえたい」という気持ちを持っていることでしょう。実際に警察の仕事に就いてからも、その思いを忘れず大切にしてください。初めはイメージと違う部分や大変なこともあるかもしれませんが、それを越えるやりがいが得られる仕事だと思います。また警察の仕事はチームワークが重要で、自然と仲間との絆も強くなります。私は普段2人1組で行動していますが、危険な現場などではお互い命を預けていると言っても過言ではありません。心から信頼し合える仲間ができるのも、警察の仕事ならではだと思います。



事件発生直後の現場で初動捜査を行う機動捜査隊は危険な場面に遭遇することも。現場の状況に応じて、冷静かつ適切な判断を下すことが求められます。Kさんにとっては高校時代の野球部での経験が、その強い精神力の源となっているようです。高校生の皆さんもきっと、今ひたむきに取り組んでいることが将来の糧になるのではないでしょうか。


【profile】神奈川県警察 刑事部 機動捜査隊 K
http://www.police.pref.kanagawa.jp

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「刑事」
はこんな仕事です

刑事事件の捜査や逮捕、取り調べを行って犯人を検察庁の検事へと引き渡すのが刑事の仕事だ。警察官採用試験を受け、交番勤務の巡査からスタートするのが一般的で、警視庁のほか主に各都道府県の警察署に勤務する。所属する課ごとに、窃盗や傷害といった担当事件の捜査を展開。目撃者の聞き込みに始まり、鑑識や科学捜査研究所とも連携し犯人を特定していく。犯罪者の逮捕に危険は付きもので、強靭な身体と精神力、正義感が求められる。試験のほか勤務実績により巡査部長から警部補、警部へと昇格することができる。

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