宗教学を学ぶことで、生きること、死ぬこと、人間を知る

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宗教学を学ぶことで、生きること、死ぬこと、人間を知る

2017.05.18

提供元:東洋英和女学院大学

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宗教学を学ぶことで、生きること、死ぬこと、人間を知る

「宗教」とは何ですか?という質問に、すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
多くの日本人にとってあまり身近ではなく、特に現代では重んじられていないように見えますが、宗教は人類の価値観に深く根ざしています。
ここで一緒に、渡辺和子教授の「宗教学概論Ⅰ」で「宗教」について学んでみましょう。

この記事をまとめると

  • 私たちの生活の中でも、宗教的価値観は身近な存在。
  • 宗教と呪術(まじない)の関係とは?
  • 宗教学を学ぶことは、人間について学ぶこと。

私たちの生活に身近に存在する宗教的価値観

一般的に宗教と聞くと、宗教団体、儀礼や教義といったものをイメージするかも知れません。
しかし、私たちが普段の生活で意識せずに行っていることのなかに、宗教の要素は多く含まれています。例えば、みなさんも経験がある“初詣”や“お祭り”は、広義に解釈すれば宗教に近いものと言えます。

授業では、世界の宗教について広い視点から考えるだけでなく、「〇〇教」と呼ばれることのない宗教的習俗や、私たちの日常生活のなかにある宗教的価値観を探っていきます。授業のカリキュラムには、“シャーマニズム”“お百度参り”“死生観”“イスラム教”など、興味深いワードがたくさん出てきます。

今回の授業で取り扱うテーマは「呪術」。
「呪術」の基本的な考え方をおさらい。その後、映像を見ながら、歴史の中で行われた「呪術」の実例について学び、「呪術」について理解を深めました。

宗教と深く関わる呪術(まじない)とは

渡辺先生の講義によると、呪術には二つの法則があるとのこと。
相手をかたどったものを使って呪う「類感呪術」、相手の髪や使っていた靴などを害して呪う「感染呪術」です。
また、呪うイメージの強い呪術ですが、守護や幸福へ導く目的があり、風水も呪術の一つと言えます。

映像が最初に解説するのは、長岡京と平安京を造ったと言われる桓武天皇について。

桓武天皇は、大きな功績を残し、華やかに見える一方で、実の弟、早良親王を死に追い詰めたことで、怨霊に悩まされる生涯を送っていたと言われています。

映像では、平安京を造った際に怨霊が入らないようにした、「四神相応」の考え方について取り上げられました。
四神とは、東西南北の四方を守護する獣神で、東の「青龍」、西の「白虎」、南の「朱雀」、北の「玄武」のこと。青龍は流れる川、白虎は大きな道、朱雀は低い土地、玄武は山に置きかえられ、四神相応の地は風水学的に最高の吉相とされています。

さらに、京都御所の真北に位置し、水の神様として信仰を集めながらも、「丑の刻参り」発祥の地と言われる貴船神社を訪れます。
「丑の刻参り」とは、神社の御神木(ごしんぼく)に、憎い相手に見立てたわら人形を釘で打ち込むという呪術のひとつで、これは「類感呪術」になります。

神木には釘が打ちつけられた跡があります。以前より少なくなったとはいえ、現在も丑の刻参りが行われていることを物語っています。
その映像は、かなり衝撃的です。

宗教を知ることは、人間を知ること。映画や絵本から死生観も学ぶ。

「人間は放っておくと呪術(まじない)を無意識にやるものです。社会問題であるいじめにも、呪術は含まれます。呪術、通過儀礼、死生観など、宗教をきちんと学んだ人は、人生観や人間的内面が育ち、その後の人生が変わってくるでしょう」と渡辺先生は、宗教学を学ぶ意味について話します。

「宗教学概論Ⅰ」では、有名な映画や絵本を使いながら、通過儀礼や死生観も学びます。
死生観を学ぶと聞くと、壮大なテーマに身構えてしまう人がいるかもしれませんが、親しみがある題材を使うので取り組みやすく、この授業をきっかけに、その後も学びを深めていく人は少なくありません。

また、”宗教を知ることは、人間を知ること”です。
東洋英和女学院大学人間科学部では、人間科学科も保育子ども学科も、1年次の前期に「宗教学概論Ⅰ」を学ぶことが必須となっています。心理学、教育学、社会学について専門的に研究したい人、将来、国際社会での活躍や保育の道を目指す人にとっても、宗教学の学びは大きな力につながるでしょう。

「生まれて、成長して、死んでいく。そのことを含めた人生観であったり、価値観であったりを、宗教学の授業を通して自分で作り上げてください。そして、大切なのは向上心です。東洋英和女学院大学で学ぶ4年間で、自分を向上させるような勉強をしてほしいと考えています」。

【広告企画】提供 : 東洋英和女学院大学

この記事のテーマ
文学・歴史・地理」を解説

文学は、長い歴史のなかで変遷してきた人間の生活や社会、人々の考え方や感情の変化などを、文章表現をもとに考える学問です。文献を読み解いて比較検討し、過去から現在、さらには未来に至る人間のあり方や社会について研究します。地理学や歴史学は、今日の私たちの生活や文化、経済活動などについて、基盤となった地形や気候、史実やさまざまな事象、最新の研究結果や歴史的な遺構をもとに、その成り立ちから考える分野です。

「文学・歴史・地理」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「宗教学」
はこんな学問です

実は、欧米の大学でも19世紀末に初めて開講された比較的、歴史の浅い学問である。それまでは、あくまでもキリスト教の神学だけが学問の対象とされてきた。そのタブーを破り神学から独立してできたのが宗教学だった。世界の三大宗教といわれるキリスト教、仏教、イスラム教をはじめ、日本の民間信仰、世界各地の民族宗教、前世紀から今世紀にかけて急成長した新宗教まで、時間・空間を超えて広く宗教に関わる事象を研究対象とする。

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