【シゴトを知ろう】フードスタイリスト ~番外編~

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【シゴトを知ろう】フードスタイリスト ~番外編~

2017.06.22

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】フードスタイリスト ~番外編~

広告や書籍などに掲載される完成度の高い料理写真を撮る際に、盛り付けをしたり、食器・家具・背景の空間などをコーディネートするフードスタイリスト。フリーランスのフードスタイリストとして活躍する宮嵜夕霞さんは、好きなことを仕事にできているという満足感はあるものの、キャリアの方向性についてはいつも悩んでいるそうです。詳しくお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 仕事を得るにはブログなどで情報発信することも大事
  • 自分がどこで満足して幸せを得たいかによって活躍のスタイルはさまざま
  • 5年後の将来を変えるのは今の自分の頑張り

将来デザインの仕事をするとは想像もしていなかった

――最初の頃、お仕事はどうやって得ていったのでしょうか

フードスタイリストの先生のアシスタントをしていた頃から自分のブログをこまめに更新していたので、それを見た雑誌の担当者の方などから問い合わせをいただくことが徐々に増えていきました。当時未熟だった頃に知り合った人から今もお仕事をいただくことがありますが、すごくありがたいことだなと思います。


――食空間をデザインするフードスタイリストにはやはりデザインのセンスが必要なのでしょうか

ある程度必要ですが、センスは勉強と経験によって磨けますし、私も学生の頃は自分がデザインに関わる仕事に就けるとは思っていなかったくらいです。そういう仕事はすごく才能のある一部の人にしかできないものだと思っていましたが、そうではありませんでした。活躍するフードスタイリストの中には、依頼主の要望を上手に聞いてまとめることが得意な人もいれば、自身のキャラクターを売りにしている人、センスを武器にしている人などさまざまです。ただ、自分がどこで満足して幸せを得たいかによるのだと思いますが、第一線で活躍されている方はセンスや料理の勉強をいくつになっても真摯に続けている人が多いです。


――専門学校で料理を学んだことも今の仕事に生きているそうですが、その後通ったフードコーディネーターの学校ではどんなことを学びましたか?

フードコーディネーターの学校で学んだことは基礎の基礎でしたが、そこで多くの料理家志望の方々と知り合えたことが財産になりましたし、料理撮影の基礎を学ぶことで新しい世界への憧れをもらえました。それを現実にしていくのはまた難しいのですが、きっかけを与えてくれた面が大きかったですね。

この先どうしていこうかという悩みはいつもある

――フードスタイリストさんの“あるある”エピソードはありますか?

皆さんそうだと思いますが、業務範囲や活躍のスタイルが人それぞれであるため、分かりやすいお手本がなく、自分で自分の方向性を決めていかないといけないという悩みがあります。どの段階になってもそうです。私も売れていないときも、仕事をいただけるようになってからも、「この先どうしていこうか」ということはいつも悩んでいます。


――「この先」というのは例えばどんなパターンがあるのでしょうか

自身のライフスタイルを打ち出して自分をブランド化していく人、裏方に徹する人、広告専業でやっていく人、食器のセレクトだけをする人などさまざまです。キャリアの方向性だけでなく、いつ出産・子育てをするかという悩みもあります。


――フードスタイリスト特有の職業病のようなものはありますか?

海外旅行が好きでよく行くのですが、どこの国に行っても食事をするときは「これは何かに使えそう!」という目で見てしまいます。盛り付けや物の組み合わせ方も気になります。市場やお店では必ず食器を見ます。いつもアイデアを探していますし、何を見ても仕事につなげてしまいます。でも経験が生きる仕事なので、もっといろいろな国へ行き、いろいろなものを食べてみたいですね。


――撮影小物は借りる以外にご自身でもストックされているのでしょうか

食器やカトラリー、背景作りに使うペンキなどはたくさんありますよ。気に入った食器はなるべく普段使いしていますが、食器棚には収納しきれない量なので家の1部屋を物置にしています。それでもたまってしまうので、2年に一度くらい後輩の子に譲ったりして整理しています。今流行している“物が少ない生活”は難しいですね(笑)。


――フード業界の横のつながりはありますか?

料理の撮影現場でご一緒するカメラマンさんやグラフィックデザイナーさん、ライターさんとやり取りすることは多いです。一番密にやり取りするのは料理家さんで、プライベートで仲良くしている人も多いです。特に仕事がない時代からお互いに仕事を分け合っていた料理家の仲間とは、今でも困ったときに相談し合っています。彼女たちを通して新しい人と知り合えることもあります。


――売れっ子フードスタイリストの共通点とは?

食に限らず生活全般のスタイリストとして活躍し、そのライフスタイルが憧れの対象となっている方がいらっしゃいますが、皆さんバイタリティがありますね。感覚が若いというか、好奇心が旺盛な方が多いように感じます。また、皆さん忙しい中でも常に勉強やインプットを欠かさないよう努力されていると感じますね。自分自身の生活が充実しているからこそなのでしょうね。


――今後チャレンジしたいことは?

今の仕事に付随することで何か新しいことを始めてみたいですね。それが何なのかを探しているところです。新しいスタイリングのテイストに挑戦したり、撮影の完成度を高めていったり、食器の買い付けなどへの挑戦も考えています。忙しくて自分のことがおろそかになりがちなので、もう少し自分の生活も豊かにしたいです(笑)。一つの撮影にじっくり時間をかけて取り組み、本質が分かるようにもなりたいです。時間がないときほど頭が冴えて完成度が高いものが出来上がることもあるのですが、より一つの企画に熱量をかけて取り組みたいという思いもあります。一つの仕事から得られる満足度を大きくしていきたいです。それを続けることで将来を変えていけるのではないかと思っています。今の自分があるのは5年前の自分ががむしゃらに頑張ったから。5年後をまた違ったものにするには、このままルーティーンで続けていてはダメで、意識的に取り組んでいかないといけないなと感じています。



現状に満足せず、5年後を見据えた仕事の仕方や展開を考えている宮嵜さん。ひたむきに頑張り続け、自分次第で未来は変えられるということを実感し、また新たな段階に差し掛かっているようです。出発点は高校生の頃に抱いた「カフェへの憧れ」だったそうですが、何がきっかけでどのような将来につながるか分からないものですね。


【profile】フードスタイリスト 宮嵜夕霞
http://www.seaxia.jp

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「フードスタイリスト」
はこんな仕事です

写真や映像の撮影現場で、食材や料理をおいしそうに見せる演出やスタイリングを行う仕事。被写体を引き立てる食器や小道具を選ぶセンス、スタイリング技術だけでなく、食全般に関する知識も必要だ。また、撮影は料理研究家やカメラマンたちとの共同作業のため、協調性やコミュニケーション能力も求められる。活躍の場は、広告・デザインの制作会社や印刷会社、飲食関連企業、スクール講師など。プロスタイリストのアシスタントとして経験を積み、仕事の幅を広げてから独立する人もいる。

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