【シゴトを知ろう】科学捜査研究員 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】科学捜査研究員 ~番外編~

2017.07.20

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】科学捜査研究員 ~番外編~

都道府県警察本部に設置され、科学的な見地から犯罪捜査に関わる科学捜査研究所。神奈川県警察の科学捜査研究員であるEさんは、繊維や塗膜・樹脂・金属などの工業製品の鑑定を行っています。さまざまな手法で犯人を追い詰めるドラマのイメージが強い「科捜研」ですが、実際のお仕事はどうなのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 原則屋内での作業だが、中には現場に出向かないと分からないことも
  • 鑑定では微細物を多く扱うので細かい作業が得意になる
  • ドラマのように刑事に同行して事件を捜査・解決することはない

海外の論文もチェックするなど、日々研究は怠らない

――専門分野の勉強はどのように行われていますか?

鑑定の合間や業務終了後の時間を研究にあてています。自分が扱う工業製品のことはもちろん鑑定に役立ちそうな海外の論文にも目を通し、今どういう研究が行われているのかを常にチェックするようにしています。


――現場に出向くことはあるのですか?

基本的には持ち込まれた資料を機械で鑑定し、結果を答えるという屋内での作業です。ただ、中には実際に現場に行かないと分からないこともあります。例えば火災の原因を特定しなければいけない時、燃えかすだけでは正確な判断ができません。そのような場合は科学捜査研究所の職員が現場に出向き、全体の状況を確認することになります。また鑑識の方だけでは採取が難しいような特殊な資料の場合は、アドバイザー的な役割として現場に同行することがあります。

一緒に研修を受けた全国の同期との絆が仕事にも生きている

――同業者との横のつながりは多いですか?

採用試験に合格すると、1年目の職員は千葉県にある科学警察研究所で研修を受けます。全国の同期が集まって約3カ月間一緒に過ごすので、お互いの絆が深まりますね。研修を終えて所属する各都道府県に分かれてからも、電話で連絡を取ったり相談し合ったりしています。また学会などでは他県の先輩や上司とも話す機会があり、そのようなつながりから有為な情報を得られることもあります。


――お仕事に関わる「あるある」エピソードがあれば教えてください

仕事では微細物を扱うことが多いので、ピンセットの使い方がうまくなりました。プラモデルの小さなパーツも、今なら昔よりもだいぶ上手に組み立てられるでしょうね(笑)。また同僚と話す時は、横文字の専門用語が飛び交うことが多いです。

常に初心を忘れず「自分で考える」ことを大切に

――事前のイメージとのギャップはありましたか?

私の場合は先に就職した大学の先輩から少し話を聞いていたので、事前のイメージとのギャップはそれほどありませんでした。でも一般の方がドラマから受ける科学捜査研究所のイメージと比べると、実際は少し違うかもしれませんね。ドラマのように研究員が頻繁に現場に出向いたり、刑事さんと一緒に事件を捜査・解決したりすることはありません。またドラマに出てくる鑑定機械は、実際と比べると少々ハイテクすぎます(笑)。


――お仕事をする上で大切にしていることは?

鑑定をしていると同じようなルーティンの作業が続くことがあります。繰り返しの作業に慣れると、気が緩んで油断が生まれがちです。常に初心を忘れず、「全てが大切な鑑定だ」という気持ちで仕事をしています。
私はまだ経験が少なく、知識量も上司や先輩には及びません。今はまだ仕事で行き詰まると上司に相談することもありますが、いずれ自分が上の立場になった時には、後輩や部下に対して正しい判断ができるようになりたいと思っています。そのために今後しっかりと経験を積み、「まず自分で考える」ということを大切に鑑定に取り組みたいです。



犯罪捜査に欠かすことのできない「縁の下の力持ち」ともいえる科学捜査研究員のお仕事。科学捜査研究所では扱う物の種類によって、生物科学(法医学)・化学・機械工学・文書・心理といった専門分野が分かれています。1つの案件に対して鑑定は原則1人で行い、鑑定書も自分で責任を持って作成するそう。得意分野や研究分野を社会のために役立てたいと考える人には、とてもやりがいのあるお仕事なのではないでしょうか。


【profile】神奈川県警察 科学捜査研究所 研究員 E
http://www.police.pref.kanagawa.jp

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「科学捜査研究員」
はこんな仕事です

略称は科捜研(かそうけん)、警視庁や都道府県警察本部に置かれている犯罪科学に関わる研究機関だ。生物学、医学、化学など、専門性の異なる各部門が配置されている。生物第四研究室では、犯罪捜査の鑑定・検査のためのDNA個人識別法などを実施。物理研究室は、画像解析技術などの研究開発を展開。化学第四研究室では、土砂、植物の鑑定法を研究。そして、化学第五研究室が、有害性ガスや化学兵器、異臭事案などの鑑定・検査を推進している。法科学に関する総合的な知見を深めたい方に最適な研究職である。

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