【シゴトを知ろう】腹話術師 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】腹話術師 ~番外編~

2017.07.04

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】腹話術師 ~番外編~

「【シゴトを知ろう】腹話術師 編」では、腹話術師のわがしさんに腹話術師のお仕事の内容や魅力について伺いました。番外編では、わがしさんの所属する演芸協会や、知られざる腹話術師の世界についてお話を伺っていきます。

この記事をまとめると

  • プロの腹話術用人形は、高価な特注品
  • 演芸協会に入る事で、定期的にステージに立つ事ができる
  • 震災の経験から、人形の移動はスーツケースに

プロの腹話術用人形は高価な特注品

――腹話術の人形って、近くで見ると大きいんですね。それに素材もきれいで、すごくよくできています。やっぱり特注品なんですか?

そうですね、特注品です。市販品も1体持っていますが、大事な相棒ですので、やっぱり自分だけのオリジナルを持ちたくなります。値段はピンからキリまでありますが、特注品はやはり高価で10万円は下りません。
私は今4体持っていて、今日の相棒は大きなくちばしが特徴のカラスのキラちゃんです。
人形は、飯田橋の劇人形作家さんに個人的に頼んで作ってもらっています。年一回のメンテナンスも同じ方に頼んでいます。

演芸協会が契約している演芸場に定期出演

――平日の日中でも200席以上ある客席がほぼ満席ですごいですね。みなさんお近くから来られるのでしょうか?

結構遠くからも来てくださっているようですよ。お弁当付きの浅草観光ツアーに組み込まれたりもしています。客層的には、年輩の男性のお客様が多いですね。


――本日、舞台を拝見させていただいた「浅草東洋館」には、定期的に出演されているんでしょうか?

変わった建物でしょう。この建物は「浅草フランス座」という名前でも有名で、もともと老舗の劇場でした。現在は、お笑いなどを中心とした演芸場となっています。浅草には私が所属している東京演芸協会のほかに、漫才協会やボーイズバラエティ協会などがあって、それぞれの協会が浅草東洋館と契約をし、定期的にプログラムが変わっていきます。この9日間は演芸協会所属の芸人でプログラムが組まれ、私もその中の一員としてステージに立っています。


――演芸協会について簡単に教えていただけますか?

現在、演芸協会の会員は100人くらいだと思います。浅草などの演芸場で活躍する芸人たちが多く所属しています。協会に腹話術師は6人います。
会員になると、協会が契約している演芸場に定期的に出演することができます。

私は演芸協会に入って13年目ですが、まだ若手の部類です。演芸協会には、第二の人生というか、長くやってきた仕事を辞めてから飛び込んで来る人も多く、年上の後輩も多いんですよ。元自衛隊員という人もいます。

芸人には決まったタイプなし 人形は丁寧に扱う

――芸人さんって、どんなタイプの方が多いんでしょうか?ご自身は自分でどんなタイプと思われますか?

人によって本当にさまざまで、決まったタイプというようなものはないと思います。私自身は、思い立ったらとにかくやってみる、あきらめずに突き進むという性格だと思います。
 
 
――横のつながりや集まりはあるのでしょうか

同業の友だちはいますし、ときどき先輩との飲み会に行ったりもします。以前はステージの後、浅草をぶらついていると、顔見知りの社長さんがご飯やコーヒーをごちそうしてくれたり、時には仕事を振ってくれたりもしましたが、皆さんもうご高齢になられて引退してしまいました。浅草も変わりましたが、浅草周辺を歩いていると、たまに東洋館のお客さんに声をかけられたりしてうれしくなります。

――腹話術師として、日頃から気をつけていることはありますか?

人形を大切に扱うということです。私はスーツケースに入れて移動しています。以前は、布バッグを使っていたのですが、東日本大震災の時、都内の交通が麻痺して、ぎゅうぎゅう詰めのバスの中で人形がつぶれそうになったことがあって、それ以来、必ずスーツケースに入れるようになりました。

余談ですが、震災の時も東洋館は一日も休まなかったんですよ。震災の翌日も、お客さんは数人でしたけど、普通に営業しました。長くこの地でやってきましたが、東洋館の芸事に対するそういう心意気のようなものはすごいと思います。
 
 

相棒である人形や演芸場、浅草という町に対する思いが伝わって来るインタビューでした。
「今が一番楽しい」と語ってくれたわがしさん。自分の思いをつらぬいて、これからもお客さんを笑顔にし、ご自身も笑顔で腹話術師を極めていかれるのだろうなと感じました。


【profile】腹話術師 わがし
腹話術師わがしのホームページ http://wagashicyann.la.coocan.jp/ 
腹話術師わがしのブログ http://ameblo.jp/ventriloquism-wagashi/
一般社団法人 東京演芸協会ウェブサイト http://www.tokyo-engeikyokai.com/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「腹話術師」
はこんな仕事です

唇をほぼ閉じた状態で、手にした人形が話しているように聞かせる話芸を披露する仕事。多くは腹話術師本人と人形とのコミカルなやりとりの形式を採っている。活動の場はテレビ、寄席、イベント会場など。腹話術を学べる民間のスクールは比較的多く、副業またはボランティアとしての高齢者や幼児向けの活動から、エンタテイナーとしての海外進出まで腹話術師の層は幅広い。プロとして活躍するには、物語の展開や人形づくりなどにも独自のアイデアが必要。腹話術師に弟子入りするほか、独学で成功した人もいる。

「腹話術師」について詳しく見る