【シゴトを知ろう】税理士 ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】税理士 ~番外編~

2017.06.27

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】税理士 ~番外編~

独立開業しやすい資格としても人気の税理士。税理士だったおじいさんの興した地元の税理士事務所を引き継ぎ、昔からの友人・知人からの依頼も多いという市川香奈子さんに、地元で働くことの良さや、税理士あるあるなどの裏話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 税金の申告に誤りや虚偽がないかを調査する「税務調査」の立会業務も
  • 税理士はワンルーム程度のスペースがあれば開業できる
  • お客様に会ってどのように仕事をしているか理解することが大切

個人事業主の最も大きなストレスは「決断」

――市川さんは自宅の隣に事務所があるそうですが、やはり職住隣接は良いものですか?

通勤のストレスがないのは大きいですね。建物が分かれていることで気分の切り替えもできます。個人的に一番のメリットは犬を飼えることです(笑)。最近は年老いたので家で家族と留守番させていますが、以前は毎日職場に連れてきて四六時中一緒にいました。


――市川さんはスタッフの他、お母様とも一緒に働いているそうですが、身内と働く良さも感じていますか?

やはり心強いですね。いないと困る存在です。個人事業主の何が大変かというと「決断」の負担が大きいことです。母は税理士ではありませんが、祖父の代から税理士事務所をずっと手伝っていたので私よりキャリアが長く、経験と大きな視野が頼りになります。大体答えが出ている悩みでも、そういう人に相談できるだけでも安心できます。


――3月15日の確定申告前の時期が最もつらいというお話がありましたが、日々の仕事でつらさを感じることもありますか?

業務の種類で一番つらいのは「税務調査」の立ち会いです。税金の申告に誤りや虚偽がないか税務署からランダムに調査が入り、税理士も立ち会うことになるのですが、何もなくても追求されるのは気が重いですね。無事に終わるとホッとします。


――逆に日々の仕事でうれしさを感じるときはありますか?

新しくできた法律や制度を上手に使ってお客様の節税ができたときはうれしいですね。また、お客様には祖父の代からの方も多く、半人前の頃からずっと契約を続けていただいているのはとてもありがたいことです。育てていただいているなと感じます。高校や大学時代の同級生から仕事を依頼してもらえることもあるのですが、ダメだった頃の私を知っているのに……とありがたく感じることもあります。

好きな言葉は「是認」!?

――一般人が知らない税理士業界の用語はありますか?

税務調査で何も悪い点がなく終わることを「是認」と言います。だから私の好きな言葉は「是認」です(笑)。


――“税理士あるある”のようなお話はありますか?

年末調整のある12月頃から3月15日の冬の期間の税理士は非常に忙しく特に2~3月は余裕がないため、幾分普段より人に冷たい傾向があるのであまり近寄らないほうがいいです。私もそうですがそこにさらに花粉症も加わったりして精神的に疲労しています(笑)。税理士に何か相談したいことがある人はその時期は避けた方がいいかもしれません。


――税理士の資格を取ったら独立開業する人が多いのでしょうか

独立開業する人もいれば、他の先生の税理士事務所に勤めたり、税理士法人を作る人もいます。税理士法人は税理士が2名以上いれば作れます。私は個人事業主としてやっていますが、好きに働けるという強みがある一方で、責任が1人に降りかかるという面も。2人いれば相談もできますし、より大きな会社に対応できるというメリットもあります。

独立開業するなら今は電子帳簿も普及してきているので、書類を保管するためのスペースも要りませんし、自宅で開業したりワンルームを借りて開業することもできます。税理士は税務のお手伝いに留まらず、経営アドバイスを行うコンサルタント業務に発展させていくこともできます。やり方次第でいろいろなお金の生み出し方がある仕事だと思います。

情熱と冷静さを併せ持つ人に向いている

――税理士の仕事で一番大切なことは何ですか?

お客様に会ってお話を伺うことが最も大切だと思います。すべてはお客様との信頼関係から始まりますので、安心してお任せいただけるように私も全身全霊でお客様と向き合って、あらゆる情報を一つひとつ把握していくことがお役に立てることを少しでも増やしていくことにつながります。どのように会社を運営しているのか、普段働いている姿を見ないと分からないこともあります。製造業であればどんな機械を使って、何人くらいで、どのように作っているのかということも詳しく見てお聞きします。お客さまのWebサイトに更新された情報をチェックすることもあります。


――理想の税理士像のようなものはありますか?

お客様に親身になって寄り添う情熱と的確な判断をする冷静さを併せ持って、どんな時でもその2つを上手にコントロールできたら理想的ですね。お客さまの経営状況が良くないときなど言いにくいことを言わなければいけないこともあるのですが、私は思っていることが顔に出やすいので、ポーカーフェースで何でもズバズバ言える人になってみたいと思うことはあります。相続税のご相談の際はご家族のことなどプライバシーに関わる話を聞かないといけない場面もあるのですが、デリケートな話を淡々とできる人だとお客様も安心するのではないかと思います。私は人の噂にはあまり興味がないのでその点は向いているかなと思っています(笑)。


――地元で仕事をするというのは特別な気持ちもあるのでしょうか

やはり生まれ育った大好きな街で仕事ができることは幸せなことです。地域経済の活性化の一端でも担えればうれしいですし、「地元を応援したい」というやりがいを持って仕事に取り組めるのも幸せなことだなと感じます。



税理士は依頼者にとってお財布事情を全て明らかにする相手であるため、その分大きな信頼を寄せられることが多いようです。地元で頑張る事業主のパートナーとして、その活動を支えられることも大きなやりがいとなっているようです。


【profile】税理士 市川香奈子

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「税理士・会計士」
はこんな仕事です

納税者に代わって、国に納めるべき税金を計算したり、税務署に提出する書類の作成・申告を行う仕事。税金の仕組みは複雑で、専門の知識がないと計算するのが困難。そこで税理士事務所や税理士法人で働く税理士は、個人や会社の代わりに税務を行う。企業によっては財務部門に税理士を置いていることも。この税務代行のほか、税務の相談を受けてアドバイスをしたり、税務調査の立ち会いや財務・会計の事務なども行う。財務・会計の事務には、帳簿の記帳や試算表の作成、決算なども含む。

「税理士・会計士」について詳しく見る