【シゴトを知ろう】メディカルスタッフ 編

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【シゴトを知ろう】メディカルスタッフ 編

2017.06.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】メディカルスタッフ 編

スポーツ選手の活躍を支えるのは監督やコーチなどの指導者だけでなく、健康管理やけがの予防・リハビリを担当するメディカルスタッフの存在も大きいです。トレーナーとして関わる大学サッカーチームが日本一になったこともある新井康希さんに、その仕事内容について伺いました。

この記事をまとめると

  • 業務内容や関わる頻度は契約先の要望によってさまざま
  • アスレティックトレーナーや鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の資格が役立つ
  • 人見知りせず柔軟なコミュニケーションを取れる人に向いている

けがを乗り越えて試合で活躍する選手を見ることがやりがい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

フリーランスのトレーナーとしてさまざまなスポーツチームと契約しています。大学・高校・ジュニアユースのサッカーチームをいくつかと、高校バスケのチームも担当しています。その他にはトレーナーを養成する専門学校の講師をしたり、知人の運営する整骨院で鍼治療を行う日もあります。
トレーナーとしての業務は現場での選手のテーピングやストレッチ指導、ケガをしたときの応急処置、ケガをしている選手のリハビリ・治療などが主ですが、ウェイトトレーニングの指導だけを行うチームもあり、業務内容や頻度は契約先によってさまざまです。

<一日のスケジュール例>
5:15 大学サッカーの練習現場に到着、選手をチェックしてテーピングなどを行う
6:00 練習開始、リハビリなどを行う
12:00 終了、ランチ後に移動
15:45 高校サッカーの練習現場に到着
18:20 終了、移動
19:00 ジュニアユースサッカーの練習現場に到着
21:00 終了


Q2. どんなときに仕事の楽しさ・やりがいを感じますか?

選手のパフォーマンスがアップして試合で活躍してくれたらもちろんうれしいですし、ケガをした選手が長いリハビリ期間を乗り越えて試合で活躍する姿を見たときにも大きなやりがいを感じます。


Q3. 仕事の大変さを感じるのはどんなところですか?

スポーツ選手は毎日ハードな練習をしているので、アクシデント的なケガだったり避けられないケガもあったりするのですが、復帰した選手がまたすぐにケガをしてしまったりするのはつらいですね。なかなかリハビリの効果が上がらず復帰できない選手もいて、選手にも思うところがあるだろうなと感じることも。週1回しか見られないチームだと見ていないところで選手がまたけがをしてしまったり、日ごとの経過を見てリハビリメニューを細かに指示することができないことにもどかしさを感じることもあります。

高校最後の試合で大怪我をしたことがトレーナーを目指すきっかけに

Q4. どのようなきっかけでこのお仕事に就きましたか?

中学・高校とバスケ部だったのですが、高校3年生のときに出たインターハイ予選で前十字靱帯(膝の関節の中にあるクロス状の靱帯)を断裂してしまい、それが最後の大会となりました。前十字靱帯の損傷はスポーツ傷害の中で重症のケガの1つで大抵は手術をすることになるのですが、当時いろいろな病院で診てもらったもののなかなか正しい診断やリハビリをしてもらえず、治療が長引いてしまいました。大学卒業後はスポーツとは全く関係のない業界に就職したのですが、このときのケガがその後トレーナーを目指すきっかけになりました。


Q5. 大学や専門学校ではどのようなことを学びましたか?

経済学部で経済について学びました。僕が通っていた大学のバスケ部は日本一を獲っているような強豪チームだったので、ケガのこともありましたし部活には入らず、サークルやクラブチームに入り、ケガをかばいながらバスケを続けました。それでもクラブチームでは一度日本一を獲ることができました。
大学卒業後は食品関係の会社に就職したのですが、以前から何となく興味を持っていた「トレーナーのような仕事をしたい(当時は今ほど認知されていなかったが)」と思うようになり、その仕事について調べました。その後、アスレティックトレーナーの資格が取れる専門学校に2年通い、続けて整形外科で働きながら鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の資格が取れる専門学校に3年通いました。アスレティックトレーナーの学校で学んだのは、コンディショニングやリハビリテーション、テーピング、ストレッチなどトレーナー活動を行うのに必要な知識やスキルです。鍼灸の学校では文字通りはり・お灸とマッサージなどの技術について学びました。トレーナーとして活動するならその二つの資格があると良いですが、僕はその他にNSCAやJATIという団体のトレーニング指導者の資格も保有しています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢や経験したことが、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?

やはりケガの体験が今につながっています。もともと高校卒業後は本格的にバスケを続けるつもりはなく、進学して就職する予定だったのでそれほど落ち込むことはありませんでしたが、もっと正しいリハビリや治療を受けることができればという思いは強く抱きました。このときの経験がなければトレーナーは目指していなかったと思います。

夢は努力することで近づける

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

初めての現場でも選手やチームスタッフにすぐに溶け込まないといけないので、人見知りをする人は向いていないかもしれません。頭でっかちにならず、選手やスタッフと柔軟にコミュニケーションがとれる人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

僕は会社を辞めてトレーナーを目指したとき、不安もありましたが「絶対にトレーナーになる」と決め、学校に通いながら積極的にいろいろな現場に出て経験を積んだことが今につながっています。夢は努力することで近づけます。叶わないと思わずにやってみることが大事だと思います。



日本一となった大学サッカーチームの練習現場での取材でしたが、新井さんは取材中も選手たちにこまめに声をかけたり、選手からの質問に応じており、個性豊かな選手たちから大きな信頼を寄せられている様子がうかがえました。そうした小さなコミュニケーションの積み重ねが実を結ぶお仕事のようですね。


【profile】トレーナー 新井康希

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「メディカルスタッフ」
はこんな仕事です

医学的な立場からスポーツ選手をサポート。事故やけがを予防しながら、コーチや医師と連携してトレーニングに携わる。一流選手と個人で契約するほか、プロチームに所属したりトレーナー会社から派遣されたりする人もいる。関連する資格として、日本体育協会が認定するアスレティックトレーナーのほか、トレーナーに必須となるはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師、また理学療法士、管理栄養士などの資格がある。これらの保持者がチームの一員として、個々の選手に合ったサポートをする。

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