【シゴトを知ろう】マンションリフォームマネージャー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】マンションリフォームマネージャー ~番外編~

2017.06.09

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】マンションリフォームマネージャー ~番外編~

異業界から転身し、リフォーム会社での経験を積み、現在は東京・新宿にある住まいとインテリアの情報センター「リビングデザインセンターOZONE」で住宅とインテリアに関するアドバイスを行っている川端幸枝さん。マンションリフォームのトレンドやこの業界を目指す高校生へのアドバイスなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 制約がある分、内装を凝ることができるのがマンションリフォームの利点
  • この仕事に興味があればまずは自分の部屋をDIYでリフォームしてみよう
  • 良いものとチープなもの両方を見ることが大事

「個室を小さくLDKを広く」がトレンド

リフォームの施工例

リフォームの施工例

――マンションリフォーム業界では最近どんなデザインのトレンドがありますか?

インテリア全般においては“シャビーシック”という古びた中にも品の良さや味がある雰囲気が流行しています。マンションではコンクリートむき出しの内装が特定の層の方には好まれますが、冬は寒くて結露しやすく体調を崩す原因にもなるので、気をつけないといけません。やたら声が響くという問題もあります(笑)。居住空間なのでデザインだけで決めるのではなく、吸音性や断熱性にも気を配りたいところです。


――間取りを変えるリフォームもあると思いますが最近の傾向は?

昔は部屋数の多いマンションがよく売れていましたが、今は個室を小さくLDKを広くして、リビングにすてきな家具を置きたいというニーズが多いですね。部屋をつなげて広くすることで、窓が増えて快適になるというメリットも。
年配のご夫婦でしたら巣立った子どもたちの部屋を残しておくのでなく、帰省したときだけ泊まれる区画をリビングに作ったり、リビングの一角に趣味を楽しむコーナーを作りたいというご要望も多いです。
LDKを充実させると家族のコミュニケーションが良くなるという話もありますし、家をただ食べて寝て着替える場所ではなく、すてきに暮らす場所として考える方が増えていると感じます。


――これまで最高でどれくらい築年数の古い物件を手掛けたことがありますか?

築40年のマンションの部屋をリフォームしたことがあります。でもそれくらいの時期に建てられたマンションは実はコンクリートの質が良く、躯体(くたい/骨組みのこと)には問題がないことが多いんです。問題は配管です。電気や給排水管を全て取り換えないといけないのですが、それが奥深くに埋まっている場合もあり、取り換えが難しい場合もあります。その場合は別の場所に新しく配管を作ることになります。

リビングデザインセンターOZONE

リビングデザインセンターOZONE

――リフォームは新築に比べて難しいことも多いようですが、想定されるトラブルにはどんなことがありますか?

よくあるのはお客様がリフォームを軽く考えて実行してしまうことです。私たちが設計したプランに対して「本当にこれでいいのか」とお客様自身が悩む期間を十分に取ることが必要です。でも実際には、どれくらいの工事が必要なのかも分からないまま、仕事の都合やお子様の受験の都合で期限だけが決まっている状態でご相談に来られる方も多いです。
できる範囲で何とか間に合わせてくれるリフォーム会社もありますが、無理なスケジュールを組むと、ご家族と話し合う時間が十分に取れず、浅い考えで全てを決断することになりかねません。リフォームは壊して廃材を撤去することから始まりますので、意外と時間もお金もかかるのですが、そこを認識されているお客様は少ないかもしれません。
また、数百万円、数千万円の案件ではリフォーム会社と契約書を取り交わすことも大切です。もちろん、きちんとした会社なら言わなくても用意してくれますが、口約束で決めて後で大きな金額を請求されたというお話も聞いたことがありますから、気をつけていただきたいなと思います。

マンションリフォームはインテリアにこだわるお客様が多い

――新築の家にはないリフォームならではの魅力とは?

マンションは一戸建てよりも制約が多くあります。玄関のドアは変えられませんし、骨組みそのものも変えられません。でもそこにお金を使わなくていい分、インテリアのクオリティにこだわりたいというお客様は多いです。床材に良い素材を使ったり、壁紙も高級なアクセントウォールを取り入れたり、インテリアでいろいろな付加価値をつけられるのがマンションリフォームの良さだと思います。

マンションリフォームの施工例

マンションリフォームの施工例

――普段の生活でもお仕事を意識してしまうことはありますか?

話題のカフェやショップ、ホテルなどはやはり気になって見に行きますね。家具や壁紙、内装の仕上材の種類などをチェックして、「お金をかけずに上手にやっているな〜」「ここはちょっと……」と勝手に評価しています(笑)。インテリアにもファッションと同じように海外見本市があり、そこで発表される新作のトレンドが大抵は反映されていますね。さまざまな経験をお客様にフィードバックできる仕事なのでそのようなインプットも大切です。


――この仕事に興味のある高校生が今のうちからしておくといい体験はありますか?

実際にリフォームを体験してみることが一番だと思います。今はお金をかけずにできるDIYはたくさんあります。例えばペンキを一缶買って、壁の一面だけを塗ってアクセントにするのもいいですよね。
また、私がインテリアの専門学校で言われて納得したのは「良いものとチープなもの両方を見なさい」ということ。お金がなくてもたまには高級ホテルにお茶を一杯飲みに行くという経験も大切です。海外旅行に行っても、著名なデザイナーが内装を手掛けたホテルに泊まるのは難しくても、エントランスやロビーに入るだけならタダですから見に行ってみてください。
デザインはどうしても自分の知っている範囲で考えてしまうものです。手が届かないとしても、世の中にはこんなにクオリティの高い家具や小物があるのかということを知っておくと、デザインの幅は広がります。逆に、お金をかけずにどれだけ良く見せるかという工夫は小さなカフェやショップが参考になります。そうしたものをたくさん見ることで知識が蓄積されますし、新たな興味のきっかけになることもあると思います。



建物を見てどのような工事が必要かを見立てる力は、現場の経験を重ねて身につけるしかなく、川端さんもリフォーム会社で働き始めた20代の頃はたくさんの失敗を通して学び、お客様に育てていただいたと感じているそうです。資格は入り口でしかなく、ゴールはお客様に喜んでいただける仕事をすることだという意識も大切にしたいですね。


【profile】リビングデザインセンターOZONE 川端幸枝
https://www.ozone.co.jp

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「マンションリフォームマネージャー」
はこんな仕事です

新築だけでなくリフォーム物件も増えているマンション。部屋を所有する人がライフスタイルの変化に合わせて間取りや住宅設備を変えたり、賃貸・転売用に模様替えするケースも多い。そんなときにリフォーム工事全般に企画から携わり、施主へのプレゼンテーション、設計・施行手配、工事後の管理などを引き受ける仕事。戸建て物件とは違い、マンションの場合は管理組合と折衝してトラブルを回避するのも業務の一つ。資格取得には、図面作成、間取りやデザイン知識、水道や電気設備などのインフラ設備の基礎知識も必要となる。

「マンションリフォームマネージャー」について詳しく見る