【シゴトを知ろう】リペアマイスター(靴修理人) ~番外編~

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【シゴトを知ろう】リペアマイスター(靴修理人) ~番外編~

2017.07.07

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】リペアマイスター(靴修理人) ~番外編~

「靴・カバン修理の理想郷」をコンセプトに掲げる「シャングリラ」を展開する株式会社セシルクローの代表取締役社長・松崎礼幸さん。「【シゴトを知ろう】リペアマイスター(靴修理人)編」に続いて、今回は松崎さんが考える優れた靴修理人についてや、松崎さんの修理業界全体への思いなど、さらに深いお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 前例のない修理も引き受けることで技術を磨き、多くの人に喜ばれてきた
  • 優れた修理人とは、技術にもコミュニケーションにも長けた人
  • 知識ばかりに頼らず、できるだけ多くの靴を見て触れることが大事

前例のない依頼を通じて新たな技術検証・その成功が多くの人の喜びに

――松崎さんのお店「シャングリラ」では、他店では断られてしまうような難しい修理も積極的に行っているとのことですが、それを可能にするためにどのような努力をされてきたのでしょうか?

私たちのお客様の中には、ありがたいことに、何度も来てくださるリピーターの方も多くいらっしゃいます。
そうした方々は皆さん靴やカバンの修理に対して高い意識を持っていらっしゃいますが、時には前例のないような内容でのご依頼もいただくこともあります。

そうした場合には前例がないからとお断りするのではなく、「100パーセントご要望どおりにできるか分かりませんが、ご要望に沿えるように挑戦させていただいてもいいですか?」とご提案すると、ほとんどのお客様は「ぜひお願いします」と任せてくださいます。前例がないこととはいっても、大きな失敗はしない自信があります。
それによって新たな技術を検証できるだけでなく、成功することで多くのお客様に喜んでいただけることにもつながります。このような努力が蓄積されて、今があると思います。


――松崎さんのお話を伺っていると、最先端の技術とお客様との密接なコミュニケーションの両方をとても大事にされている印象を受けますが、靴修理人の方は皆さんそうなのでしょうか?

私たちの業界の「優れた職人(修理人)」とは、やはりそういう人です。良い仕事をする人は、総じて技術はもちろん、コミュニケーション能力にも長けた人が多いですね。

未成熟な業界だからこそ、自分たちが良い形でのスタンダードになれるように

――松崎さんが現在のお仕事を始められたきっかけとして、国内では修理のサービスが少ないということを挙げられていましたが、それについて少し詳しく伺えますか?

一言で言いますと、靴・カバン修理業界自体がまだまだ未発達で、これからというところだと思います。
発達を阻害してしまっている要因の一つは、レベルが高いとは決していえない技術でサービスを提供する業者が増えてしまったことです。気に入っていた靴をまた履きたいと思って修理に出したのに、思うような仕上がりではなかったら、その人はもう靴を修理しようとは思わないですよね。

例えばドイツですと、靴職人のマイスター制度があり、「リペアマイスターはカッコイイ仕事」という認識が浸透していますが、日本ではまず靴自体への意識を高く持つ人が少ないですね。
そうした一般の方々の認識というのは、業界にいる私たちが発信し、変えていかなくてはならない部分だと思います。

未成熟な業界だからこそ、技術革新やお客様へのサービス・雇用環境の向上も含め、自分たちが良い形でのスタンダードになれるように、という思いで仕事をしています。

多くの靴を実際に見て触れることは、今から始められて必ず仕事に生きる

――最後に、リペアマイスター(靴修理人)を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

靴修理の仕事に興味があるのなら、靴についての知識を得ることも大事ですが、知識ばかりに頼らず、できるだけ多くの靴を実際に見たり触れたりするようにしてください。
実際に目で見て、本に書いてある説明では分からないような製法について考えたり、どのような意味があってその形になっているのかということを知ろうとすることは、今すぐにでも始められますし、必ずこの仕事に生きることだと思います。



靴修理はまだ未成熟な業界だからこそ、日々新しいことを取り入れることで、業界のスタンダードを目指していけることも楽しみだと笑顔で語ってくださった松崎さん。
松崎さんのおっしゃる「知識ばかりに頼らず、実際に見たり触れたりする」ことは、靴修理のお仕事に限らず日常生活でも大切かもしれませんね。


【profile】靴・バッグ修理の理想郷「シャングリラ」代表・
株式会社セシルクロー 代表取締役社長 松崎礼幸

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「リペアマイスター(靴修理人)」
はこんな仕事です

靴を長く履き続けるための修理を行う仕事。駅やショッピングモール内にチェーン展開する大手修理店では、かかとなどの応急処置が多いが、高級革製品を中心に手入れを含め、履きやすさを追求した調整、修繕を行う工房もある。靴修理や靴づくりの教室を持つ工房や靴専門店で学んだり、ファッション系専門学校でシューズデザインを専攻するなど、まずしっかりとした技術を身に付けたい。その後、研修制度のある大手修理店でキャリアを積み、将来はこの道のプロフェッショナルとして独立店や工房を営むことも夢ではない。

「リペアマイスター(靴修理人)」について詳しく見る