【シゴトを知ろう】ケータイ小説家 編

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【シゴトを知ろう】ケータイ小説家 編

2017.07.06

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ケータイ小説家 編

皆さんは、ケータイ小説を読んだことはありますか? Web上で投稿された物語が、書籍やアニメ、ドラマなどになって多くの人々を魅了しています。

そんなケータイ小説家の仕事内容ややりがいについて、デビュー作『天使がくれたもの』が映画化されたケータイ小説家のChaco(チャコ)さんに、お話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 自作の小説が、口コミと出版社からの誘いによって書籍化した
  • リアルタイムで更新を見守ってくれる読者が支えになる
  • 自分が経験したいいことも悪いことも、すべて小説のネタになる

リアルタイムで更新を追う読者からの感想が励みになる

Q1. お仕事の内容を教えてください。
 
職業としてのケータイ小説家は、Web上で自作の小説を投稿してファンを増やし、出版社から「書籍化しませんか?」という声がかかって初めて仕事が生まれます。

書籍化が決定すると、編集部の方と一緒に小説を読み返し、文章中のおかしなところを書き直す「推敲」や、誤字や脱字はないか確認する「文字校正」を経て、作品を完成させます。もともとはWeb上で無料で読めるものなので、書籍でしか読めないオリジナルストーリーを書き足す場合もありますよ。
 
 
Q2. ケータイ小説家のやりがい・楽しさを感じるのはどんなときですか?
 
リアルタイムで更新を追ってくれる読者の方々に対し、「これから盛り上がるぞ!」というシーンで、「続きは次回更新」と少し意地悪をするのは止められませんね(笑)。「気になるところで終わった」「早く続きが読みたいです」といった感想が届き、「よし、明日も更新するぞ!」というやる気につながっています。

また、作品の最終話を投稿するときなど、長い間書き続けた作品が完結する瞬間を読者の方々に見守ってもらえるのはうれしいですね。

やりがいを感じる瞬間といえば、人の心を変えられたときでしょうか。以前、「この作品を読んで、好きな人に告白しようと決意した」という感想をいただいたことがありますが、自分の文章で人の心を変えたと思うと、感動とうれしさがこみ上げました。
 
 
Q3. 大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
自分が行ったことのない場所や見たことのない物、感じたことのない気持ちなど、未体験のことについて書くときは大変です。大抵のことはWeb検索で解決できますが、やはり、五感で得た情報のほうが作品に生きます。なので、できるだけその場に足を運んで経験するか、経験者の話に耳を傾けています。

また、長編作品の執筆中には、「この話、面白くないかも」と不安になるときもあります。けれど、「いつも読んでいます」「続きが楽しみです」といった読者の方々からの言葉に励まされ、最後まで書き切ることができるんです。
 
 

美容関連の夢からケータイ小説家に。人を変えたかった学生時代

Q4. どのようなきっかけ・経緯でケータイ小説家の仕事に就きましたか?
 
実は、私はケータイ小説家を志したことがありません。20代のころに持っていた自分のホームページで、自分が過去に経験したことをつづっていたんです。それが口コミで広まり、出版社からお声がかかったというのがきっかけです。

お恥ずかしい話ですが、ケータイ小説家になるまで、本をまともに読んだことがありませんでした。しかし、この仕事に就いてから少しずつ本を読むようになり、類義語辞典や日本語辞典などを使って言葉の意味や使い方を確かめながら執筆するようになりました。

出版社の担当編集者の方にも原稿をチェックしてもらい、表現がおかしいと指摘されたところは次回から気をつける。その繰り返しで今に至ります。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
10代のころは、美容関連の専門学校に通っていました。しかし卒業後、残念ながら、家庭の事情で夢を諦めなくてはならなくなりました。それからしばらくは、ただ食べていくためだけに働き、自分に合う職種を探し求めてさまざまな仕事を経験する中で、ケータイ小説家という仕事に出合ったのです。

自分に合う仕事を探していた当時の経験は、今、とても役に立っています。あの頃は次々と夢を叶えていく周囲の友人たちをうらやましく思うこともありましたが、今はこの人生を歩んできてよかったなと思っています。専門学校に通ったことも、そこで学んだことも、私だけの経験です。ケータイ小説家は、自分が経験した全てを小説のネタとして生かせる仕事だと思います。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、ケータイ小説家の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生のころ、友人にヘアアレンジやお化粧をしてあげる機会があり、彼女たちが鏡の中の自分にうっとりとし、すごく喜んでくれたことで、「人を変える仕事に就きたい」と思っていました。それで、美容関連の仕事を考えていたのです。

今、私はケータイ小説家として活動していますが、先ほどお話しした、私の作品を読んで好きな人に告白する決意をした人のように、ケータイ小説家も作品を通じて人を変えることができます。「人を変える仕事に就く」という意味では、高校生のころの夢を叶えているかもしれませんね。
 
 

自身の経験は、小説を書くときの最高のネタになる

Q7. どういう人がケータイ小説家の仕事に向いていると思いますか?
 
人とつながることに喜びを感じ、自分が思い描く世界を形にしたいと考える人。好奇心旺盛な人が向いていると思います。

また、「自分を知ってもらいたい」という思いが強い人も合うでしょう。私のように、自身の経験や気持ちを文章にすることからスタートを切る人も、この業界では多いようです。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
「自分も書いてみようかな」。そう思った瞬間からケータイ小説家への道は開けています。

数年前に、「私も書き始めました」とおっしゃっていた読者さんがいるのですが、その方の作品は書籍化され、今もケータイ小説家として活躍されています。書くことが好きになれば「もっと上手に書きたい」と思うはず。すると、他の作家さんが書いた本を読み始めるようになり、言葉のレパートリーを増やすために辞書を使うようにもなります。まずは書いてみることから始めてみてください。
 
 
どんな経験も小説の糧になると語ってくれたChacoさん。今は読者をひきつけるケータイ小説を執筆されていますが、始めたばかりのころは、読書の習慣もなかったなんて驚きですね。

ケータイ小説家に興味が湧いた人は、まずは今まで自分が経験してきたことを一つずつ振り返ってみてはいかがでしょう。皆さんの高校生活も、意外なネタであふれているかもしれませんよ。
 
 
【profile】ケータイ小説家 Chaco

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「ケータイ小説家」
はこんな仕事です

携帯電話のオンラインで気軽に小説を投稿。無料閲覧できることから、若者を中心に社会現象を起こしている、新感覚の文学「ケータイ小説」を書く仕事だ。感情移入できる身近な世界観を描くために、なじみやすい言葉を選んで、携帯メールを送るようにストーリーを綴っていく。携帯電話で読むのに最適な独特の作風をつくり出したい。行間に思いを込めてセンテンスを短くリズミカルにする工夫も必要。改行、行間の使い方にも独特の間や工夫がいるが、人気と注目が集まれば、映画化やドラマ化、書籍化も夢ではない。

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