日本のフィギュアの元祖は、仏像だった!?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

日本のフィギュアの元祖は、仏像だった!?

2017.06.19

提供元:立正大学 仏教学部

メイン
テーマ

日本のフィギュアの元祖は、仏像だった!?

海外でも人気の高い日本のフィギュア。もともと有名な人物やキャラクターを立体的に表現した人形のことを指しますが、食玩(食品付玩具)から始まったフィギュアブームにより、その対象は、動物、家具、食器、戦車などに広がりを見せています。最近では、きわめて精巧なギリシャ彫刻や仏像彫刻などのフィギュアも商品化されていますね。では、それらの古典彫刻と、本物そっくりに作られたフィギュアとは、いったい何が違うのでしょうか?共通点と違いについて見ていきながら、その魅力を掘り下げてみましょう。

この記事をまとめると

  • フィギュアと古典彫刻の本質的な違いは、対峙したときの体験内容。
  • 日本の仏像彫刻は、思想・歴史・文化・芸術など、現代日本に大きな影響を与えている。
  • 感覚や感性に訴えかける古典彫刻の存在感は、実際に制作することで理解できる。立正大学仏教学部仏教学科では、そのための体験的学習を用意。

「フィギュア」と「古典彫刻」の共通点と違いとは?

実は、フィギュアと古典彫刻には、たくさんの共通点があります。それは、姿や形を立体で表現している点、色が塗られている点、人々に鑑賞されて愛される対象である点などです。ちなみに、古典的な彫刻の多くが、現在は素材がむき出しになっていますが、もともとは色が塗られていました。

では、違いについて考えてみましょう。ずばりその違いは、フィギュアと彫刻、それぞれに対する人の「感じ方」です。フィギュアの場合、手にした人は、表現されるキャラクターの性格や物語を含めて、フィギュアに“萌え”を感じます。

学生作品

学生作品

一方で、古典彫刻にもそれぞれの像にキャラクターや物語はあり、それに惹かれて古典彫刻を見に行く人も多くいます。ここまでは、フィギュアと古典的彫刻に大差はありません。

しかし、古典彫刻の場合は、実際に見たときの印象とその後の関係が、フィギュアとは大きく異なります。古典彫刻を見た人の多くは、「“ある”ではなく“いる”」と感じると言います。「そこにあるもの」というよりは、それを超えて自立している何かと「出会っている」という感覚。この“出会う”という「不思議な存在感」が、優れた古典彫刻にはあるのです。

このように、「フィギュア」と「彫刻」は似ているようで違うものと言えますが、同時にそれぞれに芸術的可能性と文化的側面を秘めています。

歴史、社会、文化、芸術…、日本の仏像彫刻はさまざまな分野に影響を与えてきた

学生作品

学生作品

古典的彫刻の魅力は、個人へ与える影響だけではありません。たとえば、日本において仏像彫刻は文化や技術の発展に大きく貢献しているのです。

仏像は飛鳥時代、仏教の伝来とともに日本へやってきました。当時の仏像は、原形をもとに作られた型に溶かした青銅を流し込み鍍金(金メッキ)を施す製法が主流。仏像の造立や寺院の建設が盛んに行われるようになり、鋳造技術や建築の技術が発展しました。やがて平安時代に入ると、木彫りの仏像が流行します。それが、日本の木彫技術を高めたことは言うまでもありません。

また鎌倉時代には、武家社会の影響を受けた力強い仏像彫刻が興隆を極めます。仏像の造形は、社会を映し、時代を物語っているのです。それらの古仏は、明治以降、優れた芸術品として見なされ、近代彫刻に大きな影響を与えました。

精巧な技術力と緻密な表現力を極めようと進化してきた仏像彫刻の技術。とくに鎌倉時代の彫刻には、現代フィギュアにみられる造形要素のすべてが顕れており、その精神がフィギュア製作にも受け継がれているとも言えるでしょう。

体験的学習によって、フィギュアや彫刻、文化や芸術の本質を知ることができる!

学生作品制作風景

学生作品制作風景

では、どうしたら彫刻における「不思議な存在感」を表現できるようになるのでしょうか。しかし、感覚や感性に訴えかけるものは、頭で理解することは非常に困難です。そのため、フィギュアや彫刻の秘密や芸術の不思議は、体験してみることが重要になります。実際に制作してみることが、本質を理解するための近道なのです。

立正大学仏教学部仏教学科の「文化・芸術コース」では、思想・歴史・文化・芸術をキーワードに、複数の学問領域にまたがる多角的な視点から仏教にアプローチ。比較文化や比較宗教など、他国と比べることによって、日本の文化や仏教を浮き彫りにする授業や、造形実習・華道・茶道などの体験的学習を通して、多様な切り口から探求するカリキュラムを揃えています。

特に、秋田貴廣教授の芸術実習では、卒業制作で歴史的な仏画や仏像をモチーフにした作品と小論文を同時に提出します。単なる模倣ではなく、それぞれの仏像が誕生した時代背景を知り、そこに込められた思想や感性を探求することで、「モチーフそのものになって内側から眺める」体験をすることができます。その制作する行為によって、「不思議な存在感」を体感し、文化や歴史の理解と自己の発見につながっていくのです。

仏教と聞くと、お葬式やお坊さんのイメージが強いかもしれませんが、実は日本の歴史や文化、芸術などと深く関わりを持っています。そのため、立正大学仏教学部には、「文化・芸術コース」のほかにも、歴史や思想を理解するための「仏教学科思想・歴史コース」や、現代社会における仏教の可能性を探求する「宗学科日本仏教コース」、僧侶育成を目的とした「宗学科法華仏教コース」が用意されています。現代日本に至るまでに、さまざまな影響を与えてきた「仏教」。それを多角的に探究するのが「仏教学」です。この奥深い学問を立正大学で学んでみませんか?

【広告企画】提供 : 立正大学 仏教学部

この記事のテーマ
芸術・表現・音楽」を解説

絵画や造形、声楽や楽器演奏、演劇や芝居、マンガやアニメーションなど、さまざまな芸術分野で、表現者としての感性や技術を磨きます。近年では、活躍の場を広く海外に求め、高い評価を受けている人たちも多くいるようです。作品の制作や演習などの実技はもちろんのこと、それを裏打ちするために専門分野の歴史や理論の授業も行われます。そのため、アーティストとして作品を発表する以外に、指導者や研究者としての道もあります。

「芸術・表現・音楽」について詳しく見る