【シゴトを知ろう】フォーマルスペシャリスト 編

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【シゴトを知ろう】フォーマルスペシャリスト 編

2017.06.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】フォーマルスペシャリスト 編

男性の正装であるスーツやタキシード、燕尾服……冠婚葬祭をはじめ、社会人になれば仕事で着る機会もあるでしょう。しかし、フォーマル服ならではの着こなし方やルールは知らない人も多いもの。そんなときサポートしてくれるのが、フォーマルスペシャリストです。
今回は、フォーマル服専門店「NOVIA NOVIO 東京南青山店」で店長を務める水越さちさんに、フォーマルスペシャリストのお仕事について伺いました。

この記事をまとめると

  • お客様の笑顔、考えたコーディネートを喜んでもらえることがやりがい
  • 自分の喜びありきでなく、相手の喜びをうれしいと思える人が向いている
  • 急に湧いてきたものが、自分にとっての天職につながることもある

接客の傍ら、コーディネート案を考えたりレンタル衣装の手入れも

Q1. 最初にお仕事の概要と、一日のスケジュールを教えてください。

ご来店されたお客様の要望に合わせた服を選んだり、コーディネートをご提案するのが主な仕事です。毎日の業務としては、そうした接客以外にも、レンタル用の衣装の手入れや社内会議の資料作成、お店のSNSの更新なども含まれます。お客様がいらっしゃらない時間にそうした細かい業務や、店内のディスプレイの変更をしたり、次に提案できそうなコーディネート案を考えたりしています。
お昼休み中に来店される会社員の方などは、急ぎでいらっしゃる方も多いため、私自身の昼休みは客足の落ち着いた13時から14時頃に取るようにしています。

<一日のスケジュール>
10:00 店舗に到着・店内清掃
11:00 開店
13:00~14:00頃 昼食、休憩
午後 接客・その合間にコーディネート考案やSNS更新
19:30 閉店後、業務報告メールを出して終業


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

お客様の笑顔を見られたり、自分の考えたコーディネートを喜んでもらえたりするとやりがいを感じられます。「今までオシャレと言われたことが一度もなくて……」と悩んでいた方に「この間考えてもらったコーディネートを試したら女性社員に褒められました!」とご報告をいただいた時などは、すごくうれしかったですね。

それと単純に、フォーマルスーツを着て男性がカッコ良くなる姿を見ること自体も楽しいです。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

フォーマル服には着用の際いろいろなルールがあるので、お客様の要望がそのルールに合わなかったりすると、ご説明し理解していただくのが大変なときもあります。あとはスーツ一着をつくるのにも一定の期間が必要で、つくるのは私ではないので、すごく急いでいる方などはお断りせざるを得ないのが心苦しいです。

そうした場合にはお探しのものに近い既製品を扱っているお店をご提案したりしますが、お客様は必死で調べて来てくださっているのかと思うと申し訳ない気持ちになりますね。

フォーマル服が男性を魅力的に見せると気付いたことから、今の道へ

Q4. フォーマルスペシャリストのお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

私の前職は病院で医療事務していたのですが、各メーカーからお薬を持ってくる担当の皆さんがカッコいいなあと思っていたんです。決して顔立ちが整っている人ばかりというわけでもなく、年齢もさまざまでしたが、全員が魅力的に見えて……それはなぜだろうと考えたとき、「スーツを着ているからだ!」 と気付きました(笑)。

それに気付いた瞬間、男性をそこまで魅力的に見せるフォーマル服に関係する仕事をしたくなったんです。医療事務を辞め、今の会社の求人を見つけてすぐに応募し、無事に採用していただきました。それから現在に至るまで毎日「お客様全員に今よりもカッコ良くなってほしい!」という気持ちで仕事をしています。


Q5.フォーマルスペシャリストというお仕事のために、どのようなことを学びましたか?

私は学生時代から洋服をつくることが好きで、フォーマル服ではないものの、よく自分で着たい服を自分でつくっていました。高校卒業後は短大の服飾学科に入学しましたが、そこで教えられることはすでに知っていることがほとんどだったため、学費が勿体なく感じて辞めてしまいました。その後はしばらく居酒屋でアルバイトをしていたのですが、このときのアルバイト経験が特に今の仕事に生かされていると思います。さまざまな年代のお客様と接していたことで、会話の幅が広がり、相手が何を求めているのか察する力も養われました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代はバレーボール部で部活に打ち込む毎日でしたが、その中でも洋服づくりは続けていて、友達とファッションについて話しながらいろいろな服をつくったりしていました。そして進路を考えたとき、服飾学科に進学して、もっときれいに洋服づくりができるようになりたいと思ったんです。結局短大は辞めてしまいましたが、振り返ってみるとこのときの洋服に関わりたいという思いは今につながっていますね。

そして今の仕事を始めてから気付いたのは、そういえば高校生くらいの時期から街で見かけるスーツのディスプレイが気になって立ち止まることが多かったなあということです。

本当にやりたいことが見つかるまで、まずは今面白いと思うことを続けて

Q7. どういう人がフォーマルスペシャリストに向いていると思いますか?

人に喜んでもらえることがうれしいと思える人であれば、誰でも向いている仕事だと思います。
どんなにフォーマル服に詳しい人であっても、自分が良いと思うことを相手に押し付けてしまうような人だと、お客様のご要望にお応えするのが難しくなってしまうでしょう。自分の喜びありきで仕事をするのではなく、相手が喜んでくれるからうれしいと思える人なら、きっとすぐにやりがいを感じることができます。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

将来の目標が何もなくて焦っている人もいるかもしれませんが、焦らずに「目の前の面白いこと」は全部やってみるのが良いと思います。「これだ!」と思えるものが急に湧いてきて、それが自分にとっての天職につながることもあります。

私はまさにそうしてフォーマルスペシャリストという仕事を知り、今の仕事を始めてから今まで好きだったことが全部つながったので。本当にやりたいことが見つかるまで、ますは今面白いと思うことを続けていけば、あるときそれが仕事にもつながると思います。



「どんな男性でも、自分に似合うフォーマル服を着ればオシャレで魅力的になる」とうれしそうに語る水越さん。フォーマルスペシャリストというお仕事は、水越さんにとってまさしく天職なのでしょうね。いろいろな経験を経て今のお仕事を見つけた水越さんの言葉を参考に、焦らず「目の前の面白いこと」を続けると、それが未来の皆さんのお仕事にも生かされるかもしれません。


【profile】NOVIA NOVIO 東京南青山店 店長 
フォーマルスペシャリスト 水越さち

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「フォーマルスペシャリスト」
はこんな仕事です

フォーマルスペシャリストとは礼装の着こなし提案に長けた人のこと。仕事は、主にフォーマルウエアを扱うショップの販売員、アドバイザーなど。結婚式、卒業式、入学式などの各種式典に参列する際のマナーを熟知し、かつ着る人の個性を際立たせるような提案を行う。もちろんドレスやスーツだけでなく、アクセサリーや小物までトータルコーディネート。洋服、和服、礼装の知識に加えて販売、カラーリング、ジュエリーに関する知識を学ぶことで仕事に役立つ。「フォーマルスペシャリスト」という同名の資格取得も有意義だ。

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