【シゴトを知ろう】通信技術者 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】通信技術者 編

2017.06.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】通信技術者 編

皆さんは、パソコンや携帯電話でWebページを閲覧したり、メールを送ったりできるのはなぜなのか考えてみたことはあるでしょうか。これらのことを可能にするには、「通信ネットワーク」が不可欠です。今回ご紹介するのは、この「通信ネットワーク」に深く関わるお仕事を担う「通信技術者」。インターネットサービスを提供することで知られる「KDDI株式会社(以下、「KDDI)」にて技術職を担当する石川裕菜さんに、普段のお仕事の内容などを伺いました。

この記事をまとめると

  • パソコンの「通信ネットワーク」を守ることがお仕事
  • ネットワークのトラブルには迅速に対応することが求められる
  • 直接顧客に接する機会が多い

ネットワーク上で発生したトラブルを迅速に解決する

Q1.最初にお仕事の内容と、1日のおおまかなスケジュールを教えてください。

一言で言うと、パソコンのデータを通信する際に使われる「通信ネットワーク(*1)」や「サーバ」を守ることがお仕事です。

私の部署では個人のお客様ではなく、主に法人のお客様へのサービスを担当しています。対象は国内の法人だけでなく、海外に拠点や支社を置く法人も含まれます。通信系のトラブルの際の対応が主な仕事の一つで、例えば、「インターネットにつながらない」といった連絡をお客様から受けたら、電話でヒアリングするなどして原因を追求します。トラブルの原因の多くは、電源ケーブルをうっかり抜いてしまっていたなどのケアレスミスですが、ケーブル切断など、通信に関わる機械の故障がトラブルの原因だとみなしたらすぐに業者に連絡し、修繕作業のため現地に向かってもらいます。

また、これは国内の法人を対象にした業務ですが、1カ月の間にその企業内で起きた通信系のトラブルを報告書にまとめ、企業の担当者に報告しに行く、という業務も毎月ありますね。

<一日のスケジュール>
9:00 出社グループ内でミーティング、その日の作業の準備など
12:00 昼休憩
13:00 トラブルへの対応など
15:00 報告書の作成など
17:30 退社

*1通信ネットワーク:複数のコンピューターをケーブルなどで接続して、相互に通信できるようにした状態を指す。コンピューター同士を接続することで、情報の共有やメッセージの交換などができる。


Q2.どのようなときにやりがいを感じることが多いでしょう?

インターネットにつながらない、メールの送受信ができない、といったトラブルが発生すると、お客様の業務が滞ってしまいます。そのような状況を考慮しつつ迅速にネットワークを復旧させることを常日頃から心がけているのですが、復旧した段階で直接お客様から「ありがとう」といった感謝の言葉をいただけることが多いです。ちなみに「KDDI」では、トラブルの連絡を受けてから7時間以内に復旧させることを目標としています。

また、普段のヒアリングをはじめとして直接お客様と接する機会が多いことも、この仕事の魅力の一つです。ヒアリングでは、社内のネットワークをさらによくするためにはどうしたらいいか、といった相談を受けることもあるのですが、対話を通じて一緒に最善の方法を考えるのはとても楽しいですね。


Q3.お仕事をする中で、どんなことが大変だと感じられますか?

先ほど海外に拠点や支社を置く会社へのサービスも担当しているとお話しましたが、トラブルが起きたとしても、なかなか迅速に対応できないことがあります。現地の業者に修繕依頼をしたとしても、日本とは違いすぐに対応に向かってくれないということが、原因の一つです。

業務が滞ってしまいお客様が困っていることは重々承知しているのですが、こちらではどうすることもできない状況に陥ってしまうことがあります。

“技術職”においても「コミュニケーション能力」が大切

Q4.どのようなきっかけで現在のお仕事に就かれましたか?

大学では情報系の学部で学んだため、就職活動の際も大学で学んだことを生かせる企業を中心に訪問しました。「KDDI」は、世界中に拠点を構えてさまざまな事業を行うグローバルな企業であること、そして、技術職に終始することなく営業職などの幅広い仕事にチャレンジさせてもらえる点に魅力を感じて入社試験を受けました。


Q5.大学に進学する際、どのような学部を選択しましたか? また、なぜその学部を選択しましたか?

大学の「情報デザイン学部」という学部で学びました。Webコンテンツ(*2)やアプリの構築の仕方、つまり「Webデザイン」(*3)に近い分野を学んでいました。高校生の頃からパソコンなどのデジタル機器が好きで、また、その仕組みなどにも興味を持っていたため、進学の際は自然と「情報系の学部に進みたい」と考えました。

*2 Webコンテンツ:文字、写真、絵など、複数の情報を意味のあるまとまりにすること。Webサイトそのものを指すことも多い
*3 Webデザイン:パソコンやスマートフォン上に表示されるWebサイトやWebページなどのレイアウト及びデザインを決めることを指す


Q6.高校生のときに経験したどんなことが、現在のお仕事につながっていると思いますか?

中学と高校時代は、陸上部に所属していました。練習内容はハードでしたし、部内の雰囲気は“体育会系”そのものでした。よく先生に怒られたり、先輩から厳しく指導されたりしていました。

お客様の中には、ネットワークのトラブル発生に伴ってメールやインターネットが使えないという状況に困惑し、強い語調で電話をかけてこられる方もいらっしゃいます。陸上部時代に「怒られる」ということに対して耐性がついたためか、そのような電話を受けても動揺せず、落ち着いて対応することができています。


Q7.どのような人が通信技術者に向いていると思いますか?

お客様と接する機会が多く、また、営業部など他部署の社員と連携して仕事を進めることも多いので、コミュニケーション能力の高い人が向いていると思います。また、重要なトラブルが発生した場合は夜遅くまで対応に追われることがありますし、そのようなトラブルがいつ発生するかも分かりません。そのため、いつでも健康状態を気にかける必要があると思います。


Q8.最後に、これを読んでいる高校生に向けて、メッセージをお願いします。

高校生の皆さんの中には将来のビジョンが描けず、どのような進路に進んだらいいかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そのような人には、部活や勉強といった“今やるべきこと”に一生懸命に打ち込んでほしいと思います。諦めずに一つの物事をやり遂げることで、メンタル面での“体力”がつきます。メンタル面での“体力”がある人は、社会に出てどのような仕事についたとしてもきちんと取り組むことができるはずです。



現代のビジネスの現場では、メールやインターネットは不可欠なもの。これらがダウンしてしまうことで、業務に大きな支障が出てしまう人が多いはずです。快適なネットワーク環境を守る「通信技術者」は、現代社会においては必要不可欠な存在ですし、通信技術の発達に伴い、今後ますます求められるシーンが増えていくでしょう。

高校時代の石川さんがそうだったように、パソコンやスマートフォンに興味があるという人は、「通信技術者」というお仕事について調べてみてはいかがでしょうか。


【profile】KDDI株式会社 技術統括本部 主任 石川裕菜

この記事のテーマ
機械・電気・化学」を解説

製品を効率よく大量に生産する機械の製造・操作・保守に関わったり、電気、石油やガスなどのエネルギーを安定かつ安全に供給する設備を運営・管理したりするための知識や技術を身につけます。機械や電気、化学物質を取り扱う資格取得を目指すカリキュラムが中心。危険物を扱うことも多いため、仕事への注意力や慎重さも身につける必要があります。

「機械・電気・化学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「通信技術者」
はこんな仕事です

パソコンや携帯電話のデータを通信する際に使われる通信ネットワークを、より快適により速くするための開発や研究などを行うのが通信技術者の仕事。そのほかにも有線の通信回線や無線の通信ネットワークなどの電気通信設備や、事業所内の社内ネットワークについての計画・設計・施設工事の要望に対し、希望通りのネットワークをつくり上げる監督・維持管理、保守やトラブルが起きたときのサポートも担当する。現代のネットワーク通信のいっそう快適な環境は、この通信技術者の力にかかっている。

「通信技術者」について詳しく見る