【シゴトを知ろう】ストレスマネジメント士 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ストレスマネジメント士 ~番外編~

2017.06.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ストレスマネジメント士 ~番外編~

病院に勤務し、職員のストレスマネジメントや外来・入院患者さんのメンタルケアを行うYさんに、心理職の裏話や病院以外のストレスマネジメント士の活躍の場について教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 臨床心理士や認定心理士の資格を取ると良い
  • 病院・学校・行政・警察・司法などさまざまな領域で活躍の場がある
  • 病院勤務の良さは不調の原因を心身の両面から探れること

同業者との会話は心のうちがバレることが前提

――同業者との横のつながりはあるのでしょうか。どんなお話をすることが多いですか?

臨床心理士会というものが各県にあり、定期的に開かれる研修会に顔を出して交流することはあります。大学の同期や元同僚ともつながりがありますが、仲が良い人たちとは仕事の話はあまりしませんね。でも有名な心理テストを引き合いに「今のセリフはこういうことだよね」と指摘する“心理テストつっこみ”はよくやります。心を探るプロ同士なので「どうせバレるだろうな」という認識のもとしゃべっています(笑)。


――プライベートで人とお話するときに職業病が出てしまうことはありますか?

カウンセリングの場面では「探っていくぞ」モードにはなりますが、そのモードは普段は出さないようにしています。しているのですが……ついスイッチが入ってしまうことはあるかもしれません。普通に会話しているつもりでも「分析入ってる!」と指摘されることがあります(笑)。


――ストレスマネジメント士の仕事をするために必要なスキル・学びとは?

心理系の資格で信頼の厚い「臨床心理士」の資格はあったほうがいいと思います。2015年には「公認心理師」という心理系では初めての国家資格が誕生することが決定したので、これからの方はそちらを取得するか、臨床心理士と公認心理士の両方の取得を目指すことになるでしょうね。


――ストレスマネジメント士にはどういう活躍の場があるのでしょうか

私のように医療現場で働く人も多いですし、学校教育の現場でスクールカウンセラーとして働く人や、行政で児童相談所の職員として働く人もいます。警察で被害者支援をしたり、若者を補導して更生をサポートする仕事もあるようです。司法領域では家庭裁判所の調査員として、トラブルを抱えた子どもの更生を支える仕事をしている人もいます。ストレスマネジメント士という肩書きだけで成り立つ仕事もあります。最近はある程度の規模の企業に従業員のストレスチェックが義務づけられましたので、企業に雇用されてストレスマネジメント士として働く人がそうですね。それはかなり大きな会社の場合だと思いますが、ストレスマネジメント士を企業に派遣する会社もあるので、そのような会社に所属するという選択肢もあります。独立開業して活躍する人もいます。


――心理関連の資格はたくさんありますが、棲み分けのようなものはあるのでしょうか

2015年に公認心理師の資格施行が決定するまでは心理系の国家資格がなく、それ故に民間資格が増えていったということもあります。病院で働く場合は臨床心理士や認定心理士の資格が必須となることも多いですが、他の民間資格を持ってカウンセリング業などで活躍されている方もたくさんいます。個人的にはどのような資格であっても、たとえ資格がなくとも、結果的にその方の悩みが少しでも軽くなるなら良いのではないかと思っています。

チーム医療は患者さんへのメリットも大きく、やりがいも大きい

――山崎さんは一般企業で働いた経験もあるそうですが、病院で働くことと一般企業で働くことにはどのような違いを感じますか?

もともとは病院の精神科でキャリアをスタートしたのですが、一度外の世界を見てみたいと思いメンタルヘルスの会社に転職し、そこから派遣されてさまざまな会社に勤務しました。今はまた病院の現場に戻ってきたわけですが、改めて感じた病院の良さは「全身を診られること」です。気持ちが原因で鬱(うつ)になったと思っていた人が、実は体の疾患が原因だったということもあります。体を診てもらった上で精神の部分を担当できるのは自分としても安心です。病院のさまざまな職種の方と目線を交換し合いながら患者さんのケアに取り組めることはやりがいも感じますし、患者さんにとっても良いことなので、働きやすい環境だなと思います。


――ストレスマネジメント士にはどんな性格の人が多いですか?

人によりますがサバサバしている人は多いですね。ストレスマネジメントを仕事にする以上、自分自身のストレスにもうまく対応しないといけないわけですから。決して常にうまくやれているわけではありませんが……うまくやろうという意識は持っているので、個人的にもあまりくよくよ悩むことはないですね。


――悩みを抱く高校生に何かアドバイスをするとしたら?

思春期には行き詰まることもあるでしょうし、自分を嫌いになることもあるかもしれませんが、どうかそんなことは思わないでください。皆さんは自分を心底嫌いになるほどまだ自分のことを知らないはずです。今まで知らなかった可能性がこの先たくさん花開いていきます。だから今の段階で「自分が嫌い」なんて結論は出さないでください。諦めずに自分の可能性を探していってほしいなと思います。



Yさんの勤務する病院ではさまざまな職種の人がそれぞれの職能を生かしてチームで力を発揮しています。患者さんにとって治療をしてくれる医師は大きな存在ですが、それだけに言いづらいこともあるようで、Yさんのような役割の人がチームにいることで、より満足度の高い治療を実現できるようです。心理系の仕事に興味があり、チームで取り組むことにやりがいを感じる人には注目したい働き方ですね。


【profile】金沢西病院 ストレスマネジメント士 Yさん
http://www.knh.or.jp

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ストレスマネジメント士」
はこんな仕事です

ストレスから逃れるよりも上手に付き合う方法を助言、指導する仕事。自らのストレスをよく把握した上で、ポジティブな対処方法を選択するという考え方が基本となる。たとえば自分がストレスを感じるのはどのような状況なのかを思い起こしてパターンを再認識することからアドバイスを行う。また、リラックスしている状況についてもパターンを再認識させて、ストレスを感じてもそのいずれかを選択することでストレスを乗り越える対処法をアドバイスする。必須資格はなく、民間の養成講座などで学んで就業するのが一般的。

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