【シゴトを知ろう】ランジェリーデザイナー 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】ランジェリーデザイナー 編

2017.07.06

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ランジェリーデザイナー 編

ファッションの中でも、特に女性用下着のデザインに携わるランジェリーデザイナー。見た目だけではなく付け心地や機能性といった多くの要素を重視した上で、魅力的で高品質なランジェリーが作られています。今回お話を伺ったのは、for Grace 株式会社 代表取締役であり、自ら「ナオランジェリー: NAO LINGERIE」のデザイナーとしても活躍されている栗原菜緒さん。お仕事の魅力や高校時代の経験についてなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 目に見える部分のデザインだけでなく、身体にフィットする構造を考案
  • ランジェリーを身に着けたお客様の表情が明るく変わったときがやりがい
  • 自分の好みだけではなく、身に付ける人の立場で考えられる人が向いている

華やかでありつつ、働く女性が普段から身に付けられるランジェリーを

Q1.仕事概要と、一日のスケジュールを教えてください。

私が作るランジェリーの場合、目に見える部分のデザインはもちろんですが、ワイヤーなども全てオリジナルで作っているので、絵を描くだけでなく下着の構造を考えている時間も長いです。
他の洋服と比べても、下着というのは常に人の身体にフィットしていなければならないものなので、生地の特徴にあわせた設計のような作業が必要なんです。
私が目指しているランジェリーは特別な日に身に着けるだけでなく、華やかでありながらも、働く女性が普段使いできるものなので、どうすれば付け心地や機能性がより良くなるかを常に考えています。
またランジェリーデザインの他にも、季節ごとの販促物のデザインなどを手掛けることもあります。

<一日のスケジュール>
10:00 出社、メール処理など
10:30 パソコンでデザイン制作
12:30 昼食
13:00 生地などの買い出し
16:00 デザイン再開
20:00 終業


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

初めてランジェリーが好きだと思ったのは中学生の頃で、ランジェリーを身に着けて鏡を見たとき、それまでどんな洋服を着ても自信を持てなかった自分の姿を「きれい」だと思えたんです。ランジェリーは女性の美しさを引き出してくれるものなんだ、と感動しました。
日本では普段から下着を楽しめている女性がまだ少ないと思うのですが、私のランジェリーを身に着けて鏡を見たお客様の表情が明るく変わったとき……私が作ったものによって、中学の頃の私と同じような気持ちになっていただけたときは、この仕事を始めて良かったなとすごく思います。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

この仕事が本当に好きなので、あまり大変だと思うことはないんですが……以前、私のランジェリーを気に入ってくださったもののサイズが合わなかったお客様から、厳しいお言葉をいただいたことがありました。ショックを受けると同時に、もっと多くの方に身に着けていただけるように改良していこうと気持ちを新たにしました。全ての方に合うランジェリーを作るのは難しいですが、お客様の声は真摯(しんし)に受け止め、今後もより良いものを作っていきたいですね。

お客様に自信を持ってお薦めできるものを作るために、ブランド設立を決意

Q4.ランジェリーデザイナーを志すようになったきっかけを教えてください。

大学卒業後、最初は別の仕事をしていましたが、その後転職しランジェリーの販売の仕事をするようになりました。ランジェリーは中学時代から好きだったものなので、それに関われること自体うれしく、販売の成績も一番になりました。でも、そこで販売していたランジェリーは私の好みのデザインではありませんでした。それが理由でお客様に心から自信を持って薦めることはできず、そんな状況が嫌で……。それなら私が本当に良いと思えるランジェリーを作ろう!と考えたことが今の仕事のきっかけです。そして100パーセント自分の納得できるもの、お客様に自信を持って笑顔でお薦めできるものを作るために、自分のブランドを設立しようと決めました。


Q5.ランジェリーデザイナーになるために、どのようなことを学びましたか?

ランジェリーデザイナーになること・自分のブランドを作ることを決めてから、ひと夏だけイタリアのミラノに留学しました。ファッションの学校のランジェリーデザイン科で、短期集中でランジェリーデザインについて学びました。世界中から学生が集まる学校でしたので英語での授業でした。私は大学時代アメリカへの留学経験がありましたので、言葉に困る心配がなかった点では良かったですね。
実際に仕事を始めてから、実務を通して学んだこともたくさんあります。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代の夢は、世界に向けて何かを提言したり、日本の良いものをアピールできるような仕事をしたいというものでした。私は今後、自分の作ったランジェリーを海外にも広めていきたいと考えています。私の作っているものは全て国産の生地を使い、縫製も国内で行っているんです。そんなランジェリーを海外の人が見たときに「日本にもこんなカッコイイブランドがあるんだ!」とか「日本のランジェリーってかわいくて使い心地もいいな」と思ってくれたら、高校時代の「日本の良いものを世界にアピールする」夢は叶うんじゃないかなと思います。

何でも挑戦し、周りを気にするのではなく自分の目標を設定して

Q7. どういう人がランジェリーデザイナーに向いていると思いますか?

私自身のことを言えば、お客様に常に誠実でありたいという気持ちを大切にしています。今の仕事のきっかけでもお話しましたが、お客様に心からお薦めできるものを作りたいという思いが一番強いので……自分の好みだけではなく、それを身に着けてくださる方が満足できるものか考えること。お客様を優先できる人は、ランジェリーデザイナーに向いているのではないでしょうか。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

今やりたいこと・興味のあるものには、何でも取り組んでみてください。失敗することも傷つくことも、良い経験になります。まずは挑戦してみて、その上で自分に向いていないなと思ったらすぐにやめても、それは悪いことではありません。
それから、高校時代は何かと周りを気にすることが多いと思いますが、周りのことを気にしたり誰かと争ったりするのをやめて、自分の決めた目標だけを追求すれば、いろいろなことに振り回されなくなります。例えばテストの点数にしても、クラスの誰かと争うのではなく「自分は100点を目指そう」と目標を設定することで、具体的にやるべきことが分かりますし、気分が軽くなり学校生活がより楽しくなると思いますよ。



心からお薦めできるランジェリーを作りたいという思いから今のお仕事を選び、現在は毎日がとても充実していると語ってくれた栗原さん。そんな栗原さんも高校時代はいろいろと悩み、その中で「自分の目標」に集中する大切さに気付いたそうです。
周りの目が気になってしまうという人も、栗原さんの言葉を参考に「自分の目標」にフォーカスできれば、きっと今よりも視野が広がり、好きなことも一層楽しめるのではないでしょうか。


【profile】ナオランジェリー: NAO LINGERIE デザイナー・「日本ランジェリー協会」専務理事 栗原菜緒

栗原菜緒さんのブランド「ナオランジェリー: NAO LINGERIE」のWebサイトはこちら

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ランジェリーデザイナー」
はこんな仕事です

下着をデザインする仕事。見た目だけでなく、肌触りのよさや吸水性・通気性・保温性・動きやすさが重要。素材、人体構造、ボディーメカニクスの最新知識を盛り込み、美しいデザインにまとめ上げなくてはならない。ジャンルは子ども用、男性用、女性用があるが、とくに女性用下着は素材やパーツの種類も多くて奥が深い。体型補正用のコルセットや授乳用下着、パット付インナーなど多種多様なアイテムを考案する。大学や専門学校の被服科でデッサンやパターン作成、縫製などを学び、下着メーカーへ就職するのが一般的だ。

「ランジェリーデザイナー」について詳しく見る