【シゴトを知ろう】診療情報管理士 編

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【シゴトを知ろう】診療情報管理士 編

2017.06.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】診療情報管理士 編

病院には診療内容や患者様の記録をした「カルテ」があります。カルテの情報を正しく管理し、データを加工・活用している「診療情報管理士」というカルテ管理の専門職の方がいます。金沢西病院で診療情報管理士として働くMさんに、お仕事内容や資格取得までの経緯などについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 提出したデータが国民に反映されるやりがいのある仕事
  • 高い注意力が必要な仕事
  • パソコンに向かって長時間黙々と作業を続けられる人に向いている

医療の質を高めることに貢献する仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

診療情報管理士は、患者様の診療内容・症状・検査記録などが記録されたカルテを正しく管理し、データの加工・分析をして、医療の質を高めることに貢献する仕事です。レセプト(診療報酬明細書)情報と医療機関情報を組み合わせて、入院患者様の入院から退院までの診療情報をカルテから読み取り、登録し、3カ月分を一括して提出する作業があります。
その他には、カルテ開示の対応も行います。現在は電子カルテを使用していますが、電子カルテ以前の場合は必要時に紙カルテを保管場所まで取りに行くこともあります。また、電子カルテになったとはいえ、同意書や紹介状など紙面で扱われた書類は各外来でスキャン後、一括して保管しています。それらが正しく入っているかを確認する作業も行っています。私の勤める病院の診療録管理室では2名で勤務していますが、病院の規模が大きくなるほど診療情報管理士の数も必要になってくると思います。病院によってはデータ分析力を生かして病院の経営面に貢献する診療情報管理士もいます。

<一日のスケジュール>
9:00 始業、前日入退院した患者様のカルテをチェックし情報を集める
午前中 PCへの登録作業
12:30 昼食
午後 スキャン後の処理、退院サマリー督促、一覧表作成など
18:00 終業


Q2. どんなときに仕事の楽しさ・やりがいを感じますか?

今はまだ上司に頼ってばかりで課題が山積みだと感じているため、やりがいを感じる余裕もないのですが……。私たちが登録して提出したデータが活用され、国民に反映されていくことに少しでも関わることができるのはうれしいですね。


Q3. 仕事の大変さを感じるのはどんなところですか?

カルテに書かれた医学用語など分からないことがあると知識不足を痛感します。大変というか、もっと勉強しなければと思いますね。同じ病気でも略語など表記が違うことがあるので、それを読み取るのに苦労することもあります。紙カルテの時代は単純に読めないということもありました(笑)。

医療事務を学ぶために入った短大でこの仕事を知った

Q4. どのようなきっかけでこのお仕事に就きましたか?

高校生の頃に将来を考えたとき、自分の性格的に事務の仕事が向いているだろうと思ったんです。いろいろな事務の仕事を調べた結果、資格が取れる医療事務という仕事に興味が湧きました。短大に進んで医療事務の勉強をしていて、そのときに診療情報管理士という仕事があることを初めて知り、実習で体験したことでさらに惹かれました。


Q5. 大学ではどのようなことを学びましたか?

短大で2年間、医療事務の勉強をして、3年目に希望者のみ診療情報管理士の資格が目指せるコースがあったのでそちらに進みました。1~2年生のときは医学概論や解剖学、診療情報管理論、接遇話法などの基礎知識を学び、3年目の専攻科では臨床医学特講、分類法特論、がん登録基礎論などを学び、実習はクリニック・診療所・大きな病院などさまざまな場で体験させていただきました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢や経験したことが、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?

就職する人が多い高校だったのですが、私は漠然と「進学したいな」と思っていました。大学に行くことも考えたのですが、やりたいことを見つけなければ行く意味がないのかなと思い、いろいろ調べて医療事務の資格が取れる短大を選びました。商業高校だったので簿記・電卓検定・ワープロ検定などの資格を持っている人も周りに多く、目標意識の高い仲間に囲まれていた影響もあったかもしれません。他に進学した同級生も「これになりたいからこの学校に行く」と決めていた子が多かったですね。

進学をするなら目標を決めよう

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

ケアレスミスなくデータを管理できる注意力のある人ですね。パソコンに向かっている時間が長い仕事なので、長時間黙々と作業することが苦にならない人に向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

私は高校2年生のときに将来の仕事について調べ始め、医療事務の短大に進むことを決めました。進学をするなら目標を決めたほうが前に進む力が出ると思います。目標を掲げることで人のため・社会のために、そしてもちろん自分のために働こうという意識も芽生えてくるのではないかと思います。



進学先を検討する際に進学の目標を掲げることから始めたMさん。目標が見つからない人は、どのような資格があるのか調べるところから始めてみても良いのかもしれません。診療情報管理士は情報の活用の仕方によって病院の経営改善などに業務領域を広げていくこともできるため、そうした仕事に興味のある人にとっても注目の資格ですね。


【profile】金沢西病院 診療情報管理士 Mさん
http://www.knh.or.jp/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「診療情報管理士」
はこんな仕事です

病院でカルテや検査記録などを保存・管理をする職業。医療施設の事務員として勤務。診療情報管理士の仕事は、医師が記入したカルテなどに間違いがないかをチェックし、ミスなどがあれば医師などに訂正を依頼する。診療記録の病名は、国際疾病分類に基づく数字コードに書き換え、データベース化を進め、必要に応じて情報を検索して提供。また、患者数の増減や患者動向などを把握する仕事であるため、経営面でも活用されている。経営が困難な病院も少なくない状況において、診療情報管理士の需要は拡大している。

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