【シゴトを知ろう】歯科医師 編

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【シゴトを知ろう】歯科医師 編

2017.05.30

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】歯科医師 編

歯が痛くなった時、どんな基準で通う歯科医院を選んでいますか? 歯科医院の数はコンビニエンスストアよりも多いといわれていて、最近ではホームページなどを利用して、診療方針や力を入れている診療科目を打ち出している歯科医院も増えています。
2002年に開業した「森山歯科医院」(東京・杉並区)は、周辺地域だけではなく遠方から来る人がいるなど、患者さんに支持されている歯科医院です。30年以上の経験を持つ院長の森山明英さんに、仕事のやりがいや歯科医師に求められる能力についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 患者さんの大切な歯や口の健康を守る仕事。担う責任は大きい
  • プラモデル作りが好きだった高校時代。歯の詰め物や被せ物を作ることに似ている!?
  • 手先の器用さと根気強さ、歯科医師にはどちらも求められる

詰め物や被せ物がピタッとハマる瞬間はたまらない!

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

患者さんの歯科治療を行うことがメインですが、カルテのチェックや勤務している歯科衛生士、歯科助手への指示や管理も全て歯科医師の業務となります。

<一日のスケジュール>
08:00 出勤、カルテチェックなどの作業
09:00 スタッフが出勤
10:00 診療
12:30 昼休憩
14:00 診療
20:00 診療終了
20:30 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

虫歯などで悪くなった歯の治療に使用する詰め物や被せ物の金属を作るときです。ものづくりが好きな気持ちがうずきます。せっかく作るのであれば美しく作りたいですし、ミクロン(1mmの1,000分の1)単位で調整をすることによって、強度も上がり、長持ちします。詰め物や被せ物がピタッとはまった瞬間には、大きなやりがいを感じますね。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

患者さんに対しての責任が大きいことです。例えば、電化製品なら1年間のメーカー保証である程度の義務を果たせると思いますが、歯科の場合は決してそうではありません。患者さんの大切な歯を少しでも多く、そしてより長くいい状態にしてあげたいという思いがあります。
治療する歯において虫歯が再発しない状態で一生もたせることはできなくても、丁寧な作業を積み重ねていくことによって、自分にできる限りの最善の治療をさせていただくことが大切だと思います。

ものづくりが好きだった。技術職を目指して歯科医師に

技術の高さを信頼し、2時間以上かけて治療に通ってくる患者さんも

技術の高さを信頼し、2時間以上かけて治療に通ってくる患者さんも

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

ものづくりが好きだったので、技術職に就くことを考えていました。高校生の時から理系だったのですが、当時、理系の技術職にはあまり選択肢が無かったんです。医科・歯科・薬科のどれに進もうか迷っていて、大学受験では歯学部と薬学部に合格しました。
親戚に医師や歯科医師がいたわけではなかったのですが、叔父が製薬会社に勤めていて、その叔父から歯学部に進むことをすすめられたのが、歯科医師になったきっかけですね。


Q5. 大学では何を学びましたか?

歯学部は6年制で、1年生から4年生までの基礎科目は、医学部とほぼ同じような内容だと思います。英語、ドイツ語、ラテン語、量子学、数学、物理から、生理学、生化学のような基礎医学までですね。歯科とはあまり関係ないようにも思えるのですが、人体解剖の実習もありました。頭や臓器のことについてもしっかりと学びましたよ。
5・6年生になると、歯科の実技的な部分をより深く知る授業になります。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

小さな頃はパイロットやカーレーサーに憧れていましたが、高校生の時には、特になりたいものはありませんでした。でも、大型のバイクや車に関連するプラモデルを作るのが好きでしたね。
プラモデルを作る時、ただ単にパーツを組み立てるのではなくて、細かくバリ取り(*)をしたり塗装にこだわったりしていたのですが、今思うと、歯の詰め物や被せ物の金属を作る作業に似ているかもしれません(笑)。
そういう意味では、高校生の頃の想いと少しだけつながっているかもしれないですね。

*バリ取り:加工されたプラスチックや金属、ゴムについている出っ張りを、ヤスリなどを使って取り除くこと。

知識プラス技術がなければ、患者さんを治療できない

Q7. どういう人が歯科医師に向いていると思いますか?
 
よく言われているのは、手先が器用なことです。あとは、細かい作業をコツコツとこなすことができることも重要ですね。手先が器用なだけではだめだし、コツコツと細かい作業ができても不器用だと難しいと思います。この2つを持ち合わせていることが、大きな条件になりますね。
知識があって頭では理解できていても、不器用だったり根気がなく、うまく形にできないのであれば、歯の詰め物や被せ物を作るのは難しいです。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

「仕事=お金を稼ぐこと」ではあるのですが、そういう考え方だけで仕事を選んでしまうときっとつまらないですし、飽きてしまうことがあると思います。興味を持って楽しみながら仕事をすることがベストですね。


大学に進む段階で歯科医師の道を選択した森山さん。自身の経験から、より早い段階で将来の仕事について考え、視野を広げて多くの仕事に興味を持つことが大切だとおっしゃっていました。
将来就きたい仕事を決めて、そのために必要な知識や技術を得ることができる大学や専門学校を選ぶためには、早いうちから将来のことを意識しておいた方がいいかもしれませんね。


【profile】森山歯科医院 院長 森山明英

森山歯科医院 http://moriyama-dental.com/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「歯科医師」
はこんな仕事です

歯科医師は、虫歯や歯周病の治療を行い、口内環境を健全な状態へ導く仕事。治療だけでなく、正しい歯の磨き方を教えたり、歯石取りをしたり、健康な歯を維持するための病気予防も行っている。最近では「歯を美しく見せる」という観点から、歯並びの矯正治療やホワイトニングなどの需要も高い。歯科医師の大半は開業医だが、大学病院で歯科口腔(こうくう)外科や矯正歯科、小児歯科などの分野に分かれて働くケースもある。近年、歯科医師は過剰傾向にあるため、より高い技術力や信頼性が問われる職種でもある。

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