【東大生に聞く】キャンパスライフってどんな感じ?
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今回お話を聞かせていただいたのは、東京大学 農学部 4年生のAさん。東京大学の「教養学部理科二類」に入学し、大学3年生からは農学部に進んでいます。進路選びについて考える際やオープンキャンパスに行くときに役立つ、キャンパスライフにまつわる体験談を伺いました。
この記事をまとめると
- 大学で学ぶ専門分野を決めたのは、サークル活動がきっかけ
- 今は農学部に進み、発展途上国の農業開発についての研究を行っている
- 大学でのサークル活動が、専門分野・進路選びにつながるかも
大学生は、思っていたよりも自由だった
――大学のキャンパスは、どんな雰囲気ですか?
東京大学の教養学部では、2年かけて理系・文系の枠を超えたさまざまな分野の授業を受けることができます。大学1・2年生は理系文系関係なく、同じキャンパスで過ごし、同じ授業を取ったりもします。こういった学校は珍しいのではないかと思います。
また、大学は「思っていたよりも自由だな」と感じました。必ず受けなければいけない授業もあるのですが、自分で選択できる授業もたくさんあって、幅広い分野から授業を選ぶことができます。僕は理系学部に進学していますが、大学1・2年生の頃は文系科目の授業も幅広く受けました。
授業の内容も、基礎を学ぶ高校の授業とは違い、先生独自の研究内容を学ぶ形のものも多く、とても新鮮で面白いと思いました。授業のやり方も先生によってさまざまで、そこも自由ですね。
土日の使い方も、高校の部活のように決まった予定で動くわけではないので、すべて自分の意志で活動することができます。僕の場合は、アフリカについて勉強するサークルの他に、サッカーのサークルや学生会議を運営するサークルにも所属して活動しています。
サークル活動では、海外の企業や大使館へ訪問する経験ができた
――Aさんは教養学部に進学し、その後、農学部に進んだのはどういったきっかけがありましたか?
僕は今、発展途上国の農業の開発についての研究を行う、農学部の環境資源科学課程 国際開発農学専修に所属しています。もともと海外で学ぶことへの興味が強かったため、この分野を選びました。
僕は高校生のときから、「大学に入ったら、海外に行ってみたい」と思っていたのですが、大学で出会った先輩から、アフリカのいろいろな国に行く活動をしている、アフリカについて勉強するサークルがあることを教えてもらったんです。
そのサークルでは活動の一貫で、アフリカについて学ぶために、実際に現地の企業や大使館などへ訪問します。そこでルワンダのバナナ農園やガーナのカカオ豆農園などへ、農園で働いている人にインタビューをしに行ったりもしました。
外部のコミュニティーとつながりのあるサークルも結構ある
――キャンパスでの生活は、人間関係にどんな影響がありましたか?
東大にはさまざまなサークルがあり、いろいろなコミュニティーとつながることができます。東大の生徒以外にも、他の大学や、団体・OBなどとも関わる機会も多く、交友関係がどんどん広がっていくのは大学生活の魅力だと思います。
例えば、農業系のサークルでは、農業に関する学生団体として活動しているサークルもあります。また工業関連ではイノベーション(開発)分野の勉強会を行うものなど、社会とリンクする形で活動をしているサークルもたくさんあります。もちろん、芸術や体育を楽しむものや、音楽やスポーツなどのサークルもあります。
きっと皆さんもキャンパスでさまざまな経験ができると思います。進路選びは大変だと思いますが、じっくりと向き合っていい選択ができるよう、頑張ってください!
各大学にはさまざまなサークルや団体があるので、興味のある人はインターネットなどで調べたり、オープンキャンパスに参加したときに自分のしたい活動や学びにつながりそうなサークルがあるかどうか、先輩に聞いてみるのもいいかもしれません。進学後のキャンパスライフの充実を目指して、ぜひ学校選びを進めてみてくださいね!