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【シゴトを知ろう】POPライター 編

2017.05.29

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】POPライター 編

ドラッグストアや書店、CDショップなどで、皆さんが何気なく目にしている手書きのPOP(ポップ)。パッと目に留まり、興味をそそる商品紹介を読んだことで購入を決めた、なんて経験はありませんか?
総合ディスカウントストアのドン・キホーテで買い物客の目を引くPOPを日々生み出している伊藤雅子さんは、POPライター歴14年! 商品の販売促進において重要な役割を担っているPOP作りの裏側やPOPライターの仕事に就いたきっかけなどについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • A4サイズのPOPなら5分で完成! プロとして仕事をする以上、品質とスピードが求められる
  • 子育てが一段落した40代、高倍率をくぐり抜け憧れていた仕事をつかみ取った
  • 絵がうまいだけではなれない! POPライターに必要な心構えとは?

状況に応じ、求められるPOPを手際よく作る

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

POPライター専用の制作スペースで、店内の買い場(*)に出すPOPを作成しています。弊社では、POPは接客要素としてとても重要なアイテムの一つと捉えています。見ているだけでお客さまがドキドキワクワクし、なおかつ、商品の特長がひと目で分かるPOPを作り、販売につなげています。

基本的には、販売スタッフから届く依頼書を元にPOPを作成します。サイズは、名刺よりも小さいサイズから大きいものまでさまざま。A4サイズのものなら5分以内で仕上げていますね。
ほかのスタッフとは違い、POPライターはほとんどの時間をデスクで過ごすため、お店にかかってくる電話への対応も行っています。

*買い場:ドン・キホーテで使用されている用語で売り場のこと。

<ある一日のスケジュール>
09:00 出社、メールや社内連絡事項の確認
09:10 買い場巡回(防災対策リーダーを兼任しているので、スプリンクラーにPOPが当たっていないかなどをチェック)
09:20 POP作成作業
12:00 ランチ
13:00 POP作成作業
18:00 退社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

パソコンでもそれなりのPOPはすぐに作れると思いますし、実際、買い場にはパソコンで作ったPOPも掲示しています。そのような中で、販売担当者から「パソコンで作ったPOPから手書きのものに変えたら、商品が売れました!」という声を聞くとうれしいですね。
POPライターが買い場に長時間出て反響を確かめることはなかなかないのですが、たまに買い場に出た際に私が書いたPOPをじっくり見ているお客さまを目にすると、やりがいを感じます。

▼YouTube「ドンキチャンネル」職人技のPOP作成



Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

この仕事に就いたばかりのころは、求められるスピードに応えつつも品質を落とさないものを作ることが大変でした。その時の状況に応じて次々にPOPを作っていくので、スピードがとても重視される仕事なんです。
例えば、店内でお客さまが洗剤の容器を落とされて床がぬれてしまったときは、すぐに買い場から依頼が来て、「床がぬれていますのでお気をつけください」といった掲示物を作成します。1秒でも早く作成しなければ、お客さまがけがをされることも考えられます。

最初のころは、販売スタッフから依頼されたPOPをやっと作り上げて渡したところ、もう商品が売り切れてしまい、作った作品は日の目を見なかったという経験もあります。がんばって作ったつもりでしたが、必要とされる時間に納められず、独りよがりな制作になってしまいました。

40歳を過ぎての再就職。昔からやりたかったことに挑戦した

店内で目を引く立体的な大型POP。思わず立ち止まってしまう

店内で目を引く立体的な大型POP。思わず立ち止まってしまう

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

40歳を過ぎた時、子どもは大きくなったし、そろそろまたしっかり働こうと思って職探しをしていたところ、弊社でPOPライターを募集していたことがきっかけです。
POPライターの経験はありませんでしたが、まずは説明会に行き、実技試験を受けました。実技試験の内容は、見本をまねてPOPを書いてみるというもので、その後の面接でさらに人が絞られ、残ったメンバーで1週間の実技研修を受けました。その中から最終的に私を含めた3人だけが、採用となったんです。
今思えば、どうやら結構な高倍率を突破したようです(笑)。晴れて、昔から憧れていたイラストや文字を書く仕事に就くことができました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

小さいころから絵や字を書くことが好きでした。高校生のころはイラストレーターになるための専門学校へ進学したいと思っていたのですが、親に反対されて大学へ進学し、国文学科を専攻しました。大学では主に日本文学を学び、在学中に教員免許を取得しました。思い返せば、大学在学時には多くの日本語にふれましたね。

大学卒業後はワープロ(当時はパソコンがまだ普及しておらず、ワープロが主流)のインストラクターを数年経験した後、パソコン教室の講師やデータ入力作業、内装業での事務作業など、今とは全く畑違いの仕事をしてきました。でも、どの仕事も主に「文字」を使う仕事だったことが共通しています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃はイラストレーターの他、映画の字幕テロップを書く仕事にも憧れていましたが、どうしたらその仕事に就けるのか分からず、映画の字幕を書く仕事はすぐに諦めてしまいました。でも、絵や文字を書くことが好きという幼い頃から持っていた気持ちは、ずっと変わることがありませんでしたね。
40歳を過ぎて新たに職を探した時、事務職に再び就くことも選択肢としてはありました。ですが、最終的には「一度きりの人生、自分がやってみたいと思うことをしよう!」と判断をして、今に至っています。

芸術作品を作るのではない。プロとして求められる作品を作る!

作業に集中できる環境が用意されている

作業に集中できる環境が用意されている

Q7. どういう人がPOPライターに向いていると思いますか?

字を書くのが好きな人、時間に対する意識がしっかりしている人ですね。というのも、POPを作るのに、ものすごく時間をかけていいものを作ることは求められていないからです。会社という組織が決めた一定の品質を満たし、なおかつ「早い」「うまい」ものでなくてはいけないのです。

そのほかにも、販売スタッフからの依頼書や依頼内容をうのみにせず、どんなことにも興味を持って、自分なりの判断ができることも必要です。なぜなら、販売スタッフからの依頼書に書かれている内容が間違っていることだってあるからです。疑問を持ったら自分で調べたり、もし漢字が間違っていたのなら直した上で仕上げるといった機転を利かせることが大切です。
言われたままや独りよがりにならず、会社組織の一員としてPOPライターという立場を考えられる人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

高校生の頃は、「なんでこんなこと勉強しなきゃいけないの?」と思うことがたくさんあると思うんです。でも、知っておいて損する知識なんてありません。もっともっと貪欲に、何でも楽しむといいと思います。それがいつか役に立つことだってあるんです。
そして、クラスメイトや友達と過ごす時間は、人と人とのつながりという大切なことを学べる場でもあります。社会に出て感じるのは、人とのつながりがあるからこそできることの多さです。今という時間を大切に、そして目いっぱい楽しんでもらいたいです。


「私たちPOPライターは、店内で直接お客さまを接客するのではなく、自分たちが作ったPOPで接客をしているのです」と伊藤さん。ベストセラーの本が生まれたり、商品の売り上げを左右するなど消費者への強い訴求力が実証されている手書きのPOPを作成するPOPライターには、消費者の心を動かす工夫が求められています。
POPライターの仕事に興味がある人は、まずは近くのお店に行ってみましょう。お店によって表現方法や掲示方法に違いがありますので、見比べてみることで何か発見につながるかもしれませんよ。


【profile】株式会社ドンキホーテホールディングス POPライター・京葉支社リーダー 伊藤雅子

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」 http://www.donki.com/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「POPライター」
はこんな仕事です

手描き文字やイラストを使用し、店頭販売用の広告・値札を作成するのがPOPライターだ。スマートな百貨店の売り場よりも、小売店、スーパー、ドラッグストアー、電気店などの賑やかな売り場づくりで活躍。商品の魅力をどう説明するのか、訴求ポイントを整理するのか、それを考えて作業に着手。太い文字をフチで囲んだり、ハイライトを入れたり、ラミネートをつくったり、客が商品に気付いて購入意欲が刺激されるようにする。商品の特性と消費者のニーズを読み取り、的確に表現するイラストや文字装飾の技量を高めたい。

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