【シゴトを知ろう】パッケージデザイナー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】パッケージデザイナー ~番外編~

2017.06.21

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】パッケージデザイナー ~番外編~

私たちが買い物をするときに商品を選ぶ判断材料になるパッケージは、商品の“顔”ともいえます。商品がヒットすれば喜びもある反面、複雑な部分もあるそうです。それはなぜでしょうか? パッケージデザイナー/グラフィックデザイナーとして活躍する丸山玲子さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 商品化のプロセスは非常に長い
  • 商品がヒットした分、次の仕事が発生しづらい複雑な面も
  • 自分の好きな商品分野を強みにできる仕事

シンプルな容器デザインが最近は求められている

――よく使われる業界用語のようなものはありますか?

食品のパッケージではおいしそうな雰囲気のことを表す「シズル感」という言葉をよく使いますね。その他には「PKG(パッケージ)」「DS(ドラッグストア)」「CVS(コンビニエンスストア)」「SM(スーパーマーケット)」「PB(プライベートブランド)」などの流通用語も、依頼主との打ち合わせでどの客層を狙うのかという会話をするときによく使います。


――業界内にはどんな性格の方が多いですか?

地味な作業が平気な人が多いと思います。デザイナーあるあるだと思いますが、地味な人ほどすごくオシャレなものを作るということが結構あります(笑)。


――パッケージデザインの最近のトレンドとは?

最近は箱や商品に貼られたシールも含めて一つのパッケージになっています。化粧品やヘアケア用品でも自然派のものが流行ですし、「家に置いてイヤじゃないシンプルなデザインに」というオーダーが最近は多いです。そのため店頭ではシールをアイキャッチにして目立たせて、家で使うときははがせるように、という工夫が生まれました。

商品に社運が懸かっていることもあるので責任は重い

丸山さんが手がける布雑貨ブランドの人気アイテム(長財布)

丸山さんが手がける布雑貨ブランドの人気アイテム(長財布)

――この仕事を始めたときに驚いたことはありますか?

商品化のプロセスが非常に長いということですね。あまりにも長く、最悪の場合関わっている途中で発売が中止されることもあります。それだけ企業はその商品に社運を懸けているということで、パッケージデザイナーの責任も重いです。一旦発売されたら10年くらい同じパッケージで販売されるものもあります。


――パッケージデザイナーはどのようにキャリアアップしていくのでしょうか

コツコツと実績を積み重ねていくことですね。でもこの仕事は守秘義務があるので、自分の実績をアピールできないことが多いのがつらいところです。良いデザインをして商品がヒットすれば、その分、次の仕事が発生しなくなるということも。良いものは変える必要がないからです。依頼主にリピートしていただくには、商品そのもののリニューアルやシリーズ商品の追加を待つしかありません。そうでないタイミングでパッケージがリニューアルされるとしたら、以前のデザインに何か問題があったということかもしれませんから複雑ですよね(笑)。


――お仕事での印象的なエピソードはありますか?

以前、パッケージデザインを手がけた食品が、大型スーパーで壁一面に積み上がっていたのを見たときは圧巻でしたね。パッケージデザインの力を使った展示の仕方だったので特にうれしかったです。また、パッケージではないのですが、宣伝を手がけた洗剤がSNSで拡散されて大ブームになり、店頭で山積みになっていたのを見たときもうれしかったですね。


――普段の生活が仕事に生きるようなことはありますか?

たくさんあります。パッケージデザインは商品や市場を理解する力が必要なので、自分の好きな分野を強みにできます。私の場合はそれは食品や化粧品で、どのような商品が出ているかは普段から気に掛けています。例えば洗剤のパッケージデザインを担当する際、「界面活性剤が入っていないんですよ!」とセールスポイントをご説明いただいたときに「それはいいですね!」とユーザー目線で反応できると話が早いですよね。休日でもいろいろなお店や商品を見て分析してしまうので、休んだ気がしませんね(笑)。



デザイナーという職業は芸術的な素質やセンスがないとなれないものだと思われがちですが、実際はそのような素質とデザイナーとしての職能は全く別物であるそうです。丸山さん自身も子どもの頃から絵を描いていたわけではなく、デザインのスキルは仕事を通して覚えたそうです。優れたマーケット感覚を持ち、クライアントの意図をくみ取ることができる人であれば目指せるのではないでしょうか。


【profile】パッケージデザイナー/グラフィックデザイナー 丸山玲子
http://bloom-design.jp/

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「パッケージデザイナー」
はこんな仕事です

商品をラッピングする袋や箱、容器などをデザインする職業。品物の収納性や強度、使いやすさだけでなく、どんな商品なのかが一目で分かり、ターゲットとなる消費者が思わず手に取りたくなるような訴求力の高いデザインに仕上げる。商品開発の担当者と情報を共有しながら、素材や形状も含めて全体設計。複数パターンの試作品を用意し、社内のさまざまな審査を経て完成する。パッケージで売れ行きが左右されることもあるが、消費者から人気を得られると、時代の顔として長く愛される。

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