【シゴトを知ろう】病棟クラーク 編

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【シゴトを知ろう】病棟クラーク 編

2017.06.29

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】病棟クラーク 編

医療現場では、直接患者さんの治療を行う仕事だけではなく、治療を行う看護師をサポートする仕事もあります。今回ご紹介する「病棟クラーク」もその一つです。

パソコンやビジネスマナーの資格を生かして医療現場を支える病棟クラークとは、どんな仕事なのでしょう。今回は、兵庫県にある東宝塚さとう病院に勤める奥田沙紀さんに、病棟クラークの仕事内容ややりがいについて教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 病棟クラークは、看護師を支える「縁の下の力持ち」といえる存在
  • 看護師をサポートする業務では、主にパソコンのスキルが役立つ
  • 複数の看護師から依頼される仕事に対応するには、時間管理が重要

「人の役に立てている」と実感できる仕事

Q1. 仕事内容を教えてください
 
病棟クラークは、病棟内で看護師の業務をサポートする仕事です。例えば、電子カルテから看護日誌に自動で反映される人数など項目の確認や、職員の勤務関係の書類作りといった業務を決められたタイムスケジュールに沿って進めます。それに加えて、面会者の対応、食事の変更記録の各種入力業務など、看護師から依頼があり発生する業務もあります。

患者さんと接する機会も多いので、他愛のない世間話から患者さんご自身の経験談まで、さまざまなお話を聞かせてもらえる職業です。そういった会話を通して、患者さんを笑顔にしたり入院のつらさを少しでも和らげたりできるよう日々努めています。

<ある一日のスケジュール>
08:15 出勤
08:30 病棟管理日誌の確認
09:00 書類提出や入力、オムツのコスト記載など
    新しく入院する患者さんを迎える準備(病室・書類)
10:00 患者さんを手術室へ案内
12:00 昼食の配膳
13:00 昼休憩
14:00 新しく入院する患者さんのお迎え、電子カルテに必要項目を入力
15:00 検査前の患者さんに検査内容などの説明、ミーティング参加など
17:00 退勤
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

病棟クラークの仕事の魅力は、日々、「人の役に立てている」と実感できることですね。
看護師の動きをよく見て、想像し、先読みしたサポートを常に心掛けています。そのため、自分の働きによって看護師がスムーズに気持ちよく仕事している様子を見るとうれしいです。

また、休み明けに出勤して、看護師から「あなたがいなくて不安だった。出勤してくれているだけで安心できる」と言われたりするとやりがいを感じます。患者さんから「いつもありがとう」と声を掛けていただくときも同様です。また、患者さんから世間話やユニークな経験談を聞かせてもらえることも、この仕事の楽しみの一つですね(笑)。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
各部署に病棟クラークは1名しかいないため、一人で全ての業務を担当することは大変です。私は心臓センターの循環器病棟にいますが、業務内容が幅広く、そこに関わるスタッフも多いので覚えることがたくさんあり、最初は苦労することもありました。

今は、仕事をきちんと処理するために、毎朝、頭の中で一日のタイムスケジュールを組むようにしています。スケジュールを組むときに気をつけているのは、看護師からの依頼業務にも対応できるよう、時間に少し余裕を持つことです。

一日に出勤している看護師は、8名前後です。病棟クラークは1名しかいないので、複数の看護師から一度に依頼がくることもあります。そういったときにも対応できるよう、時間に余裕を持ち、場合によっては優先順位を自分の中でつけて処理しています。

また、「やるべきことリスト」を作り、やるべき業務と終わった業務を整理するように工夫もしています。
 
 

縁の下の力持ちになりたかった

Q4. どのようなきっかけ・経緯で病棟クラークの仕事に就きましたか?
 
私は小さいころから、人の役に立つ「縁の下の力持ち」のような仕事をしたいと思っていました。そして高校3年生の時に入院したのをきっかけに、病棟クラークという職種を初めて知ったんです。看護師をサポートする病棟クラークの存在を知ったときは、「人のために働く人をサポートする、まさに縁の下の力持ちといえる仕事だ!」と思いました。

そして病棟クラークになるため、高校卒業後に、医療事務の専門学校の病棟クラークコースに進学しました。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
専門学校では、病棟クラークにまつわる一般的なことを学べたと思います。また、学校の傍ら取り組んだのが、各種資格を取得するための勉強でした。

例えば、パソコン・医療秘書・ビジネス能力・ペン字・医事コンピュータ技能など……、10個近くの資格を取得しました。夏休みには、学校のカリキュラムとは別に、ホームヘルパー2級の資格にも挑戦しました。今の職場でも、検査搬送時の介助やシーツ交換をするときに、ホームヘルパーの資格を取っていてよかったとしみじみ思います。

また、秘書検定の勉強では、ビジネスマナーや文書の作成、整理整頓などの基礎的な部分が身に付きました。今も、看護師長をサポートするときに役立っています。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
私自身は、高校生の頃「〇〇になりたい!」という具体的な目標はありませんでした。ただ、「人の役に立つ仕事をしたい」とは、漠然と考えていた記憶があります。高校3年生のときに病棟クラークの存在を知ったとお話ししましたが、「人の役に立つ仕事をしたい」と思っていたからこそ、病棟クラークの仕事に惹かれたのかもしれません。
 
 

まずは検定の勉強をしてみよう

Q7. どういう人が病棟クラークの仕事に向いていると思いますか?
 
病棟クラークの仕事をする上で一番大事なのは、人の役に立つ仕事をしたいと思えるかどうか。患者さんや看護師など、周囲から「いてくれてよかった」と思われる存在でいたい人には、きっと向いている仕事だと思います。また、事務作業と体を動かす仕事の両方をやりたい人や、人と話すのが好きな人にもぴったりかもしれません。あと、やはりパソコンに苦手意識のない人ほど向いている仕事なのかなと思います。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
病棟クラークには、医師にとっての医大のような専門の学校はなく、就職するために必ず取らなければならない資格もありません。また、病院や部署によっても業務内容が異なるため、何をどう学べばいいか分からないこともあるかと思います。

しかし、病棟クラークの一番の役割は「補佐」です。なので、まずは秘書検定やパソコン検定、ペン字検定などの資格を取り、人をサポートする準備を整えることをおすすめします。
 
 
縁の下の力持ちとなり、看護師をサポートする病棟クラークの仕事。幅広く勉強するのは大変そうですが、その分、「あなたがいてくれてよかった」と言ってもらえたときの喜びもひとしおでしょう。

医療の現場をサポートする仕事に就きたいと考えている人は、病棟クラークの仕事内容でほかにどのようなものがあるのか、ぜひ調べてみくださいね。
 
 
【profile】東宝塚さとう病院 病棟クラーク 奥田沙紀
【取材協力】医療法人愛心会 東宝塚さとう病院

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「病棟クラーク」
はこんな仕事です

病棟クラークは、病院のナースステーションでの医療事務、また医師や看護師のスケジュール管理などを行うスタッフのこと。仕事は、患者の検査情報やカルテなどの管理、入退院に関わる事務手続き、電話応対や面会者への案内など多岐にわたる。医師と看護師がスムーズに業務を行える環境を整えるのが、主な役割である。医療制度や保険制度について患者から相談を受ける場合もあるので、その疑問や悩みをしっかりと聞くのも大切。また、個人情報と接する機会が多いので、プライバシー保護に対する高い意識が必要である。

「病棟クラーク」について詳しく見る