【シゴトを知ろう】ポドロジスト 編

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【シゴトを知ろう】ポドロジスト 編

2017.07.11

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ポドロジスト 編

普段歩いているときに、なんだか足の指が痛い……と思ったら、タコができていた!なんて経験がある人もいるかもしれません。そんな足のトラブルに対応してくれるのが、「ポドロジスト」と呼ばれる足のケアの専門家です。

今回は、「歩行」に特化した施術を専門にしている、外反母趾(がいはんぼし)研究所の古屋達司先生に、その仕事内容ややりがいについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ポドロジー(足学)には一般的な足のケアに加え、治療に寄った施術もある
  • 施術では、コミュニケーション能力や会話能力も大切
  • ポドロジストを目指すなら、まずはお客さんとして施術を受けるといい

症状が改善したという報告が何よりうれしい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください
 
私は、東京都板橋区の外反母趾研究所で、依頼者さんが抱えるさまざまな足のトラブルに対応する仕事をしています。

ポドロジストは、一般的には足のタコや巻き爪などをケアする場合が多いですが、私は足のトラブルに対して、「正しい歩き方」を通じて施術のアプローチを行います。依頼者さんの歩行姿勢や体のバランスを分析し、その結果を基に個別の歩行改善指導を行っています。

<ある一日のスケジュール>
06:30 出勤、執筆活動
07:30 施術準備
08:30 施術(一般)
12:00 昼食、休憩
13:30 施術(予約)
15:00 施術(一般)
19:30 施術(予約)
21:00 後片付け
21:30 帰宅
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
一番の楽しみは、来院された当初はペタペタ歩きだった依頼者さんが通院を重ね、歩行改善に取り組むうちに、目に見えて歩き方が良くなっていくことです。歩き方が良くなると、同時に足の痛みも和らいでいくので、依頼者さんからそういったご報告をいただくのは何よりうれしいですね。完治した依頼者さんから「先生と出会えて本当によかったです」というお言葉をいただくこともあり、そんなときは非常にやりがいを感じます。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
ポドロジストは、体のケアを行う他の職業と比較して、依頼者さんと顔を合わせて施術を行う場面が多いと思います。そのため、ある程度の会話能力も必要です。しかし私は口下手なので、施術中に長い沈黙が流れることもあります。強いて言えば、それが大変かもしれません(笑)。

ただ、基本的には、ポドロジストの仕事の中で苦労を感じることはありませんね。依頼者さんに喜んでもらえることで、仕事の疲れも吹っ飛びます。
 
 

施術者として誇りを持ってクライアントさんに接する

Q4. どのようなきっかけ・経緯でポドロジストの仕事に就きましたか?
 
以前から柔道整復師として接骨院を開業していたのですが、来院される方に外反母趾でお困りの方が多いと気付いたことがきっかけです。その後、現在の外反母趾研究所を立ち上げ、歩行改善指導を中心とした施術で外反母趾に取り組むようになりました。
 
 
Q5. ポドロジストの仕事に就くまでに何を学びましたか?
 
柔道整復師として働いていく中で、より幅広い足の知識を得たいと考え、14年前にポドロジーの技術を学べるフットケアスクールに通いました。スクールでの授業科目は、タコ・魚の目・巻き爪など足のケアの実技が中心でしたが、足の裏など体の一部分を刺激する療法「リフレクソロジー」や、インソール(靴の中敷き)の制作も学びました。

そのスクールで印象的だったのは、インソール制作の授業で担当講師が発した「私たちは“施術者”であって“技術者”ではないので、『施術』を提供することでお客様に喜んでいただけるような人になってほしいです」という言葉です。今でもその言葉は心の中に残っており、日々施術者として誇りを持って依頼者さんに接しています。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校2年の春ごろまでは、「とりあえず大学を出て、どこかの会社に就職するんだろうなぁ」と、具体的な目標もないまま過ごしていました。ただ、「営業の仕事なんかは自分に向いてないし、会社に入ったとしても、自分で仕事を選べないのは嫌だな……」という不安も感じていました。

ちょうどそのころ、柔道部に入っていた私はけがをして近所の接骨院に通うことになりました。そこで柔道整復師の存在を知り、その職業を目指すようになりました。このときの治療経験がなかったら、今はポドロジストとは違う仕事をしていたかもしれませんね。
 
 

お客さんとして施術を受けることで理解が深まる

Q7. どういう人がポドロジストの仕事に向いていると思いますか?
 
ポドロジストと一口にいっても、どんなトラブルを専門に扱うかで向き不向きが分かれます。タコや角質(*)など、一般的な足のケアなら女性向きの仕事といえます。というのも、圧倒的に女性の依頼者さんが多いからです。自分の傷んだ足をケアしてもらうのですから、依頼者さんもやはり同性の施術者を選びたいのではないでしょうか。

ただ、私のような歩行改善指導やテーピング、インソールなどで対応する分野でしたら、男性でも十分活躍できる場があると思いますよ。
 
*角質:皮膚の表面にできる、タンパク質でできた表皮の上層部分
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
ポドロジストの仕事に興味が湧いたら、まずは自らがお客さんとして個人経営のフットケアサロンで施術を受けてみることをおすすめします。施術を受けながら「この業界に進もうと思っているのですが」と、施術者に話しかけてみるのもいいと思います。個人経営であれば、プライバシーが保たれた空間で話せるため、親身に相談に乗ってくれたり、もしかすると業界の裏話なども聞けたりするかもしれません。
 
 
柔道整復師からポドロジストを目指した古屋さん。仕事の幅を広げるために新しい分野に挑戦したことが現在の職業につながったといえます。足をケアする仕事に興味が湧いた人は、ポドロジストには他にどんな分野があるのか、ぜひ調べてみてくださいね。
 
 
【profile】外反母趾研究所 代表 古屋達司

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ポドロジスト」
はこんな仕事です

ポドロジストはフットケアの専門家で、爪や肌の手入れや、かかとの角質を落とすなどの美容ケアのほか、外反母趾や魚の目・タコ、巻き爪、陥入爪など足のトラブルをケアする。起こってしまったトラブルをケアするだけでなく、防止するための爪の手入れの仕方や、靴の選び方、足を傷めないための歩き方をアドバイスしたりもする。元はドイツ語で「足学」の意味で、ドイツでは国家資格とされている。日本では国家資格ではなく、養成学校で専門知識とトリートメント技術を学んでから就業する。

「ポドロジスト」について詳しく見る