【シゴトを知ろう】中古自動車査定士 編

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【シゴトを知ろう】中古自動車査定士 編

2017.06.29

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】中古自動車査定士 編

私たちの生活に欠かせない自動車。地域によっては、一家に1台の自動車を持つ場合も少なくありませんが、自動車の購入は決して安い買い物ではないため、比較的安い中古の自動車を選んで乗っている人も多いようです。そんな中古自動車の値段は、どのように付けられているのでしょうか?

今回は、東京都江東区にあるスーパーオートバックス東京ベイ東雲の宮田丈さんに、中古車の状態を見極め、適正な価格を付ける“査定”のお仕事内容について伺いました。

この記事をまとめると

  • 車の査定において、「事故の有無」は見逃せないポイント
  • 自動車整備の経験によって、正確かつ素早い中古車査定が可能になる
  • 中古車査定士を目指すなら、自分の車を持つことが大事

人生の大イベントともいえる、高額な買い物に関与できる喜び

Q1. 仕事概要を教えてください

私が務めている中古車販売を行うオートバックスグループでは、全メーカーの自動車を取り扱っています。お客さまが売りに来られた自動車を買い取るにあたり、「査定」という検査を行った上で、自動車の価値を算出し、お客さまに買取金額を提示することが私の主な仕事です。

査定の主なチェックポイントでは、過去に接触や衝突事故を起こし、修理した履歴があるかどうかは重要な項目になります。事故車の場合、車の骨組みとなるフレーム部分に修理時の溶接(加熱によって2つの金属を接着させた)跡が残るんですね。オートバックスでは、自動車の査定ポイントをきちんとマニュアル化しているので、社内で研修を受ければ、社員全員が査定の仕事に携わることができるシステムになっています。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

中古車といえども、車はやはり高価なものです。車を買うことは、一生の中で数回しかないイベントなんです。そういった貴重な買い物の場面に立ち会える、お手伝いできることにやはり大きなやりがいを感じます。中古車を買っていただいたお客さまから、ご家族やご友人をご紹介してもらえることもあるので、一つの出会いから深く、広くお客さまとお付き合いできるのも中古車販売・査定の魅力だと思います。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

一番気を遣うのは「故障対応」です。やはり中古の自動車なので、新車と比べて故障のリスクは高まります。中古車の場合、メーカーの保証期間が終了していれば、基本的には買ったお店に修理を依頼することになります。車もいつどこで故障するか分からないため、さまざまなケースを想定して対応できるよう、常に神経をとがらせています。

あとは査定にミスがないよう心掛けています。万が一、査定にミスがあり、本来より安い金額で買い取った場合は、お客さまに損害を、高い金額で買い取った場合は会社に損害を与えてしまいます。そのため査定は、常にプレッシャーがかかる工程です。

ラリーにどっぷりハマった、大学の自動車部時代

スーパーオートバックス東京ベイ東雲の宮田さん

スーパーオートバックス東京ベイ東雲の宮田さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯で中古自動車査定士の仕事に就きましたか?

とにかく車が大好きだったからです! 実は、私の父親も祖父も自動車関係の仕事に就いていて、自然と車が身近にある環境で育ったことも影響しているかもしれません。

私は新卒で今の会社に就職したのですが、実はそのとき、もう一つ自動車メーカーの内定ももらっていました。でも、中古車の販売、整備や査定など、メーカー問わず幅広くサービスを提供する今の会社の仕事内容に魅力を感じ、現在の道に進みました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学では、経済学部に進学しました。在学時は、勉学を通じて自動車について学んだことはありませんが、自動車部に所属していたので、そこでいろいろな知識や運転技術を身に付けることができました。この自動車部では、車の整備を自分たちの手で行い、定期的に開催されるラリーに出場するなど、自動車への興味を深めることができたのがよかったです。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のころから中古車の査定士を目指していたわけではありませんが、漠然と自動車に関する仕事がしたいと思っていました。大学で自動車部に入り、そこで知識や人脈が増えたことで、自動車に関わる仕事の中で自分が目指したい方向性が固まっていきました。今の仕事を選んだのも、大学の先輩やOBの方たちの助言があったからです。

熱意を持って接客すること。車への愛情はきっとお客さまに伝わる

Q7. どういう人が中古自動車査定士の仕事に向いていると思いますか?

まず車が好きであることが第一です。私が務める会社では、車を売りに来たお客さまと直接やりとりすることになるため、自分が持っている自動車に関する知識を、熱意を持って分かりやすくお客さまに伝えるスキルが求められると思います。また、同時にコミュニケーション力も必要で、お客さまの意見を聞き取り、きちんと理解できるくらい自分の中の“引き出し”をたくさん持つこと。そうすればお客さまとの親密度も増してくると考えています。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

とにかく車が好きならば、ぜひ早く免許を取って、自分の車を持ってほしいですね。自動車のことを知っていないと、査定士の仕事はできないと思います。私の場合、学生時代に自動車部で車を触っていた経験が生きたと思います。

私は入社後に、一時期ピット(整備)を担当していたことがあり、そのときに整備士の資格も取りましたが、整備の経験は査定の際にも役立ちます。整備士の資格、そして経験があれば自動車に対する習熟度も違ってきますし、査定の際のスピードアップやミスの減少にもつながります。

同時に各メーカーが出している車の種類はもちろん、装備やグレードといった商品知識も必要になります。とにかく覚えることは山ほどありますが、「車が好き」という根幹があれば苦労はしないはずです。何事もそうですが、自分の好きなことを見つけて、それに興味を持ち続けることが大切なのだと思います。


古くなって自動車を乗り換える人もいれば、車が趣味で定期的に乗り換える人もいます。結婚や子育てなど、車を買い替える理由やタイミングは人それぞれです。そのような中でも、生活や趣味に彩りを与えてくれる自動車。新たな車と人、その出会いに関わることができる査定士の仕事は、車が好きな人にとって、たくさんの魅力がある職業ではないでしょうか。


【profile】スーパーオートバックス東京ベイ東雲 宮田丈
http://www.sa-tokyobay.com/

この記事のテーマ
自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説

陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。

「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「中古自動車査定士」
はこんな仕事です

中古自動車査定制度に基づいて、中古車の査定をする仕事。中古車の販売業者や買取業者などで、車種や状態、走行距離、使用年数などを見て正確な下取り価格を出す。中古車はそれぞれ状態が異なるので、確かな知識と技術が求められる。資格には、一般財団法人日本自動車査定協会が中古自動車査定制度運営規程により実施する「中古自動車査定士技能検定」がある。自動車運転免許の保有、半年以上の自動車販売もしくは整備の経験、協会所定の研修修了、この3つが受験の条件となる。

「中古自動車査定士」について詳しく見る